アメリカの成人向け予防接種スケジュールが2017年版へ更新されたという記事を紹介します。
日本では成人に対する定期接種は、高齢者向けの肺炎球菌ワクチンと高齢者向けの季節性インフルエンザワクチンの2つだけですが、アメリカではさまざまなワクチンが推奨されています。
また、予防接種制度も異なり、日本では定期接種は公費負担、任意接種は自己負担という仕分けがされていますが、アメリカでは健康保険で接種費用をまかなっています。
ちなみに、昨年(2016年)の推奨内容は下図の通り(2016/7/26:日経メディカル「B肝、破傷風ワクチン、大人に勧めるべき?」);
今年の変更記事を要約すると、
・経鼻生インフルエンザワクチンが非推奨となる。
・アナフィラキシー既往のある卵アレルギー患者でも、医療従事者の監視下であれば、あらゆる種類のインフルエンザワクチンを接種可能。
・3回接種が基本であったHPVワクチン(=子宮頸がんワクチン)は、9~14歳で1回目、5カ月以内に2回目の接種をすれば、3回目の接種は不要(ただし、青年期まで未接種の場合は、従来通り3回の接種が推奨)。
・HIV陽性の成人に、新たに髄膜炎菌4価ワクチン(MenACWY)の2回接種を推奨。
・B型肝炎ワクチンが有益とされる慢性肝疾患患者のリストに、新たにC型肝炎感染者が追加される。
■ 米国の予防接種ガイドラインが更新される
(2017/02/22:ケアネット、提供元:HealthDay News)
日本では成人に対する定期接種は、高齢者向けの肺炎球菌ワクチンと高齢者向けの季節性インフルエンザワクチンの2つだけですが、アメリカではさまざまなワクチンが推奨されています。
また、予防接種制度も異なり、日本では定期接種は公費負担、任意接種は自己負担という仕分けがされていますが、アメリカでは健康保険で接種費用をまかなっています。
ちなみに、昨年(2016年)の推奨内容は下図の通り(2016/7/26:日経メディカル「B肝、破傷風ワクチン、大人に勧めるべき?」);
今年の変更記事を要約すると、
・経鼻生インフルエンザワクチンが非推奨となる。
・アナフィラキシー既往のある卵アレルギー患者でも、医療従事者の監視下であれば、あらゆる種類のインフルエンザワクチンを接種可能。
・3回接種が基本であったHPVワクチン(=子宮頸がんワクチン)は、9~14歳で1回目、5カ月以内に2回目の接種をすれば、3回目の接種は不要(ただし、青年期まで未接種の場合は、従来通り3回の接種が推奨)。
・HIV陽性の成人に、新たに髄膜炎菌4価ワクチン(MenACWY)の2回接種を推奨。
・B型肝炎ワクチンが有益とされる慢性肝疾患患者のリストに、新たにC型肝炎感染者が追加される。
■ 米国の予防接種ガイドラインが更新される
(2017/02/22:ケアネット、提供元:HealthDay News)