新宿末廣亭

2015年12月30日 | Weblog

     
昨日は久しぶりに東京に出かけていきました。JRの特急ですと、1時間ほどで上野まで行けるし、東京駅を通り越し品川までもプラス何分かで行けるのですが、やっぱり年のせいか、おっくうでついつい都市に背を向けてしまいます。

 

むかし、オーディオが盛んだった頃によく行った秋葉原なども、まさかメイドカフェに関心はもてないし、何だ神田の神保町にある古本屋街も、家に本が溜まりすぎてしまうので行けば買ってしまいますから、遠ざかっていることですし。

午前8時40分の特急で行ったのですが、ホームを吹き抜ける風はまだまだ冷たかったです。


         

毎年誘われているのですが、恒例の12月29日、「扇遊(せんゆう)と正朝(しょうちょう)両師匠の二人会という一年の仕舞いの公演を聞きに行って来ました。
やっぱりライブはいいですね。媒体物を通したものでは不可能な一種の気が伝わってきます。

噺はそれぞれ面白かったですね。剣術の名人に首を斬られているはずなのに、それに気づかず落ちてくる首を両手で押さえながら喋り続ける人の噺だったり、浜辺で拾った大金を酔っ払っていたために女房に隠され、あれは夢だったと言われぞれを信じてしまっていた魚屋が仕事に励む噺だったりと、お師匠さん二人はさすがに滲み出てえ来る味わいが素晴らしいです。安心して聞いていられます。

 

新宿末廣亭は古い建物ですが、それだけに味わいもまた格別です。時間が早かったので、行列はまだパラパラですが、このあと当日券で入ろうという人たちの長蛇ができました。
残念ですが、末廣亭の中や公演中の写真は禁止ですので、雰囲気は写せませんでした。

中の様子は 「新宿末廣亭 画像」 で検索すると見られる画像はあるようです。

 
                              上野~御囲地町界隈

昼に見るのとはまた変わった光景です。寒い中急ぎ足のひとが多かったですが、アメ横は買い物をする人・散策する人で相変わらず混雑していました。

 

ブログの友達が用意をしておいてくれた うなぎ を、夕闇迫る不忍池(しのばずのいけ)を見下ろすすてきなところで、いろいろなおいしいお話と一緒に堪能しました。

まさに非日常的な実に楽しい一日でした。