The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
2023年の年末のご挨拶
大河原化工機㈱の冤罪事件で捜査の違法性を認めた判決が出た。警察の違法捜査による冤罪だったという。だが、顧問の相嶋静夫さんは勾留中にがんが見つかっても保釈請求を認めず亡くなってしまったのは、裁判所の判断の結果なのだ。
日本の裁判所は大抵、権力側の警察・検察に寄り添う。そうして冤罪事件を助長してきた。そういう裁判所のあり方を批判することはあまりないのが不思議なのだ。“司法の独立”とはいうが、検察・警察の一般行政からの独立を指すのか、裁判所の検察・警察からの独立をいうのか判然としないのが現実ではないのか。
警察の違法捜査による冤罪だったと批判するような判決を出すのなら、違法捜査に保釈請求を無視した判断には謝罪するべきではなかったか。いわば裁判官の職務怠慢を認めるべきではなかったか。そしてその職務怠慢はある種犯罪ではないのか。このように裁判所の不法な裁判を厳しく断罪する権力機関が欠如しているのは日本の統治機構の後進性を現わしていて、国際的恥辱ではないのか。
日本の裁判所が行政権力に寄り添う限り冤罪事件は無くならないことを肝に銘じるべきではないのか。そういう司法改革が日本の民主主義には不可欠ではないのか。
東京地検特捜部が進める“裏金事件”立件の節目はどうなるのか。恐らく国会の会期に合わせてのこととなるだろうというのは、誰にも分かることだ。だが、その捜査の過程で悪事を暴こうという検察の捜査手法も冤罪を生む要因になるような気がする。それで良いのだろうか。
薬不足の問題が長期化している。せき止め薬は年末年始も不足するという。私も若干喘息持ちの身であるので影響を受けている。特に去痰の欠乏には閉口している。薬不足の発端はジェネリック医薬品メーカーの品質管理の不祥事が相次ぎ、罰則的な生産停止が主要因だが、薬不足が解消しない背景には構造的政治的な問題もあるという。
ジェンネリックで薬価全体の引き下げばかりではなく、ジェンネリックそのものの値下げ要請も激しいので製薬メーカーが手を出さない傾向にあるという。どうやらそればかりではなく最近聞いた話では、製薬原料を海外に頼っているからだ、ということもあるという。中印の関係悪化が影響しているという噂もあるようだ。日本の行政の単細胞といっても良いほどの指向もいい加減にして欲しいものだ。
年末は例年になく結構ギリギリまで仕事があってクリスマスにはダブル・ワクチン接種をした。コロナ・ワクチンは7回目の接種、前回は6月7日だったので7カ月目?となる。これまでインフルエンザも罹患せずに来れて幸いだった。
さて、今回は年末の御挨拶で申し訳ないが軽く締めたい。果たして来年はどんな歳になるのか?
“インフレ、人材不足で日本経済も様変わりになりそうな気配。株価上昇の期待?私も週一の水泳1500m達成中!”
と、年賀状には書いた。
だが日本の株価は23年は上昇したとはいうものの、実は夏以降は低迷している。これが果たして上昇トレンドとなるであろうか。インフレと人材不足は起きている。インフレはウクライナ戦争や原油の供給が絞られてモノ不足気味のせいだ。それにコロナ禍からの立ち直りで顕著になった。そして若者の転職が盛んになってきていることがトレンドとしてある。優秀な若者を引き留めるには最低限、給与のアップは必要だろう。だから来春春闘は大幅な給与改善がなされるに違いない。そしてそれが又、物価を押し上げる要因になる。そうすればインフレになる。インフレになれば、日銀は喜んで金利を引き上げる。金利が上がれば、株価は萎む。さぁ、それでも株価は上がるというのだろうか。だが、専門家もそう見る傾向が強い。新NISAがその大きな要因だという専門家がいるが、それはいかにも弱い。
だが、“日経平均は 2009年3月10日に60年周期の大底7,054円を打ち、歴史上大勢三段目の上昇波動が進行中。”という見方もあるようだ。確かに株価チャートを見ても大抵、一目均衡表も雲を突き破っている。パラボリックも多くの銘柄チャートで上昇トレンドに入っている。だから少なくとも年初は良さそうだ。だから年初で売り逃げも考えられる。思い入れの強くない銘柄ではそういう戦術で臨みたい。否、実は年末で売った株もある。仕入れた時の倍になったので半分を売却したのだ。これで後は株式優待メリットと配当を享受するだけ。
しかし、思い入れの強い銘柄で昨年に大幅に下げたのは辛抱強く待つだけである。アホ待ちになっても気長に辛抱するのが投資の心得であろう。
