The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
“あまがさき産業フェア2018の産学交流「IoT、IT、ロボット分野の研究シーズ」発表会”に参加して
最近、“新アンガールズ” がネットで話題だという。メンバーは御存知、田中英寿氏と山根明氏だという。
これに、お笑いコンビのアンガールズの田中卓志が“いい迷惑。ネットはアンガールズで検索しても、新アンガールズの情報ばっかり。(顔は)キモコワ”と、嫌な表情をしていたという。確かに新アンガールズのメンバーの顔写真は尋常でない世界の方々。
スポーツ界には未だマダ小ボスが巣食っているものだと感心してしまう。山根氏も当初“入院”と称して姿を見せていなかったが、“男 山根、逃げも隠れもしない”との大見得を切ったつもりで、先週末にはマスコミに総出演。しかし、何らKYもなくペラペラ持論を展開。中には何を言っているのかイミフな発言もあったが、これを聞いたTVコメンテータとして出演していた弁護士は、“事実ならば当局が立件できる案件”とワキアマを指摘。特に、告発者達に対しては客観的根拠もなく“低能”と呼ばわる様子は、自らのことと思われる程だ。果たして、当局はこの一件にどうかかわって来るのだろうか。
ところで、日大アメフト部の一件は告発されていたはずだが、当局の動きについての報道はない。司法当局には日大OBが多いということと何か関係があるのだろうか。
検察当局はモリカケでの立件は見送って、その代償かのようにワキアマ文科省を責めて溜飲を下げているかのように見える。財務省は税務当局があるので、そことのギブテイで、手を付けなかったのか。それとも首相忖度か。司法当局の恣意が過ぎるのではないか。
一方、栃木県今市市で2005年、小学1年生の女児が殺害された事件の殺人容疑等に問われた被告人の控訴審で、東京高裁は先週末、無期懲役とした1審を破棄したうえで、無期懲役の有罪判決を言い渡した、という。
この事件では、被告人は捜査段階で女児の殺害を自白したが、公判で一貫して無罪を主張。決定的な客観証拠がなく、取り調べ当時の様子を録音・録画などから、1審の地裁(裁判員裁判)は無期懲役として、被告人側が控訴。高裁は自白の録音・録画は印象操作の可能性があるという意味の指摘をしつつも周辺の状況証拠で有罪とした。日本では被疑者が無罪を主張しても、客観証拠なしで未だに有罪となって仕舞うのだ。これでは冤罪はなくなる訳がない。当局の捜査能力にも疑問を禁じ得ない。
このような司法関係当局の姿勢に、“善意の一般人”を守護する“護民官”的意識は大いに薄れている印象がある。事件の背後にいる“真に悪い者”を守り、“善意の一般人”を罪に陥れることがあってはならないが、どうやら日本の司法当局にはその方向への動きに傾斜しているように思えるが、いかがだろうか。日本の司法当局者の正義感は変に歪んでしまっているのではないか。
マスコミのこの点への言及が見られないが、何となくそら恐ろしい未来が待っているように感じる。
さて、今も酷暑が続くが、炎天の下、尼崎で開催された“産学交流「IoT、IT、ロボット分野の研究シーズ」発表会”の聴講に赴いた。熱中症対応として、保温ポットに500mlの冷やしたお茶と、ペットボトルごと凍らせたお茶を保温カバーに入れて持って出た。
会場は、ベイコム総合体育館・特設ステージ。コンサート会場のようなものか。グーグル・マップによればJR尼崎から歩いて15分。兵庫県及び/又は尼崎市の外郭団体からの案内に基づいている。“IoT、IT、ロボット分野の最新研究”がどうなっているかに大いに興味があったのと、講演内容にどこまで専門外の私がついて行けるかについても知りたいことであった。
