・・・もしもマイコプラズマに感染した場合、どのくらい学校や仕事を休むことになるのでしょうか?・・・
▶ マイコプラズマの症状
マイコプラズマは、上気道炎や気管支炎などの軽症にとどまることも多いです。発熱、のどの痛み、強めの咳などが出現します。痰の少ない乾いた咳になることが多いです。
<マイコプラズマ感染症の特徴>
肺炎を起こすと、咳が重症化・長期化し、全快までに長期間を要することがあります(図3)。
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▶ いつまで休むか?
マイコプラズマ肺炎の感染症法上の分類は、インフルエンザや新型コロナと同じ5類感染症です。学校保健安全法においては、新型コロナとインフルエンザは第2種学校伝染病、マイコプラズマ肺炎は第3種学校伝染病に指定されています。
学校保健安全法では、インフルエンザは「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日が経過するまで」、新型コロナは「発症後5日を経過し、かつ症状が軽快した後1日を経過するまで」という出席停止期間がもうけられていますが、マイコプラズマ肺炎は「感染のおそれがないと認めるまで」とされており、少しふわっとしています。
こども家庭庁では「発熱や激しい咳が治まっていること」(3)、日本小児科学会では「発熱や激しい咳が治まり全身状態がよいこと」(4)が登校の目安とされています。
働いている大人の場合、学校保健安全法は適用されませんので、常識的な判断で出勤することになります。
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<参考>
(1) 感染症発生動向調査週報.2024年第40週(第40号)(URL:https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2024/idwr2024-40.pdf)
(2) 特効薬が効かない「耐性マイコプラズマ」が増えているって本当? 感染予防策は(URL:ttps://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9024c84478cb83e8e2b138a91cad44437c72e593)
(3) こども家庭庁.保育所における感染症対策ガイドライン (URL:https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/cd6e454e/20231010_policies_hoiku_25.pdf)
(4) 日本小児科学会.学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説(URL:https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240513_yobo_kansensho.pdf)