その年賀状は何とか“作成”し27日に投函したが、近年減ってきている。一時は100通を超える投函数だったが、やっと70を超える程度。相手が亡くなってきたこともあるが、賀状仕舞いをする相手が結構いて、差出はするが返信が来ないという寂しい事情もある。それから私の属するOB会ではLineを使う動きもある。まぁ、これが現代的といったところだろうか。郵便もウカウカしていれば衰退の一途となるは必定・・・。
郵便の衰退で思い出したのだが、年賀状投函時についでに送金に振替を使おうとして、窓口で“普通の振替用紙を下さい”と言ったら“振替に普通っていうのはありません。3つのやり方があって・・・”と威丈高に言いながら2種類の用紙を出してきた。3つと言いながら2つの用紙かと思ったが、未だに旧態依然の役人的職員がいるのかと思って呆れたのだ。分かっていならわざと意地悪な対応。昔はよく見られたパターンだったのだ。ゆうちょ銀行もどうやら改革に吹っ切れずに先祖返りし始めているようなのだ。これではやっぱり衰退の一途となるのだろうと感じたのだった。
政治は全くの五里霧中。岸田氏のリーダーシップが全く見えない。岸田氏の副総裁・幹事長会談後のかすかな薄笑いの様子から、派閥力学で考えているのかと一時は思ったが、どうやらそうでもなさそう。現状、可及的速やかに展望を示す必要があるはずだが、一向にそれが見えて来ない。あのような御仁とは全く思わなかった。このまま“解散できなかった総理”で終わる可能性は十分に高い。まぁ私にはどうでも良いことで、経済だけには悪さしないで欲しいものだ。
それよりも重大事。来年は私の所属するEMS審査機関、先細りの傾向が顕著になってきている。バックアップする組織体が不熱心になって登録件数を削減してしまい、さらに審査員の数も追加加入のないまま、高齢引退で減少一方で、残存する審査員では審査作業を捌くのが限界に近づき始めてきているのだ。一体、どうするのかと思う矢先に機関のトップが投げ出すかのように“来春、辞める”と言い切ってしまったのだ。勝手気儘である。本当にどうするのか、どうなるのか、考えどころに陥ってしまっているのだ。大いなる危機なのだが、機関全体にその危機感が感じられないのがまた気になるところだ!!
まぁそんなところで、とにかく年を越す訳です。来年もよろしくお願いします。
新年早々はタイミングが悪く15日からの再開とさせて頂きたい。
日本の裁判所は大抵、権力側の警察・検察に寄り添う。そうして冤罪事件を助長してきた。そういう裁判所のあり方を批判することはあまりないのが不思議なのだ。“司法の独立”とはいうが、検察・警察の一般行政からの独立を指すのか、裁判所の検察・警察からの独立をいうのか判然としないのが現実ではないのか。
警察の違法捜査による冤罪だったと批判するような判決を出すのなら、違法捜査に保釈請求を無視した判断には謝罪するべきではなかったか。いわば裁判官の職務怠慢を認めるべきではなかったか。そしてその職務怠慢はある種犯罪ではないのか。このように裁判所の不法な裁判を厳しく断罪する権力機関が欠如しているのは日本の統治機構の後進性を現わしていて、国際的恥辱ではないのか。
日本の裁判所が行政権力に寄り添う限り冤罪事件は無くならないことを肝に銘じるべきではないのか。そういう司法改革が日本の民主主義には不可欠ではないのか。
東京地検特捜部が進める“裏金事件”立件の節目はどうなるのか。恐らく国会の会期に合わせてのこととなるだろうというのは、誰にも分かることだ。だが、その捜査の過程で悪事を暴こうという検察の捜査手法も冤罪を生む要因になるような気がする。それで良いのだろうか。
薬不足の問題が長期化している。せき止め薬は年末年始も不足するという。私も若干喘息持ちの身であるので影響を受けている。特に去痰の欠乏には閉口している。薬不足の発端はジェネリック医薬品メーカーの品質管理の不祥事が相次ぎ、罰則的な生産停止が主要因だが、薬不足が解消しない背景には構造的政治的な問題もあるという。
ジェンネリックで薬価全体の引き下げばかりではなく、ジェンネリックそのものの値下げ要請も激しいので製薬メーカーが手を出さない傾向にあるという。どうやらそればかりではなく最近聞いた話では、製薬原料を海外に頼っているからだ、ということもあるという。中印の関係悪化が影響しているという噂もあるようだ。日本の行政の単細胞といっても良いほどの指向もいい加減にして欲しいものだ。
年末は例年になく結構ギリギリまで仕事があってクリスマスにはダブル・ワクチン接種をした。コロナ・ワクチンは7回目の接種、前回は6月7日だったので7カ月目?となる。これまでインフルエンザも罹患せずに来れて幸いだった。
さて、今回は年末の御挨拶で申し訳ないが軽く締めたい。果たして来年はどんな歳になるのか?