ベイコム総合体育館入口に立つと、“あまがさき産業フェア2018”とあり、“産学交流「IoT、IT、ロボット分野の研究シーズ」発表会”の看板が無い。どういうことか。案内嬢に聞いても要領を得ない。体育館をほぼ半周したが、研究発表の様子はない。もう一度入口に居る別の受付者に聞くと、“特設ステージとあるのは多分あちらです。聞かれるのなら、あちらに座ってお願いします。とにかく「産業フェア」の受付をお願いします。”と言われ、身分を示す文書を書かされ、名札を付けさせられた。案内状に、“あまがさき産業フェア2018”内でのイベントとの記載がなかったのが原因だ。(よく見ると案内状の右上隅に、小さく“あまがさき産業フェア2018”同時開催とあった)その上、特設ステージは想像していたよりはるかに小さい、玄関ホールの階段下といったおもむきのコーナーに資料を投影するスクリーンを設置した30センチ程度の高さのステージと50名弱程度のパイプ椅子が並べられている。
開催プログラムと発表概略は次の通り。ここで発表した4大学が尼崎で産業に協力する教育・研究機関として認定されているようだ。時間は前半11:30~12:30と後半14:30~15:30。間で昼休みとなるのか。
①産業技術短期大学<11:30~12:00>←昔、鉄鋼短大(鉄短)と呼んでいた。
[テーマ]三次元計測技術の応用に関する研究紹介
[講演者]村山 淳 氏(産業技術短期大学 情報処理工学科 講師
講演者は東京理科大出身の由。講演者のカヌー趣味から、障害者のリハビリに使えば楽しみながら辛いリハビリを楽しくできるが、水上のスポーツなので転覆等危険なことがあるので、これをコンピュータゲームとして使えるようにするための研究。三次元計測技術は、主にカヌーのパドルの動きを把握するところに使われた。漕ぎ手を立方体状の空間の中心に据えて、パドルの先端の位置を計測する。立方体の頂点からパドルの先端へ糸を出して、その方向と長さで位置を計測するSPIDARという日本で開発したシステムを応用しているとのこと。これには力覚*1も検知できるようにして単なるVR(Virtual Reality仮想現実)ではなく、TUI(Tangible user interface)*2を実現している。これに実写した映像を載せて、被験者がプールにある模型を動かすまで実現させていた。今後は、運動の効果を呼気や筋活動を計測して把握できるようにしたいとのことであった。
*1・力覚:物に触れたとき、物から受ける抗力についての感覚 。
*2・TUI:視覚情報に触れた(タンジブル)感覚を載せて実体感のあるインタフェース。
②大阪大学<12:00~12:30>
[テーマ]生物 の協調、ロボットの協調、システムの協調
[講演者]畑中 健志 氏(大阪大学 工学研究科 准教授 )
学生時代は京都で過ごしたが、研究者としてはつい最近まで東工大に居たので、その時の研究成果の紹介となる。現在脂の乗った研究者としての自信過剰か、話し方に多少の傲慢さが鼻に付いたが、まっ、若い内のことか。
高速道路で、前方の車の挙動が増幅して後方の車の挙動となる。これが渋滞の原因となっているが、これを全体としてスムーズに動くように個体に隣接する個体の挙動情報を与えて相互作用するようにすれば、生物の群体の集団行動に似てくる。例えば渡り鳥やイワシの集団のような一斉の滑らかな協調行動になる。又は、生物の縄張り行動のシミュレーションもある。ある池にティラピアを放つと自ずと適当な広さの縄張りに領域分割が進む。鴨川のカップルがほぼ等間隔で並ぶ現象がある。これも隣接個体との情報交換作用で成立する現象だ。
こういった現象を人間とロボットやドローン、人間とネットワーク等との関係でその協調状況創出を研究している。そうしたことを米国での調査研究でやった。事例としては、ある会社ビル群の全体の使用電力の適正化のシステムを挙げた。ビル内の人間の不快感をミニマムにし、一方で使用電力量(料金)をミニマムにするためのコントロール・システムの開発だった。東工大キャンパスではこのシステムを実際に使っているので、見学者歓迎とのこと。
