こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

偲ぶ

2025-01-14 05:30:00 | 愛犬 こげ

こげがあちらの世界に走っていって 一週間。どこか寂しくてつかみどころのない

日々だけど 時間が経っていくことはしかたありません。こげが息を引き取り、辛い

けれど亡骸を葬らなければなりません。いつかは来ることだと 考えてはいたので、

火葬は町内にある動物霊園に頼もうと、連絡をしたのが 5日の朝九時前。この日は 

おじいちゃんの義従弟Gさんの百箇日法要に私たち夫婦が出席することになっていたの

で、火葬は午後からでできれば‥と思ったのですが、電話をすると 5日6日と年に

2度ほどの設備の点検で大阪から業者さんが来るのでできないんです‥と言われました

それならば仕方がないので 待つことにしたのですが、霊園さんが作業が終わって

できるだけ早く連絡をしますと言ってくれ、この季節なら大丈夫だと思いますが

お腹をドライアイスなどで冷やしておくといいですよ、お腹がガスで膨らんでくるの

で、と教えてくれました。以前、知り合いから その方もこの霊園さんににゃんが

死んだら連れていくまでにどうすればいいかと尋ねたら、ペットボトルに水を入れて

凍らせて 足の付け根やわきの下 お腹などを冷やして連れてきてくださいと教えて

もらったと聞いていたので、念のためにペットボトルは凍らせていたのですが、

法要を終えてドライアイスを買いに行ったら閉まっていて お正月休みちゅうでも

あって、家にある保冷剤を総動員プラスペットボトルで冷やすことに。時間がたって

いくにつれ だんだん硬直してくるこげを撫でながら 「おまえは暑いのも寒いのも

嫌いだったのにね、冷たいのいやよね?ごめんね」と声をかけました。姉から

動物は二週間で生まれ変わるらしい、その時はこれまでの姿とは違い、毛並みの色も

姿も違うけど、飼い主にはテレパシーでわかるとか、ちょこっと毛をカットしてお守

りで持つ人もいるよ・・というメールをもらったけど、こげのどこの毛をカットして

いいか、わからず そうそう、これまで何度か室内で落としていたこげのひげが何本

かある、そして こげを火葬にしたら お骨を少しもらって 私があの世へ旅立つ時

一緒に焼いてもらって・・と思っていたので そうしよう。こげを居間から表の

玄関間に移した。一晩中電気ストーブをつけていたときとは違い、二日ほど寒いけど

我慢してね。私は こげが旅立ったことを伝えなければならない人がいたのだけど

火葬してからにしようと思い、でもまずお世話になった獣医さんに報告しなくちゃ

と、日曜日でも診療しているので診療時間まえの予約電話の留守電に「○○こげで

す。あの、日付が変わるころこげが息を引き取りました。いままで短い間でしたが

ありがとうございました。先生にもよろしくお伝えください」これだけの言葉で

もうぐしゅぐしゅになってしまい、電話を切ったら先生が折り返し電話をくれて

「こげちゃん、がんばって年を越したんですね。」「はい、お薬でだいぶ落ち着いて

きてありがとうございました。」「ゆっくりお別れをしてあげてくださいね」と言っ

てくれて、これまで診察で見てもらったのは二回か三回か、あとは高齢で車に乗せて

連れていくのが無理になって お薬だけ出してもらっていたのだけど。

こげをうちに譲ってくれた三尾川のおばあちゃんの弟、私の叔父さんにも伝えないと

いけないけど、とても私の口から今は感謝の気持ちを話せない。。思うだけでも

涙が言葉よりも先にあふれてくるのだ。こんな いい子を、賢い子を私に譲ってくれ

たこと、一緒に過ごさせてくれたこと 本当にありがとう。まだほかにも こげを

可愛がってくれていた人がいるのに その人たちを思いだすだけでも泣けてくる。

ペット・ロスと言われるようになって久しいけれど、何かを飼ったことのない人には

その喪失感を理解してもらうには無理だと思う。言葉を発しないのだから 、でも

こげをはじめ ほかの子たちはちゃんとこちらのことは解っているのだ。

人間は 目を見て、そのはしゃぎようや跳ね回る様子でしかわからなけど・・。

こげは寝たきりになって 排便や排尿をペット用シーツにそのまま していた。

マナー・ウェアという男の子用体に巻き付けるおむつは あるにはあるけどLLサイズ

胴回り55センチ、こげは微妙に56か57センチ。何とか巻けるかとおもって 購入した

ら、巻けないのだ。だから排尿したら体を寝返らせて タオルで濡れた部分を拭く。