“インフレ、人材不足で日本経済も様変わりになりそうな気配。株価上昇の期待?私も週一の水泳1500m達成中!”
と、年賀状には書いた。
だが日本の株価は23年は上昇したとはいうものの、実は夏以降は低迷している。これが果たして上昇トレンドとなるであろうか。インフレと人材不足は起きている。インフレはウクライナ戦争や原油の供給が絞られてモノ不足気味のせいだ。それにコロナ禍からの立ち直りで顕著になった。そして若者の転職が盛んになってきていることがトレンドとしてある。優秀な若者を引き留めるには最低限、給与のアップは必要だろう。だから来春春闘は大幅な給与改善がなされるに違いない。そしてそれが又、物価を押し上げる要因になる。そうすればインフレになる。インフレになれば、日銀は喜んで金利を引き上げる。金利が上がれば、株価は萎む。さぁ、それでも株価は上がるというのだろうか。だが、専門家もそう見る傾向が強い。新NISAがその大きな要因だという専門家がいるが、それはいかにも弱い。
だが、“日経平均は 2009年3月10日に60年周期の大底7,054円を打ち、歴史上大勢三段目の上昇波動が進行中。”という見方もあるようだ。確かに株価チャートを見ても大抵、一目均衡表も雲を突き破っている。パラボリックも多くの銘柄チャートで上昇トレンドに入っている。だから少なくとも年初は良さそうだ。だから年初で売り逃げも考えられる。思い入れの強くない銘柄ではそういう戦術で臨みたい。否、実は年末で売った株もある。仕入れた時の倍になったので半分を売却したのだ。これで後は株式優待メリットと配当を享受するだけ。
しかし、思い入れの強い銘柄で昨年に大幅に下げたのは辛抱強く待つだけである。アホ待ちになっても気長に辛抱するのが投資の心得であろう。
その年賀状は何とか“作成”し27日に投函したが、近年減ってきている。一時は100通を超える投函数だったが、やっと70を超える程度。相手が亡くなってきたこともあるが、賀状仕舞いをする相手が結構いて、差出はするが返信が来ないという寂しい事情もある。それから私の属するOB会ではLineを使う動きもある。まぁ、これが現代的といったところだろうか。郵便もウカウカしていれば衰退の一途となるは必定・・・。
郵便の衰退で思い出したのだが、年賀状投函時についでに送金に振替を使おうとして、窓口で“普通の振替用紙を下さい”と言ったら“振替に普通っていうのはありません。3つのやり方があって・・・”と威丈高に言いながら2種類の用紙を出してきた。3つと言いながら2つの用紙かと思ったが、未だに旧態依然の役人的職員がいるのかと思って呆れたのだ。分かっていならわざと意地悪な対応。昔はよく見られたパターンだったのだ。ゆうちょ銀行もどうやら改革に吹っ切れずに先祖返りし始めているようなのだ。これではやっぱり衰退の一途となるのだろうと感じたのだった。
政治は全くの五里霧中。岸田氏のリーダーシップが全く見えない。岸田氏の副総裁・幹事長会談後のかすかな薄笑いの様子から、派閥力学で考えているのかと一時は思ったが、どうやらそうでもなさそう。現状、可及的速やかに展望を示す必要があるはずだが、一向にそれが見えて来ない。あのような御仁とは全く思わなかった。このまま“解散できなかった総理”で終わる可能性は十分に高い。まぁ私にはどうでも良いことで、経済だけには悪さしないで欲しいものだ。
それよりも重大事。来年は私の所属するEMS審査機関、先細りの傾向が顕著になってきている。バックアップする組織体が不熱心になって登録件数を削減してしまい、さらに審査員の数も追加加入のないまま、高齢引退で減少一方で、残存する審査員では審査作業を捌くのが限界に近づき始めてきているのだ。一体、どうするのかと思う矢先に機関のトップが投げ出すかのように“来春、辞める”と言い切ってしまったのだ。勝手気儘である。本当にどうするのか、どうなるのか、考えどころに陥ってしまっているのだ。大いなる危機なのだが、機関全体にその危機感が感じられないのがまた気になるところだ!!
まぁそんなところで、とにかく年を越す訳です。来年もよろしくお願いします。
新年早々はタイミングが悪く15日からの再開とさせて頂きたい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 伏見城と伏見... | 先月23年12月... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |