社内重要事項を闇でばかり 決定するオーナー社長の下、大勢のダラ幹*が 養成されました。
このダラ幹たち、とうとう部下からの提案を受付けて判断する能力もなくなりました。つまり、決定権がないので 提案を放置するようになったのです。それどころか、一部の幹部は 思考力すら 無くなり、社内を漂っているだけです。まるで クラゲ。
*ダラ幹:アホで無能な幹部のこと
これを見た 部下たち、上に何を言っても時間の無駄、とばかり自分達で できる範囲のことをやり始めました。彼らは日々顧客の要求する仕事をこなさなければなりません。提案に対する会社からの支援など待っている余裕はありません。こうなると会社内はコミュニケーション不要の世界。インフォーマルに強いというか人脈の豊富な人は 何とかやって行けますが そうでない人達は大変です。何せ、自分の仕事に協力してくれる人が居ないのですから。
常日頃、身近の社員間の 濃厚で深い私的な交流も少なく希薄になって行きました。そして、係長クラスに精神的に参る人が出て来始めました。
かくして 形ばかりの組織は 一応あるが 組織的活動のやり方すら わからなくなりました。
社長は ここ7~8年、標語で“チャレンジ・アンド・スピード”を掲げ、仕事にスピードを要求するが 縦横に協力関係の無い社内ではスピードレス。
年度計画説明の時 書類に書いてある文字を見て、社長は“「全員参加」って どういうことや”と その会社の我が友人に聞いたそうです。