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養老孟司・著『死の壁』を読んで

今回は養老孟司・著『死の壁』を読んだので紹介したい。偶然Book Offで見つけた本で、奥付には“2005年22刷”となっている。新刊書では最早手に入り難くなっているのではないか。だが、私には読むのにぼちぼちふさわしい年齢だな!といったところ・・・というよりむしろ“読まないことが問題?”といった感じで読むことにした。 読み始めると、“死について”日頃気付いていないことへの指摘が多くて、そういわれればそうだなぁ・・・といったように気付く事柄が多い内容だ。大局的には“なるようにしかならないし、考えたって仕方ない。”ということで納得、そういった姿勢で読み過ごした。 結局のところ、死については誰も死の経験が無いのでどうなるか分からないから考えても無駄なのだ。だからこそ本当は“死の恐怖は存在しない”のだ。分からないことが恐いのはしょうがない。 つまるところ、人間悩むのは尽きない、“悩むのは当たり前”で、慌てて自殺などするな。自分の殺人であり、周囲の迷惑を考えろ、ということ。“人生のあらゆることは取り返しがつかない。” 各章に興味深いエピソード満載でヨウロウタケシ・ワールドが、人生の本質的課題で満喫できた。 . . . 本文を読む
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