③神戸大学<14:30~15:00>
[テーマ]サービスコンピュティグがつなぐIoT、IT、ロボット
[講演者]中村 匡秀 氏(神戸大学 大学院システム情報学研究科 准教授)
IoTはモノのインターネット。実世界のモノがインターネットと接続して機能する。モノ同士がネットを通して連携し、付加価値サービスを生む。これはユビキタス・コンピューティングの進化形であるが、最近はクラウドを使ってさらに大量のデータ処理が可能となって、コンピュータを中心にセンサーとアクチュエータで構成されたシステムがいつでもどこでも使えるようになっている。
例えば、7種のセンサー(気温、気圧、光、音、人感等)を入れたデヴァイスをUBSでサーバと繋げ、インターネットを通して外界へ接続。これをある人(研究者の父親)の家に置いておく。これを使って24時間行動を把握し、健在を確認できる。これを利用して、行動パターンを先回りして、帰宅前にエアコンを起動、風呂の用意等への応用が考えられる。
IoTやAIを使った第4次産業革命によって、必要なサービスの提供ができる超スマート社会が可能となる。特にスマホをリモコンとして使用しできる。年寄りとの会話可能なAIの使用によって認知症のケアも考えられる。
しかし、提供できるサービスを考えるとき、技術駆動というシーズからではなく、顧客要求のニーズからのサービス・ドミナント・ロジックが重要となる。
*筆者は、週末のTBSテレビ番組“報道特集”で、“人工知能AIを通して、ホロコーストを生き抜いた証言者と対話できる・・・。アメリカで開発された戦争証言を保存し後世に伝えていく技術の実際”を伝えていたのを見た。現実に証言者が目前に居なくても、来訪の質問者にAIが実際の証言者に代わって応答するというもの。証言者の映像を映画スターウォーズのように出して当時の状況を知る限り細かく対話することができるというものだ。これはシステムというより、専らAIの使い方の例かもしれないが、真実に迫る歴史証言の保存方法としては極めて有効であると感じた。
④兵庫県立大学<15:00~15:30>←理工系は昔の姫路工大が中心。(社会科学系は旧神戸商科大)
[テーマ]無線通信 の高信頼化実現に向けた電磁波吸収・遮へい技術の開発
[講演者]山本 真一郎 氏(兵庫県立 大学 大学院工学研究科 電子情報工学専攻 准教授)
主に、車載レーダーの電波の漏れ対策に応用する技術の研究。吸収体は電磁波を反射しないことを主とし、遮蔽体は電磁波を透過しないことを主な特性とする。これらは、既にレーダー波の吸収遮蔽技術として、1940年頃から使われ研究されているという。金属の格子体や一定長さの金属線を配列したしたものを使い、この配列の仕方・パターンでの特性の変化を細かく研究しているような印象だった。
昼休みに展示会場を回り、午後1時過ぎには体育館内のカフェテリアでサンドウィッチ定食を摂り、多少の休憩。このサンドウィッチは具の種類・量ともに豊富で多少食べにくいが好ましい。保温ボトルのお茶は体育館に居る間で飲み干した。後は、ペットボトルごとに冷凍したお茶が残っているが、ボトル内には未だ氷は残っていて、十分に冷たい。これは今後の実用に耐えることが分かった。
幸い、上記のように講演の内容は何とか理解はできて、一安心した。
終了後は、借りていた本を野田の大阪市立図書館に返却に赴いた。その前に金券ショップで尼崎・海老江間の昼特切符を入手。ついでに図書券を買おうと思ったが、5千円券が4,850円と50円が余計なので買わず。他の金券ショップを探して、キューズ・モールを徘徊。暑いので、エアコンの効いた商業施設は結構人出は多い。しかし、ここでも図書券は4,840円と少しだけしか安くなっていないので、購入断念。
