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仲良しクラブ

会社は “仲良しクラブであってはいけない。” と おっしゃる社長が おられました。
その会社で、年に1度の人事昇進の季節となり 新しい陣容の発表がありました。
その結果を見て、ある若くて優秀な社員が “あんな人が どんどん偉くなるのですネ” と 力なくつぶやいていました。数ヵ月後、その社員は 新天地を求めて その会社を退職しました。

経営陣に対する、若くて優秀な社員の評価の目は意外と 正確で厳しい場合が多いようです。中小企業で 適切な人材がいないという 事情は理解できます。それでも 敢えて その人材登用が 公平性を欠いていないのか、客観的に評価できているのか 慎重さ繊細さ が必要です。また 計画的な人材育成が 求められます。
どうしても、の場合には インディペンデント・コントラクターで外部調達という方法もあるでしょう。内部昇進か 外部調達か、いずれにしても 人を見抜く眼力は トップ・マネジメントの重要な コア・コンピテンシーです。

社員の募集を先着順で行い、雇った人の資質を見抜き、立派に育成して すばらしい業績を 上げて居られる社長さんも 現実に居られる(樹研工業社長・松浦元男氏)ようですが、これは ほとんど信じがたい 驚くべきことです。
http://www.juken.com/main.html , http://www.innovative.jp/2004/0901.html

それにしても くだんの社長さん “言行不一致”に お気付きなのでしょうか。イェス・マンを側近(仲良しクラブ会員)に登用して 若い社員に逃げられてしまいました。しかも そのことに気付いていない。こういうことを続けていて、社長さんや仲良しクラブの会員達だけ心地よいのは 一時のことです。
その内、会社の破綻が やって来るものと覚悟するべきです。
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コメント
 
 
 
ビックリしたこと (ダイコクヤ)
2005-08-29 21:56:04
社長の人を見る目のなさにビックリしたことありました。某大手証券会社の課長が会社の担当になったのですが、なんと社長は、あの課長はなかなか良いと大変高い評価をしたのです。小生のように証券界で色々の人物をみてきた視点からすると、まったく頼りに成らない部類の人なのです。若干の会話をすれば、おおよその能力・資質はわかるものですが、社長にはどうもその能力がなさそうでした。ヤッパリ、アホなんでしょうか。確かに経営全般に脇が甘い(頭がファジー)印象が強いですが。
 
 
 
へぇ~そんな人ですか? (磯野及泉)
2005-08-30 01:00:26
そういえば その会社の人事部長さんが “(うちの)人事は(社長の)好き嫌いで決まりますから・・・”

と吐き捨てるように言っておられたのを聞いたことがありました。

それから“溢れんばかりの知性は反撥をするタチです。”ともおっしゃっていました。

ということは、“仲良しクラブ”はアホばっかぁー?



知性が嫌いで“知識創造”はできませんネ。

社長ご自身は“うちは技術開発型企業だ!”と得々とされていましたケド。

     



お下劣でした。

・・・・
 
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