かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

梅干など盗んでどうするんでしょう?

2008-07-24 22:25:04 | Weblog
 世間はすっかり夏休みですね。集団登校のランドセルの列が無くなり、心なしか渋滞が少しスムーズに流れ出しているように感じられます。ということにふと気づいたのが今朝だったんですが、今にして思えば、何とも贅沢な時間だったような気がします。今もし40日も休みをもらったりしたら、一体どうなるでしょう? 多分9月1日は、子供時分よりもはるかにつらく厄介な日になったんじゃないか、と想像されるのですが、一方で、それだけの時間があれば色々やれることもあるんじゃないか、と思わないでもないです。もっとも、学生時分から長期休みは大抵のんべんだらりと過ごして、気がつけばもう8月も終わり、という繰り返しでしたから、今更長期休みなどあっても何もできはしないだろう、とも思ったりしてしまいます。やはり私のようなヒトは、強制的に規則正しい生活を送らされるのが、一番具合が良かったりするようです。

 さて、世間では以前には考えられなかった盗人がはびこっているようで、我が職場の近くの山でも、グレーチングの金網が盗まれたり、変わったところでは、果物の木が丸ごと引っこ抜かれてたのがありました。苗木と違って、いったん地について枝葉を広げ、根を張った木というものは、プロの植木屋さんだって植えつけてちゃんと育つようにするのは難しい代物なのですが、あんなもの盗んでどうしようというのか、不可解にもほどがある話でした。
 それが今回は、隣の和歌山県で天日干ししていた梅干が盗まれたのだそうです。
64センチ角のプラスチック製の網せいろ82枚、乾燥重量にして250キログラム、誰かが持って行ったのだそう。せいろだけでも結構重く、厚さは10センチ程度ですが縦横が妙にでかいので、一人では持ちにくいしろものですから、犯人は2人以上の複数犯、ということなのかもしれません。
 それにしても不可解なのは、この犯罪、収支がつりあう話なのでしょうか。和歌山の梅干は「南高梅」というブランド品で、肉厚でやわらかく、種が小さいことで評判の高級品ではありますが、それでもキロ1000円までの代物ではないかと思います。それに乾燥中のウメは表皮が弱く、すぐやぶれたりして商品価値が著しく落ちたりするのに、それを短時間に82枚も重ねて運ぶというのは、かなりのロスも覚悟しないとならないでしょう。それに干しあがった梅ならともかく、乾燥途中なら盗んだ後自分で続きの乾燥を手間ひまかけてやらねばならないはずです。こういう犯罪を犯すヒトは、あまりそういう必要経費の問題は考慮したりしないものなのでしょうか。まあいずれにしても半完成品である梅干の流通ルートというのはそう色々あるものではないですし、なるべくならすんなりつかまって大幅赤字の収支になるよう、警察にはがんばってほしいものです。

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