The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
技術で生きる!

05.08.30.
㈱樹研工業社長の松浦元男氏と、岡野工業㈱代表の岡野雅行氏の本“技術で生きる”を 読みました。
(ISBNコード:4-8284-1092-9 / http://www.business-sha.co.jp/ )
松浦氏は 中小企業の経営目標は 次の通りであると言って居られます。①新技術、新商品の開発力②品質管理を中心とした管理技術のレベルと定着③長期にわたる企業経営のための財務戦略財務については自己資本比率45%以上(これを40%以上にすれば流動比率は自動的に400%以上になる)、流動比率250%以上、固定比率100%以下、支払い手形0 が適正な目標である。(こうなればメーカーの命である世界最新鋭設備の装備が可能になる。)会社規模の理想は50人で年間売上50億。現在は約70人で30億、とのこと。(社長の目が 細部に届かなくなることを非常に恐れておられる。)
支払手形0は ‘73年に松下幸之助翁が ラジオで“手形は止めなはれ”と言われていたことにハッと気付いて 何年かかかって0にしたとのこと。(これで心の余裕が生まれ、社内の細かな把握ができるようになった由。)
以下に、この本にでてくるその他の言葉を列挙し、ご両人の迫力の一端を 味わっていただきたいと思います。
“赤字の大会社から「会計監査をいたします」なんてやつが来た。…お客でなかったら叩き出している。ヨーロッパの会社は その点ジェントルマンだ。”(筆者:心から同感します。バカな日本人の習性でしょうか。少しでも劣ると見るともう直ぐに見下す態度は、世界中からバカにされますネ。)
“無闇に競争して勝ち残ろうなどとは露ほどにも思わない。(競争は大手のもの。)儲からねばさっさと別の仕事に乗り換える機敏さが、中小企業の大きな武器。”
“極小歯車(1000万分の1グラム)の開発に成功した(‘02年)以降に持ち込まれた取引が、今の仕事のほとんどを占めている。” “開発のターゲットを決めるときには、普通の人が考えていることの、もう一桁上を狙うのが良い。”
“社長の役割は、群れの方向性を定めることに尽きる。”
“どういう人を採るかより、どうやって人を育てるか。” “若い人は信じて付き合えば 彼らは驚くほどの力を発揮してくれる。自由にやらせていたら、とんでもないわがままに育ってしまったということがあったら、それは彼らと接触したときに、その人の本質と接するように心がけていないからだ。”(筆者:ものすごいド迫力です。言葉に風圧がありますネ。当然ですが、まさにマケソー!)
“企業は(従業員にとって)安心の拠り所でないといけない。…そんな中でしか(社内の)信頼関係は築けない。”
“フランスでも古い会社は契約書なんか交わさないという。信頼があれば契約書はいらない。”
“経営者には 彼ら職人の気質を感じられる度量と、本物を見分ける眼力が無ければならない。”
“花が咲くまでが長くて、花が咲いたら三日で終わりというもんなんだ。”
“資本主義の行く末に環境問題が立ちはだかるだろう。” “どうも資本主義の前提が崩れているというより、ごまかしの虚構が実体経済と複雑怪奇に絡んでしまって非常にややこしいことになっている (ので、今までの経済学では説明がつかない)。”(筆者:繊細な教養と見識を感じます。こんな人について行きたい!)
㈱樹研工業社長の松浦元男氏と、岡野工業㈱代表の岡野雅行氏の本“技術で生きる”を 読みました。
(ISBNコード:4-8284-1092-9 / http://www.business-sha.co.jp/ )
松浦氏は 中小企業の経営目標は 次の通りであると言って居られます。①新技術、新商品の開発力②品質管理を中心とした管理技術のレベルと定着③長期にわたる企業経営のための財務戦略財務については自己資本比率45%以上(これを40%以上にすれば流動比率は自動的に400%以上になる)、流動比率250%以上、固定比率100%以下、支払い手形0 が適正な目標である。(こうなればメーカーの命である世界最新鋭設備の装備が可能になる。)会社規模の理想は50人で年間売上50億。現在は約70人で30億、とのこと。(社長の目が 細部に届かなくなることを非常に恐れておられる。)
支払手形0は ‘73年に松下幸之助翁が ラジオで“手形は止めなはれ”と言われていたことにハッと気付いて 何年かかかって0にしたとのこと。(これで心の余裕が生まれ、社内の細かな把握ができるようになった由。)
以下に、この本にでてくるその他の言葉を列挙し、ご両人の迫力の一端を 味わっていただきたいと思います。
“赤字の大会社から「会計監査をいたします」なんてやつが来た。…お客でなかったら叩き出している。ヨーロッパの会社は その点ジェントルマンだ。”(筆者:心から同感します。バカな日本人の習性でしょうか。少しでも劣ると見るともう直ぐに見下す態度は、世界中からバカにされますネ。)
“無闇に競争して勝ち残ろうなどとは露ほどにも思わない。(競争は大手のもの。)儲からねばさっさと別の仕事に乗り換える機敏さが、中小企業の大きな武器。”
“極小歯車(1000万分の1グラム)の開発に成功した(‘02年)以降に持ち込まれた取引が、今の仕事のほとんどを占めている。” “開発のターゲットを決めるときには、普通の人が考えていることの、もう一桁上を狙うのが良い。”
“社長の役割は、群れの方向性を定めることに尽きる。”
“どういう人を採るかより、どうやって人を育てるか。” “若い人は信じて付き合えば 彼らは驚くほどの力を発揮してくれる。自由にやらせていたら、とんでもないわがままに育ってしまったということがあったら、それは彼らと接触したときに、その人の本質と接するように心がけていないからだ。”(筆者:ものすごいド迫力です。言葉に風圧がありますネ。当然ですが、まさにマケソー!)
“企業は(従業員にとって)安心の拠り所でないといけない。…そんな中でしか(社内の)信頼関係は築けない。”
“フランスでも古い会社は契約書なんか交わさないという。信頼があれば契約書はいらない。”
“経営者には 彼ら職人の気質を感じられる度量と、本物を見分ける眼力が無ければならない。”
“花が咲くまでが長くて、花が咲いたら三日で終わりというもんなんだ。”
“資本主義の行く末に環境問題が立ちはだかるだろう。” “どうも資本主義の前提が崩れているというより、ごまかしの虚構が実体経済と複雑怪奇に絡んでしまって非常にややこしいことになっている (ので、今までの経済学では説明がつかない)。”(筆者:繊細な教養と見識を感じます。こんな人について行きたい!)
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

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ニヒリスティックに考えると 人間 皆孤独でんがな。
ワテかて、“ご挨拶”で書いてます通り孤独でっせ。
このブログ始めて1ヶ月デッケド、閲覧、アクセス、思うように増えへんし、こうやってコメントしてくれはるノはダイコクヤさんだけや。ホンマ 有難いワ。
気分的に救われますワなぁ。どれだけ有難いかぁ。
それに アンマリ孤独やゆうてまうと、家内や子供達に 申し訳ない気ィもするし・・・
しゃ~ケド この家族に仕事のホンマのコト分かる訳もないしナァ・・・。
ブログで 切羽詰った閉塞状況打開ヤぁ~と切り込んだつもりやったケド 中々でんなぁ。
考えてもしゃーないサケー 目ぇつぶって毎日踊ってマンネン。ホンマ言うとワテは 孤独ッチューより不安でんなぁ~
あんまぁー深刻になると寝られヘンヨーになるさかい
失礼シマッ!
・・・・