その後、JRで海老江に出て図書館。野田から阪神電車でとんぼ返りで、暑い1日の予定終了。
これに、お笑いコンビのアンガールズの田中卓志が“いい迷惑。ネットはアンガールズで検索しても、新アンガールズの情報ばっかり。(顔は)キモコワ”と、嫌な表情をしていたという。確かに新アンガールズのメンバーの顔写真は尋常でない世界の方々。
スポーツ界には未だマダ小ボスが巣食っているものだと感心してしまう。山根氏も当初“入院”と称して姿を見せていなかったが、“男 山根、逃げも隠れもしない”との大見得を切ったつもりで、先週末にはマスコミに総出演。しかし、何らKYもなくペラペラ持論を展開。中には何を言っているのかイミフな発言もあったが、これを聞いたTVコメンテータとして出演していた弁護士は、“事実ならば当局が立件できる案件”とワキアマを指摘。特に、告発者達に対しては客観的根拠もなく“低能”と呼ばわる様子は、自らのことと思われる程だ。果たして、当局はこの一件にどうかかわって来るのだろうか。
ところで、日大アメフト部の一件は告発されていたはずだが、当局の動きについての報道はない。司法当局には日大OBが多いということと何か関係があるのだろうか。
検察当局はモリカケでの立件は見送って、その代償かのようにワキアマ文科省を責めて溜飲を下げているかのように見える。財務省は税務当局があるので、そことのギブテイで、手を付けなかったのか。それとも首相忖度か。司法当局の恣意が過ぎるのではないか。
一方、栃木県今市市で2005年、小学1年生の女児が殺害された事件の殺人容疑等に問われた被告人の控訴審で、東京高裁は先週末、無期懲役とした1審を破棄したうえで、無期懲役の有罪判決を言い渡した、という。
この事件では、被告人は捜査段階で女児の殺害を自白したが、公判で一貫して無罪を主張。決定的な客観証拠がなく、取り調べ当時の様子を録音・録画などから、1審の地裁(裁判員裁判)は無期懲役として、被告人側が控訴。高裁は自白の録音・録画は印象操作の可能性があるという意味の指摘をしつつも周辺の状況証拠で有罪とした。日本では被疑者が無罪を主張しても、客観証拠なしで未だに有罪となって仕舞うのだ。これでは冤罪はなくなる訳がない。当局の捜査能力にも疑問を禁じ得ない。
このような司法関係当局の姿勢に、“善意の一般人”を守護する“護民官”的意識は大いに薄れている印象がある。事件の背後にいる“真に悪い者”を守り、“善意の一般人”を罪に陥れることがあってはならないが、どうやら日本の司法当局にはその方向への動きに傾斜しているように思えるが、いかがだろうか。日本の司法当局者の正義感は変に歪んでしまっているのではないか。
マスコミのこの点への言及が見られないが、何となくそら恐ろしい未来が待っているように感じる。
さて、今も酷暑が続くが、炎天の下、尼崎で開催された“産学交流「IoT、IT、ロボット分野の研究シーズ」発表会”の聴講に赴いた。熱中症対応として、保温ポットに500mlの冷やしたお茶と、ペットボトルごと凍らせたお茶を保温カバーに入れて持って出た。
会場は、ベイコム総合体育館・特設ステージ。コンサート会場のようなものか。グーグル・マップによればJR尼崎から歩いて15分。兵庫県及び/又は尼崎市の外郭団体からの案内に基づいている。“IoT、IT、ロボット分野の最新研究”がどうなっているかに大いに興味があったのと、講演内容にどこまで専門外の私がついて行けるかについても知りたいことであった。
