The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
記録
技術力があると 自負している会社に行きました。そこで、当然 技術開発の記録が豊富なのだろうな、と思っていました。
固有技術に関わる問題は 部外者はオフリミットだろうと、長らく触れずにいました。
ところが、とうとうある日 “設計・開発”のプロセスを見なければならなくなりました。そんな時、不思議だったのですが、殆どの技術系社員は 記録を作ること、残すことに 非常に抵抗するのです。どうしてなのか。実際、ろくな記録がありませんでした。見せろと言っても たとえ有ったとしても整理して保管していませんので、直ぐには出てこないし、社内のどこに有効な記録があるのか分からない状態だったのです。
記録がないため、固有技術に関する新入社員教育の資料もなく、技術の伝承もままならない状態でした。そして 記録を作らないため技術者のリテラシーも退化(元々無かった?)していました。
このような会社で どうして“技術力がある”と 経営陣以下 とんでもない錯覚に陥ったのか。それは たまたま 一つの技術が 大いに当たって、なかなか他社が追随して来ない幸運な状況にあったからのようです。ところが、その技術を より強力に鍛えられなかったため、或いは 発展させられなかったため とうとう競合他社が 登場し 追いつかれ追い抜かれてしまいました。
“歴史は記録されて始まる。記録の無いところに歴史は無い。”という言葉を聞いたことがあります。記録が無く、“歴史の無い”会社には 反省に基づく マーケットでの正確な自社のポジショニングが できず、しかもリテラシーの欠如による論理的思考展開不能も加わって、技術力の強化や開発は無理だったのですネ。
まぁ “記録”だけが この会社の敗因とは 思えませんが 大きな要因と なりますネ。
固有技術に関わる問題は 部外者はオフリミットだろうと、長らく触れずにいました。
ところが、とうとうある日 “設計・開発”のプロセスを見なければならなくなりました。そんな時、不思議だったのですが、殆どの技術系社員は 記録を作ること、残すことに 非常に抵抗するのです。どうしてなのか。実際、ろくな記録がありませんでした。見せろと言っても たとえ有ったとしても整理して保管していませんので、直ぐには出てこないし、社内のどこに有効な記録があるのか分からない状態だったのです。
記録がないため、固有技術に関する新入社員教育の資料もなく、技術の伝承もままならない状態でした。そして 記録を作らないため技術者のリテラシーも退化(元々無かった?)していました。
このような会社で どうして“技術力がある”と 経営陣以下 とんでもない錯覚に陥ったのか。それは たまたま 一つの技術が 大いに当たって、なかなか他社が追随して来ない幸運な状況にあったからのようです。ところが、その技術を より強力に鍛えられなかったため、或いは 発展させられなかったため とうとう競合他社が 登場し 追いつかれ追い抜かれてしまいました。
“歴史は記録されて始まる。記録の無いところに歴史は無い。”という言葉を聞いたことがあります。記録が無く、“歴史の無い”会社には 反省に基づく マーケットでの正確な自社のポジショニングが できず、しかもリテラシーの欠如による論理的思考展開不能も加わって、技術力の強化や開発は無理だったのですネ。
まぁ “記録”だけが この会社の敗因とは 思えませんが 大きな要因と なりますネ。
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