徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

2023年春、スギ花粉飛散量は昨年の3倍(群馬県)でした。

2023年04月19日 07時16分48秒 | 小児科診療
今年のスギ花粉症はひどかった…
と昨年も書いたような気がしますが。

統計では昨年と比較して、
東京都では2倍、
群馬県では3倍、
飛散したそうです。

大量飛散の翌年は飛散量が減ることが多いので、
来シーズンは少し楽になるかもしれません。

当院では重症のスギ花粉症患者さんには、
「舌下免疫療法」という体質改善の治療を勧めています。
現在、数十人が治療中ですが、手ごたえは上々で、
今シーズンも皆さん症状が軽度で済んでいます。

ところがこの舌下免疫療法に異変あり!
なんと原料のスギ花粉が足りなくなって、
新規開始ができなくなる状況に陥りました。

▢  『シダキュアⓇスギ花粉舌下錠 2,000JAU』限定出荷に関する お知らせとお詫び

希望者が多く、需要と供給のバランスが崩れてしまったのですね。
今シーズンは新型コロナの影響で私が裏技的に処方している漢方薬も入手困難となり、
いろいろ想定外のことが起こります。

 今年の花粉飛散 群馬県内では去年の3倍に「症状つらい」も増加 民間気象会社まとめ
2023/4/18:群馬テレビ)より抜粋;
民間気象会社のウェザーニューズは、3月末までの花粉の飛散状況についてとりまとめ、中国四国地方から関東地方までの多くの地域でスギ花粉の飛散が終了したと発表しました。また独自の花粉測定器による調査の結果、東京では去年の2倍、群馬ではおよそ3倍の飛散量だったことが分かりました。
 ウェザーニューズの発表によりますと、群馬県を含む関東地方ではすでにスギ花粉は飛散のピークを越えていて、ヒノキの花粉についても3月の下旬をピークに減少をしており、今月末頃にはシーズンが終了するものと予想されています。 
・・・
 ウェザーニューズ独自の花粉測定器による観測では、3月末までの全国の花粉飛散量は昨シーズンのおよそ2.6倍だったことが分かりました。東北北部など昨シーズン並みととなったエリアもありましたが、徳島県など西日本の一部では7倍となった地域もありました。
・・・


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