ベイコム総合体育館入口に立つと、“あまがさき産業フェア2018”とあり、“産学交流「IoT、IT、ロボット分野の研究シーズ」発表会”の看板が無い。どういうことか。案内嬢に聞いても要領を得ない。体育館をほぼ半周したが、研究発表の様子はない。もう一度入口に居る別の受付者に聞くと、“特設ステージとあるのは多分あちらです。聞かれるのなら、あちらに座ってお願いします。とにかく「産業フェア」の受付をお願いします。”と言われ、身分を示す文書を書かされ、名札を付けさせられた。案内状に、“あまがさき産業フェア2018”内でのイベントとの記載がなかったのが原因だ。(よく見ると案内状の右上隅に、小さく“あまがさき産業フェア2018”同時開催とあった)その上、特設ステージは想像していたよりはるかに小さい、玄関ホールの階段下といったおもむきのコーナーに資料を投影するスクリーンを設置した30センチ程度の高さのステージと50名弱程度のパイプ椅子が並べられている。
開催プログラムと発表概略は次の通り。ここで発表した4大学が尼崎で産業に協力する教育・研究機関として認定されているようだ。時間は前半11:30~12:30と後半14:30~15:30。間で昼休みとなるのか。
①産業技術短期大学<11:30~12:00>←昔、鉄鋼短大(鉄短)と呼んでいた。
[テーマ]三次元計測技術の応用に関する研究紹介
[講演者]村山 淳 氏(産業技術短期大学 情報処理工学科 講師
講演者は東京理科大出身の由。講演者のカヌー趣味から、障害者のリハビリに使えば楽しみながら辛いリハビリを楽しくできるが、水上のスポーツなので転覆等危険なことがあるので、これをコンピュータゲームとして使えるようにするための研究。三次元計測技術は、主にカヌーのパドルの動きを把握するところに使われた。漕ぎ手を立方体状の空間の中心に据えて、パドルの先端の位置を計測する。立方体の頂点からパドルの先端へ糸を出して、その方向と長さで位置を計測するSPIDARという日本で開発したシステムを応用しているとのこと。これには力覚*1も検知できるようにして単なるVR(Virtual Reality仮想現実)ではなく、TUI(Tangible user interface)*2を実現している。これに実写した映像を載せて、被験者がプールにある模型を動かすまで実現させていた。今後は、運動の効果を呼気や筋活動を計測して把握できるようにしたいとのことであった。
*1・力覚:物に触れたとき、物から受ける抗力についての感覚 。
*2・TUI:視覚情報に触れた(タンジブル)感覚を載せて実体感のあるインタフェース。
②大阪大学<12:00~12:30>
[テーマ]生物 の協調、ロボットの協調、システムの協調
[講演者]畑中 健志 氏(大阪大学 工学研究科 准教授 )
学生時代は京都で過ごしたが、研究者としてはつい最近まで東工大に居たので、その時の研究成果の紹介となる。現在脂の乗った研究者としての自信過剰か、話し方に多少の傲慢さが鼻に付いたが、まっ、若い内のことか。
高速道路で、前方の車の挙動が増幅して後方の車の挙動となる。これが渋滞の原因となっているが、これを全体としてスムーズに動くように個体に隣接する個体の挙動情報を与えて相互作用するようにすれば、生物の群体の集団行動に似てくる。例えば渡り鳥やイワシの集団のような一斉の滑らかな協調行動になる。又は、生物の縄張り行動のシミュレーションもある。ある池にティラピアを放つと自ずと適当な広さの縄張りに領域分割が進む。鴨川のカップルがほぼ等間隔で並ぶ現象がある。これも隣接個体との情報交換作用で成立する現象だ。
こういった現象を人間とロボットやドローン、人間とネットワーク等との関係でその協調状況創出を研究している。そうしたことを米国での調査研究でやった。事例としては、ある会社ビル群の全体の使用電力の適正化のシステムを挙げた。ビル内の人間の不快感をミニマムにし、一方で使用電力量(料金)をミニマムにするためのコントロール・システムの開発だった。東工大キャンパスではこのシステムを実際に使っているので、見学者歓迎とのこと。
③神戸大学<14:30~15:00>
[テーマ]サービスコンピュティグがつなぐIoT、IT、ロボット
