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日本のメデイアのいい加減―首相頑張れ!

“鳩山政権は迷走している” などと日本のメディアは言っているが、彼らは 一体何をどうしたいのか。
特に、普天間基地移転の問題についても“揺れている”という。首相が揺れるのは 当然の状況なのだが、メディアは米国の代理人のような報道ばかりしているような気がするが どうだろうか。

米国が 要求するのは当たり前だ。要求する側には交渉のテクニックとして多少のブラフが入るのは良くあることだ。それを あたかも最終的要求であるかのように報道して煽っている。一体 日本のメディア自身は どうあることが良いことだと思っているのだろうか。米国は 交渉のテーブルに着いて来ているのだ、と考えるべきだ。タフ・ネゴシエーションが既に始まっているのだ。
戦前、日本が米国にハル・ノートを突きつけられて舞い上がってしまった。そして、追い詰められたと称して日本のメディアが先導して国内の好戦的雰囲気を煽りたて、戦争に突入したという歴史的事実を忘れてはならない。

日本の現在のメディアも、場合によっては 目先だけの感情的立場に立っているのではないかと思えるが どうだろうか。
自分の立ち位置を冷静に理性的に見定めてどうあることが日本にとって最良なのか考えるべきだ。そういう意図なしで報道すると その内容が時系列で眺めると支離滅裂になってくる。それが 信頼できる報道と言えるのか。“中立”を 隠れ蓑に その時々で立場を変えるのは卑怯な精神構造だ。
あの戦争は敗戦で終わると あたかも元々は反戦平和の立場であったかのように振舞ったのは 日本のメディアではなかったか。日本中がそうだったから、それで許されてしまったかのようになってしまったのだが、それが 彼らを無反省にしてしまったのだ。

ISO9001ではIntegrityを 完整性と訳していたが、本来の意味は “ブレないこと”だと思っている。“ブレない”からこそ、一般の辞書にある“正直、清廉潔白、剛毅、全一性”などという意味合いが出てくるのだ。これは 人々の信頼を得るためには重要なことなのだ。“品質”とは “いかに人々の信頼を得るか”に本質があることを忘れてはならない。
そういう視点で 日本のメディアの報道内容を見た場合、その品質は最悪であると思うのだが いかがだろうか。彼らは それで良いと思っているのだろうか。
報道機関で本気でISO9001認証に挑んだという話を聞いたことがない。にもかかわらず、彼らは ISO9001に関係した報道すら無責任に流すのだが、これを厚顔無恥と呼ばずに何と称するのだろうか。
彼らは 他の分野でも同様な態度なのだろうか。無反省、無責任は報道関係者の習性なのだろうか。

閑話休題。
沖縄県民自身も 選挙で妙な基地容認派を擁立するのではなく、迷わず、しっかり自己主張して欲しい。今 一歩なのだ。ここで、折れては今までの運動は水の泡となるのだ。
将来、取り返しのつかない環境破壊や 希少動物の生存を脅かすようなことは止めさせるようにして欲しいのだ。

ここ一番 鳩山首相に頑張ってリーダーシップを発揮していただきたいのだ。
細川元首相のように 政権維持がむづかしくなった等と言って 投げ出さないようにして欲しいのだ。
そのために、米国と粘り強く交渉できる基盤を作るのが 日本の国益に適うメディアの立場であると思うのだが、いい加減な報道が多すぎるような気がしてならない。

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