排便は 下痢をすることがなくいつもコロコロした便で すこし水を飲みすぎた時は

柔らかいな‥というくらいで、シーツを汚すだけですんでいた。体をタオルでゴシゴ

シしたり、ウンチをしたあとに私がそれを取ったら、こげがしっぽをパタパタするの

だ。見ていておばあちゃんが「取ってもらっておおきにって礼してるんや」といつも

言っていたけど、そのときは「そんなことないで」とは言ったけど、するたびに

いつもパタパタ振ってくれるのがこげやなぁと思っていた。寝たままで 私の顔を

見上げたり、鼻先を持ってくることは無くなっていたけど 私が頼りになっていたん

だと思う。あんなに大きく重かった足先も 小さくなるし、後ろ足もほっそりになり

マナー・ウェアが巻けるように痩せてきていた。排尿はそれで済ますようになっても

おしっこを出したよ、というのか鳴いてくることもあったし、相変わらず排便を

片付けたらしっぽをパタパタ、が精一杯の反応だったのかもしれない。こげの火葬が

二日延びたので心の準備もできたように思う。おとうさんは6日から仕事だったけど

7日は休みを半日取って火葬場に行くからと言ってくれて、乗っていく車は、普段

私が乗っている軽自動車で行くことにした。これまでこげがお医者さんに行くとき

や、古座川に泳ぎに行ったりしたときのように後部座席にシートを張って寝かせて

行くように準備もした。霊園さんから7日のいつでもいいですよと電話をもらって

朝8時にそちらに着くように行きます。なにか 少しお供え、最後ご飯を食べれてない

から、いいですか?と尋ねたら、いいですよ、口元に置いてあげてくださいね、お花

もいいですよ、何かで体をくるんで連れてきてくださいね。と言ってくれた。お骨は

全部引き取りたいんですというと、発泡じゃなかったなんでもいいですし、こちらに

も 三寸、四寸のお骨入れがありますからとも言ってくれた。こげには 最後のご飯

として 豪勢にしてあげようと思って小さい紙コップにサツマイモのペースト、これ

を凍らせたら気に入ってくれた。紙コップに三本流し込みその上に 元気だった時に

食べていた柔らかささみのジャーキー、それが硬くて噛み切れなくなってからの少し

柔らかめのジャーキー、を半分に折って入れ、年が明けてからはお正月だからお造り

を小さく切って口に持っていくと、鼻先で匂いを嗅いで パクパクと二切れ三切れと

食べたので、二日の日新年初売りのスーパーにお造りを買いに走りました。お肉も

お造り同様食べたので お肉も細切れだけど買ってきました。それも紙コップに入れ

夏場にバテないよう残して冷凍していたシカ肉も解凍してドッグフードと共に紙コッ

プに入れたら、三個ものお弁当になってしまいました。

火葬の日の朝、これまでこげが使っていた敷物にこげを寝かせるためにおとうさんが

抱き上げ、敷物に横たえました。それではくるめないというか 体に半分を掛けてあ

げられないので、もう少し動かして、と再度抱き上げた時にこげの口元か鼻先あたり

だった敷物に、「え!血が付いてる」と私が驚きの声をあげたのです。今寝かせたば

かりの敷物に赤い血が2,3センチの長さで。「どこから出たの?口元にも鼻先にも

無いよ」どこからかこの二日の間に出たのかなと思ったけど、再度抱き上げた時に

敷物の裏にまで血が滲みだしているのです。ということは 今、出てるのだな、こげ

が何か言いたいのかな、とおとうさんも私も黙ってそう思うことにした。不思議な

この時は硬直も解けてきたのか 抱きにくいとおとうさんがこぼしていた。だから

体のどこかの出血していたのが出たのかな。おばあちゃんに見送られて動物霊園に

向かいました。

 

 

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1 コメント

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悲しいですね・・・。 (間諜X72)
2025-01-16 20:50:01
動物霊園に向かうと、ますます「亡くなった」と言う気持ちが強くなります

>こんな いい子を、賢い子を私に譲ってくれたこと、一緒に過ごさせてくれたこと 本当にありがとう。

そうですよね

>こげを火葬にしたら お骨を少しもらって 私があの世へ旅立つ時一緒に焼いてもらって・・と思っていたので そうしよう。

凹さん。やさしいです
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