やっと、やっと梅雨明けしたら猛暑で どないもこないもできまへん。
あの雨の日が懐かしく 涼しかったなと思い出してしまう、あれほど欲しかった太陽が
憎くて憎くてしかたないです。お盆前までには少しでも耕作放棄地の草刈りをしてお
きたいと思っていたのに、いや、それよりなによりお盆が来るから家の前の畑の草を
刈るつもりが できてない。できてないどころか その茂みに乗じてイノシシが
入り込むようになってしまいました。毎月二日が父親の月命日なのでお墓の掃除と
供花の交換で行くのですが この間は シカが途中の山で寝ていたようでいきな
り立ち上がり、「ピー!」と鳴いてこっちを見てきました。「カメラないよー」と思いなが
ら一歩歩くとぴょんぴょん跳ねて 山に入っていきました。お墓から下を見ると
下の畑から 何かほわほわしたしっぽのものが歩いていて「なんだ?」とみていたら
畑の持ち主の家の横でちょこんと立ち止まり動きません。「タヌキ?」と声を掛けたら
見上げて警戒しています。しばらく 座っていてまた畑に戻って行きました。
たぶん、その家のおばさんが野良猫に餌をやっているのを知っていて それが出る
時間だったのかもしれません。困ったものです。野良猫に勝手に餌を与えて、猫を
増やしていることがわからないのです。餌をやらなければ 居着くことも無くどこか
に行くのに、ニャーと鳴けば「おぉ可哀想!」で餌をやって 飼わずにいる。去勢手術
もしない。そんな猫が我が家で子を産んだ・・というと、「言ってください、私が捕まえ
て捨てます」って・・・それって動物愛護法に反してない?なんで、あんたがエサやって
るネコの子を 私たちが騒音を立てて親猫もろとも自発的に出て行ってもらってる
ことを想像しないのか?挙句の果てはタヌキまで餌をもらってるやん・・・
月命日の二日の日の朝 家の前の畑にイノシシが入った。
長梅雨と おばあちゃんの入院で草刈りもままならないまま、それでも二度私は
草刈りをしたのに、雨が降ると草が伸び放題で・・なにをどこに植えたか もうさっ
ぱりわからない状態。それでも 里芋・田芋の大きな葉っぱは茂った雑草から見え
ていたのに 早朝それらが押し倒され 掘り返されていました。どこから入ったの
か、畑の周囲を見て回ったら


細いメッシュ網の柵を内側に押しやって侵入そして、芋の葉を証拠に残してくぐって
出たようです。相当力があるのか どのくらいの大きさかわからないけどなんとか
ここを修繕しないとまた入られます。それにしても 自分でも情けなくなります、この
茂りようには・・・いたるところに 猫じゃらし・・・
お墓に行く道の角を曲がると前方になにやら 横たわっています。今回はカメラ持
参していたのですが、「昨日のタヌキが毒を盛られて死んだのだな」と。

しかし、死なれているとなると誰が片付ける?私か?おばさんがエサやってる(たぶ
ん)タヌキだろ・・でも片付けてくださいなんて言ったら「私、餌なんてやってません」
と言われるに決まってる。でも昨日見たのより 少し小さいようだ・・って、何匹も
いるのか?歩き出したら 遺体が動いた・・これってタヌキ寝入り?寝ぼけてるのか
きょとんとしている。

ズームで撮るとなんかボケた。生きてるなら ビビることも 遠慮もいらない。
ズンズン歩いていくと 状況を察したのか 後ろの階段を駆け上がってシカが
跳ねていった山道まで走っていき、止まった。

うまい具合に目が光ってそこにいるのがわかるでしょ。
シカもタヌキも 人間を恐れてはいないようでだんだん 昔話の世界になっていく
ような気がしてきました。