Catch of the day

food planner cacoの日々もぎたてスピリッツ・・・

心に届けるもの

2012-07-08 18:04:14 | 仕事
昨日、山梨学院大学で講義をしました。


扉が開いて中に入るとたくさんの生徒さんと階段教室。


階段教室はなつかしい。

私が学生の時は教授が背を向けた瞬間にさっと身をかがめ

カニ歩きで脱出! この階段教室の脱出は結構スクワット状態でハードだった。


おかげで出席日数が足らずフランス語は・・・

追試だったあ~・・あはは、でも大丈夫~ギリギリ卒業!おめでとう~OK~ 


その私がgooの特集でフランスの取材をして記事を書いたり、

フランスを題材に大学で講義をするなんて・・・

人は変わるものですね。


講義中、話をしながらなるべく気をつけたいと思うのは

全員の顔を見ながらということ。

階段教室では比較的全員が視界に入ってくるのですが

人というのは不思議なもので反応よくうなづいてくれる人に

どうしても視線がいってしまうものなのです。

たくさんの情報と思いが伝わっているといいのですが。


イベントでの講師や大学で時々講義をするようになってから

ふと考えるようになりました。

講義中、生徒さんとの間にある距離。


イベントではこの距離を計るツールとしてアンケートがあったりするわけですが、

このアンケート。

レストランでもそうですが、

食べている時にあまり真意はわからない。

店の外に出でドアを閉めしばらく経つと、

さっきまでまた来ようと思っていたけど、コロっと気が変わっていたりする。

だからイベント直後、その場で書かされるアンケートって

あまり生きたマーケティングとは言えないと思っています。


終わった後の生徒と交わすコミュニケーションこそがベストだと。


「講義内容」と「生徒とハートでつながる」

学校の先生はどちらをプライオリティに授業をしようかとか、

いろんなことで悩まれるのだろうなあ。


90分の講義終了。

時間ぴったりでした。


みなさま本当にありがとうございました。

インターネットの情報ではなく

海外へどんどん出て生きた情報を自分のものとしてください。

そして日本女性のDNAに必ずある「紡ぐ」。

これは器用で繊細な日本人女性に与えられた宝です。

インプットしたものと自分のなかにあるたくさんの情報、

金糸、銀糸と合わせ紡ぐように素敵なものをアウトプットしてほしい。

生きた情報があればあるほどアウトプットが楽しくなるものです。

そんなメッセージが心に届いていたら嬉しいです。


山梨学院大学にご縁をつないでくださった

友人の折居由加さん。

ありがとうございました。

由加さんには本当に感謝しています。





電車の窓からこんな風景に・・・うと・・・うとうと・・・

ZZZ・・・

なんて長閑なのでしょう。


山梨からの帰り、

武庫川女子大の生徒から「Cacoさんの講義がまた聴きたいです」

嬉しい・・・

そんな一言に胸がじーんとするお年頃になったようです。

武庫川女子大での講義は来年2月に予定しています 


みんなの心に届けるものは何なのか?

ハートでつながる講義に挑戦してみようと思っています。



週末レシピ
↑週末レシピはこちらから