当地域でもインフルエンザが流行中。
現在のところ、ほとんどがA型ですね。
日々、鼻をこちょこちょ(グリグリ?)する検査で子どもに嫌われています(苦笑)。
ちなみに、当院の検査方針は・・・
・希望があれば基本的に検査します。
・発熱当日の場合は、検査の感度が低いことを説明し、待てるようであれば翌日以降の検査を勧めます。それでも希望される場合は「今日陰性でも明日再検すると陽性になる可能性があります、2回やる羽目になっても恨まないでね」と念を押して行います。
・家族内にすでに診断された患者がいれば、検査を省略して治療をするのも可。ただし、その場合も隔離期間は守っていただきます。
・・・といったところ。
この悩ましいインフルエンザ検査の問題点を指摘する記事をみつけました;
■ インフルエンザ検査は必要か
(2015.1.20 産経新聞より)
インフルエンザの流行期には、多くの患者が検査を希望します。検査によって「インフルエンザかどうか診断がつく」と思っている人は多いのですが、そんなに簡単な話ではありません。がん検診の際に「検査には偽陽性と偽陰性がある」という話をしましたが、それはインフルエンザ検査も同様なのです。
インフルエンザ検査の最大の弱点は、かかり始めの初期には実際はインフルエンザであるにもかかわらず、検査が陰性になってしまう偽陰性が20~30%あるということです。
検査の結果に基づいて、医師が「陰性だからインフルエンザではない」と言えば、患者は「インフルエンザじゃなかった」と無理をして職場に行き、結果的に流行を広げてしまうことになります。困ったことですが、これは検査をするから起きる問題とも言えます。
インフルエンザの初期には、病歴と診察だけで診断した方が検査をするより正確という研究結果があります。インフルエンザにかかった場合、のどにイクラ状の盛り上がりができます。流行期にこうした症状がみられれば、検査をしなくても、かなり正確にインフルエンザであるとの診断がつきます。
インフルエンザ検査をむやみに受けるのはよくありません。とくに流行期には、いかにもインフルエンザという人の検査は不要で、むしろ、インフルエンザらしくない人にこそ検査が必要と言えます。(武蔵国分寺公園クリニック院長・名郷直樹)
一方で、インフルエンザ流行期に症状だけで診断すると、ベテランの医師でさえ2割は間違う(インフルエンザでない患者をインフルエンザと診断してしまう)という報告も過去にはありました。
喉の奥がイクラ状にブツブツ腫れるのは有名な所見ですが、全員に観察されるわけではありません。
また、不顕性感染(インフルエンザに罹っていても無症状、しかし人にうつす)というこまった存在も2割いると言われています。
やはり悩ましい・・・。
現在のところ、ほとんどがA型ですね。
日々、鼻をこちょこちょ(グリグリ?)する検査で子どもに嫌われています(苦笑)。
ちなみに、当院の検査方針は・・・
・希望があれば基本的に検査します。
・発熱当日の場合は、検査の感度が低いことを説明し、待てるようであれば翌日以降の検査を勧めます。それでも希望される場合は「今日陰性でも明日再検すると陽性になる可能性があります、2回やる羽目になっても恨まないでね」と念を押して行います。
・家族内にすでに診断された患者がいれば、検査を省略して治療をするのも可。ただし、その場合も隔離期間は守っていただきます。
・・・といったところ。
この悩ましいインフルエンザ検査の問題点を指摘する記事をみつけました;
■ インフルエンザ検査は必要か
(2015.1.20 産経新聞より)
インフルエンザの流行期には、多くの患者が検査を希望します。検査によって「インフルエンザかどうか診断がつく」と思っている人は多いのですが、そんなに簡単な話ではありません。がん検診の際に「検査には偽陽性と偽陰性がある」という話をしましたが、それはインフルエンザ検査も同様なのです。
インフルエンザ検査の最大の弱点は、かかり始めの初期には実際はインフルエンザであるにもかかわらず、検査が陰性になってしまう偽陰性が20~30%あるということです。
検査の結果に基づいて、医師が「陰性だからインフルエンザではない」と言えば、患者は「インフルエンザじゃなかった」と無理をして職場に行き、結果的に流行を広げてしまうことになります。困ったことですが、これは検査をするから起きる問題とも言えます。
インフルエンザの初期には、病歴と診察だけで診断した方が検査をするより正確という研究結果があります。インフルエンザにかかった場合、のどにイクラ状の盛り上がりができます。流行期にこうした症状がみられれば、検査をしなくても、かなり正確にインフルエンザであるとの診断がつきます。
インフルエンザ検査をむやみに受けるのはよくありません。とくに流行期には、いかにもインフルエンザという人の検査は不要で、むしろ、インフルエンザらしくない人にこそ検査が必要と言えます。(武蔵国分寺公園クリニック院長・名郷直樹)
一方で、インフルエンザ流行期に症状だけで診断すると、ベテランの医師でさえ2割は間違う(インフルエンザでない患者をインフルエンザと診断してしまう)という報告も過去にはありました。
喉の奥がイクラ状にブツブツ腫れるのは有名な所見ですが、全員に観察されるわけではありません。
また、不顕性感染(インフルエンザに罹っていても無症状、しかし人にうつす)というこまった存在も2割いると言われています。
やはり悩ましい・・・。