新型コロナウイルス感染症の法律上の扱いが、
2類相当から5類相当へ変更された2023年5月現在、
ワクチンに対する興味が急速になくなってきている印象があります。
しかし「5類相当」というのは医療機関側の取り扱い方法で、
ウイルスが目の前からいなくなったわけではありません。
現時点でも、発症予防、重症化予防の手段は、ワクチンしかありません。
今、2023年度のワクチン接種スケジュールについて確認しておきましょう。
2023年度中は、自己負担なしで接種可能です。
なお、接種は義務ではありません。個人の判断によります。
(6か月~4歳)
・初回接種は3回で完了。
・従来型のみ接種可能です。
※ オミクロン株対応ワクチンは日本ではまだこの年齢に対する初回接種が認可されていません。
(5歳~11歳)
・従来型ワクチンの初回接種(1・2回目接種)または追加接種(3回目接種)を受けた方は、3月8日から開始されたオミクロン株対応2価ワクチンでの追加接種が延長されています。
・2023年度の新型コロナワクチン接種は通常、秋から冬にかけての『令和5年秋開始接種』の1回です。
・基礎疾患などを有する方は、さらに1回オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種が可能です。
※ オミクロン株対応2価ワクチンは、少なくとも初回接種を完了した方が対象です。
(12歳以上)
・65歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ重症化リスクが高い方などは、5月8日から8月末にかけての『令和5年春開始接種』と秋から冬にかけての『令和5年秋開始接種』の年2回の接種が望ましいとされています。
・それ以外の方は、『令和5年秋開始接種』で1回接種が可能です。
以上、年齢別の接種スケジュールを確認しました。
<参考>
▢ 「2023年度の新型コロナワクチン接種スケジュール」(2023年5月、ケアネット)