カプチーノノート cappuccino note

日々更新。ネタ探しの毎日。今日もいいことありますよ。

ツバメの谷を読み終わる

2024-08-11 | 本を読む

中に目覚めて明かりをつけて本を読む。また楽しからずや。

ツバメの谷読み終わりました。

びっくりするほど中身を覚えていませんでした。

なので展開を読めず、おもしろかったです。

こんな読書の楽しみ方もあるんですね。

昔、読んだ時はただの続編くらいしか思わなかったんですが、今回はツバメ号とアマゾン号よりおもしろかったぐらい。

もちろんツバメ号とアマゾン号を読んだ後だからこそのおもしろさです。

この後、3巻目の「ヤマネコ号の冒険」は登場人物たちが冬休みに作ったお話ですし、4巻目の「長い冬休み」になると新しいメンバーが加わって、物語の世界観が変わってしまいます。

「ツバメの谷」は失敗・不運からの回復の物語です。

ジョンはツバメ号を難破させてしまい、アマゾン海賊姉妹は家に大おばさんがやってきて、監視下に置かれ自由行動ができなくなります。

この状況にどう対処し、回復させていくかが描かれています。

もちろん大人のフリント船長が手助けをしてくれますが、子どもたちは子どもたちでできることを一所懸命していきます。

そして、カンチェンジュンガ登山をして、湖の西に広がる荒野を探検して地図に描きます。

カンチェンジュンガでアマゾン海賊姉妹の両親とフリント船長が30年前に残した登頂記念のメッセージが書かれた紙を見つけます。

子どもたちは紙の裏に自分たちの名前と登頂した日を書きます「1931年8月11日」って93年前の今日じゃないですか。シンクロしてます。

1931年は日本関連だと9月18日に満州事変のあった年です。

きな臭くなる前のつかの間の平和な時代だったのかな。

となるとツバメ号とアマゾン号は1930年の夏の物語ということになります。

Wikiの1929年説は間違っているみたい。

20240811

 

 

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「最長片道切符の旅」ブックレビュー動画をアップしました

2024-08-08 | 本を読む

脇俊三著「最長片道切符の旅」は何度も読んだ本です。

で初めて読んだ時か何度目かでもやもやするところがあったんです。

今回、動画にするのでいろいろ調べたところ、それらしいもやもやの原因を見つけました。

それを語りました。

宮脇さんは早期退職、セカンドライフの先人です。

どれだけあこがれたことでしょう。

とはいえ、別に会ってみたかったとかじゃないんです。

本を読めば満足。

ということで下のイラストをクリックしてください。

20240808

今、見たらチャンネル登録者101人ですって…。よかったー。

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ツバメの谷を読み始める

2024-08-04 | 本を読む

ンサムサーガ第2作「ツバメの谷」を読み始めました。

岩波少年文庫を買っていないので、ランサム全集2巻のハードカバーで読んでいます。

何度も読んだのにまったく内容を憶えていません。

なのでその後の展開が読めません。

これはある意味しあわせなのかもしれません。

前回読んだ時は子どもたちが死に至る危険を冒しているように感じたのに、今回はそんなことを感じないのも不思議です。

この本を寝る前に読むしあわせ。

毎日、こんなでいいのかもしれない。

20240804

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区間阿房列車について語りました

2024-07-30 | 本を読む

のう、区間阿房列車について録画していたら、ぐずぐずで途中であきらめました。

その後、ちゃんと原稿を作り、今朝までかかって原稿を完成させ、録画しました。

区間阿房列車というのは阿房列車の第二作で御殿場線とか興津、由比あたりでぶらぶらした旅をシリーズ最長の原稿量で書いたものなのです。

なので、内田百閒独特のテクニックでいろんなエピソードが組み込まれています。

そのあたり、気づいたところを語ってみました。

区間阿房列車を読んだ方ならわかってもらえそうなんですが、読んでなければちっともおもしろくないでしょうね。

ということで下のイラストをクリックしてください。

20240730

なんと現在チャンネル登録者99人なんですよー。

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阿房列車について語りました

2024-07-22 | 本を読む

日の動画は「阿房列車」について語りました。

19分間一発撮り、原稿は作りましたが、原稿どおりに読んだわけではありません。

今回、改めて「特別阿房列車」について調べると汽車旅行の費用は「小説新潮」の編集部に借りたんだと思うんですが、今までは編集者の小林(椰子)さんに借りたんだと思っていました。