[講演者]中村 匡秀 氏(神戸大学 大学院システム情報学研究科 准教授)
IoTはモノのインターネット。実世界のモノがインターネットと接続して機能する。モノ同士がネットを通して連携し、付加価値サービスを生む。これはユビキタス・コンピューティングの進化形であるが、最近はクラウドを使ってさらに大量のデータ処理が可能となって、コンピュータを中心にセンサーとアクチュエータで構成されたシステムがいつでもどこでも使えるようになっている。
例えば、7種のセンサー(気温、気圧、光、音、人感等)を入れたデヴァイスをUBSでサーバと繋げ、インターネットを通して外界へ接続。これをある人(研究者の父親)の家に置いておく。これを使って24時間行動を把握し、健在を確認できる。これを利用して、行動パターンを先回りして、帰宅前にエアコンを起動、風呂の用意等への応用が考えられる。
IoTやAIを使った第4次産業革命によって、必要なサービスの提供ができる超スマート社会が可能となる。特にスマホをリモコンとして使用しできる。年寄りとの会話可能なAIの使用によって認知症のケアも考えられる。
しかし、提供できるサービスを考えるとき、技術駆動というシーズからではなく、顧客要求のニーズからのサービス・ドミナント・ロジックが重要となる。
*筆者は、週末のTBSテレビ番組“報道特集”で、“人工知能AIを通して、ホロコーストを生き抜いた証言者と対話できる・・・。アメリカで開発された戦争証言を保存し後世に伝えていく技術の実際”を伝えていたのを見た。現実に証言者が目前に居なくても、来訪の質問者にAIが実際の証言者に代わって応答するというもの。証言者の映像を映画スターウォーズのように出して当時の状況を知る限り細かく対話することができるというものだ。これはシステムというより、専らAIの使い方の例かもしれないが、真実に迫る歴史証言の保存方法としては極めて有効であると感じた。
④兵庫県立大学<15:00~15:30>←理工系は昔の姫路工大が中心。(社会科学系は旧神戸商科大)
[テーマ]無線通信 の高信頼化実現に向けた電磁波吸収・遮へい技術の開発
[講演者]山本 真一郎 氏(兵庫県立 大学 大学院工学研究科 電子情報工学専攻 准教授)
主に、車載レーダーの電波の漏れ対策に応用する技術の研究。吸収体は電磁波を反射しないことを主とし、遮蔽体は電磁波を透過しないことを主な特性とする。これらは、既にレーダー波の吸収遮蔽技術として、1940年頃から使われ研究されているという。金属の格子体や一定長さの金属線を配列したしたものを使い、この配列の仕方・パターンでの特性の変化を細かく研究しているような印象だった。
昼休みに展示会場を回り、午後1時過ぎには体育館内のカフェテリアでサンドウィッチ定食を摂り、多少の休憩。このサンドウィッチは具の種類・量ともに豊富で多少食べにくいが好ましい。保温ボトルのお茶は体育館に居る間で飲み干した。後は、ペットボトルごとに冷凍したお茶が残っているが、ボトル内には未だ氷は残っていて、十分に冷たい。これは今後の実用に耐えることが分かった。
幸い、上記のように講演の内容は何とか理解はできて、一安心した。
終了後は、借りていた本を野田の大阪市立図書館に返却に赴いた。その前に金券ショップで尼崎・海老江間の昼特切符を入手。ついでに図書券を買おうと思ったが、5千円券が4,850円と50円が余計なので買わず。他の金券ショップを探して、キューズ・モールを徘徊。暑いので、エアコンの効いた商業施設は結構人出は多い。しかし、ここでも図書券は4,840円と少しだけしか安くなっていないので、購入断念。
その後、JRで海老江に出て図書館。野田から阪神電車でとんぼ返りで、暑い1日の予定終了。
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