でも、一編集者が借金の対応をできるわけがありません。

なので小説新潮編集長佐藤氏(新潮社専務)が対応したのではないでしょうか。

そして、原稿は新年の1月号に掲載されるのだから、旅行の日付はだいたい特定されたのでしょう。

ということで下のイラストをクリックしてください。

20240722

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今日はツバメ号とアマゾン号を紹介しました

2024-07-06 | 本を読む

日は動画で本を紹介しました。

ツバメ号とアマゾン号という児童文学です。

最初はこのブログの過去の記事を読んで録音して動画を作ろうと思ったんですが、それではわけがわからなくなっしまいそうでやめました。

ツバメ号とアマゾン号って今となっては子どもは手に取りにくい本になっています。

自然の中でヨットに乗ってキャンプしてなんて、子どもが手を出せることではないでしょう。

なので大人の児童文学として紹介しました。

この本を読んでいない方はぜひ手に取ってみてください。

子どもの頃のあこがれの世界にひたれます。

ということで下のイラストをクリックしてください。

20240706

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「Casa BRUTUS」2022.1と「熊彫図鑑」

2023-06-20 | 本を読む

Amazonで「木彫り熊」を本カテゴリーで検索すると「Casa BRUTUS」2022.1『部屋と置物』が出てきます。

木彫り熊についての本が欲しくて売っていた現物の「Casa BRUTUS」2022.1を発注して手に入れました。

読んでみると八雲の木彫り熊についてくわしく載っていました。

買ってよかった。

あまりにくわしいので、たぶん元ネタ本があるはずとネットやらYouTubeやらで調べると「熊彫図鑑」という本が出ていることがわかりました。

「熊彫図鑑」は流通経路に出ている本ではないらしくAmazonにも出てきません。

直販で買うか、Yahoo!ショッピングを通して蔦屋で買うしかないようです。

送料がかかるのでPayPayポイントがもらえるYahoo!ショッピングで買いました。

本だけで税込6600円です。

で読んでみたら、やっぱり雑誌の元ネタ本はこれでした。

「Casa BRUTUS」は北海道八雲町の記事もあり、八雲町に行きたくなりました。

柴崎重行さんの熊がほしいなー。

ヤフオクで100万近いお値段で出品されていますが、さすがに手が出ません。

この前元値が安かったのを10万で入札したら、落とせませんでした。

うちにある熊が柴崎さんの作品なのか、わからなくてもかわいいからいいんですが、もう少し調べたいところです。

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「ずっとやりたかったことを、やりなさい」を読む

2022-03-22 | 本を読む

題:The Artist's Way ジュリア・キャメロン著 菅靖彦訳 サンマーク出版 2001

なぜ、出版当時にこの本に出合わなかったのか?

それは今こそ、この本に出合う必要があったからとしか言いようがありません。

しかし、これほど原題と違うタイトルをつけるってどうなんでしょう。

本の内容をわかりにくくさせています。

でも原題どおりタイトルが「アーティストになる方法」だったら売れなかったでしょうね。

さて、本を読んでみた結論は岡田斗司夫さんのYouTube動画がすべて、動画を超える発見はありませんでした。

モーニング・ページとアーティスト・デートの二大メソッドによって、アーティスト(なりたかった自分)になれるってすごいウソっぽいですが、たぶん本当っぽいです。

私はモーニング・ページを書くためにいつもより30分早く起きるようになりました。

コーヒーを飲みながら、モーニング・ページを書くのは楽しいです。

途中、ペンが止まることもありますが、次から次とペンが進むと楽しいことこの上ありません。

3ページで30分かかります。

たぶん、3ページの秘密は時間との関係がありそうです。

内省は30分くらいがちょうどよさそうです。

しかし、いつもブログで文章を作っている私には3ページの文章は楽しみの対象ですが、ふだん文章を書かない人には苦痛でしかないでしょうね。

この本には新版、続編があり、そこに別のアドバイスがありそうです。

その本を読むまで、この本の感想は書いてはいけないような気がします。

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「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んで、観る

2022-03-21 | 本を読む

ョ・ナムジュ著 斎藤真理子訳 筑摩書房 2018

3月18日(金)の夜、CSの番組表を見たらムービープラスで「82年生まれ、キム・ジヨン」を放送していました。

チョン・ユミさんとコン・ユさんが出ていて、途中から録画をしました。

「82年生まれ、キム・ジヨン」はかつてベストセラーになり話題になった本でした。

そこでまず本を読むことにしました。

図書館で借りて、今日の午前に読み終わりました。

確かにベストセラーになるくらい力があっておもしろい本でした。

かつて読んだ「母をお願い」を連想させる突き放した、救いがない結末でした。

韓国に生まれた女性が出合う残酷な通過儀礼が描かれていました。

キム・ジヨンは一つ一つの関門を超えて行くたびに傷つき、心が壊れていきます。

結果として別人格が現れてしまいます。

夫は彼女を病院に連れていきます。

本は病院の医者の視点で描かれ、彼女が通院している時点で本の物語は終わります。

この本をどう映画化したんでしょう。本のままでは映画になりそうもありません。

で、映画を観ました。

さすが、韓国。売れそうな映画を作り上げました。

対応する人物は変わっていてもエピソードはほぼ同じでした。

映画はキム・ジヨンがかつてなりたかった作家になり、「82年生まれ、キム・ジヨン」という小説を書き始めるシーンで終わります。

ハッピーエンド。

本を読んでから映画を観てよかった。逆なら本を読み終わってびっくりしたことでしょう。

映画みたいな内容だったら本はこんなに話題にならなかったと思います。

さて「ずっとやりたかったことを、やりなさい」ではシンクロニシティについて記述があります。

アーティスト・ウェイを始めるとシンクロニシティが発生しやすいのだそうです。

「82年生まれ、キム・ジヨン」に今、出会ったのはまさにシンクロニシティだったのでした。

キム・ジヨンはどんどん自分を抑圧して、自分を無くしてしまいました。

彼女がもしモーニング・ページ(アーティスト・ウェイ)をしていたら、たぶん自分が無くなることはなかったのではないかと思いながら本を読んでいました。

そしてアーティスト・ウェイを続けていれば、映画のような作家(アーティスト)になれたことでしょう。

そんなことを考えてしまいました。

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「心はどこへ消えた?」を読む

2022-02-27 | 本を読む

畑開人著 文芸春秋 2021.9

コロナ禍中に書かれた臨床心理学者の週刊文春連載エッセイ。

私の心は一人ぼっちじゃ見つからない。

対面する二人の間に私の心は見つかるということらしいです。

読む時期が遅すぎたのか、テーマはおもしろくて、興味深いのになぜか私の心に響かないのでした。

それなりに自由に生きることができる現在、心を病んでも生きることはできるのです。

カウンセリングを受けようと思うこと自体が心を変えるきっかけだし、なによりカウンセリングに通うことが心に変化を与えるんだろうと思います。

語られるカウンセリングのエピソードは実際そのものでないとあとがきにありました。

エッセイに必要なのはそこまで書くかというほどのリアリティだと思います。

そこが、私をひきつけなかった原因なのかもしれません。

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