かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

都知事選挙、下馬評通りとは言え、なんとも無残な結果を出してしまったものです。

2016-07-31 20:50:40 | Weblog
 今日も蒸し暑い1日で、午後から曇りがちになったので少し期待しましたが、残念ながら夕立雲は東にズレて北から南に流れ、こちらでは雨はありませんでした。一雨あればずいぶん涼しくなるのですが、ままならないものです。

 さて、東京都知事選挙、大方の予想通り、小池百合子氏が当選確実となりましたが、8時投票締め切りとほぼ同時に当確が出るなんて、一体どれだけ圧勝したのか、全く驚くばかりです。速報で見る限り増田氏、鳥越氏どちらにもダブルスコア以上の差をつけており、それだけ都民の心をつかまれたというのが、今の東京の混迷ぶりを浮き彫りにしているといえるかもしれません。
 一応選挙管理委員会からの公式な発表ではなく、マスコミ各社の出口調査や取材による推測だそうですので、ひょっとしてひょっとしたら明日朝にはひっくり返っている可能性も微小ながら無いことはないのでしょうが、ひねくれ者の関西人と違って東京の方々は素直なヒトが多そうですから、恐らくほぼ確実に結果は変わらないのでしょう。
 それにしても野党は全くもって残念な運動に終始して、もはやどうしようもないレベルに落ち込みました。与党の足並みが乱れて候補が二人出る分裂選挙になり、明らかに野党側には有利な展開だったのに、しかも参院選同様また相乗り選挙で野合を極めたにも関わらず、結果は2位の与党増田氏にも及ばず、与党4に野党1という惨敗。もはや全く言い訳など通用しない無残さを全国に見せつける結果になってしまいました。候補者にも色々課題はあったのでしょうが、それをサポートして教育を施し、一端の候補者に育て上げるのも応援する政党の役目であったでしょうに、実際には放置したも同然だったのは何故なんでしょうか? 昔の美濃部知事や青島知事のような、東京都のことなど二の次な主張で圧勝した人達の事を念頭に置いて、2度あることは3度あるとばかりに無策こそ正義と突っ込んでいったんじゃないか、と思わざるをえないほど、その選挙戦は傍から見てひどいものでした。しかし東京都民もさすがに学習したのか危機感を抱いたのか、いずれにしてもある程度考えて候補者を選ぶようになってきているのだな、というのを感じました。昔のように全ての情報をマスコミが握っていた頃と違い、ネットで情報が共有されるようになってきたのが効いてきているのかもしれないな、と時代の変化を実感させられた気がします。
 それにつけてもやっぱり不思議なのは、野党は何故鳥越氏を候補に選んだんでしょうね。年齢と病歴だけでもとても候補には選びにくい人だったように思いますが、その後のスキャンダルはもとより、政策についてのコメントや討論会での発言などみても、もっといい人はいたんじゃないのか、と思わざるをえない場面が多々あったんではないでしょうか。
 面接や身辺調査なり、ちゃんとこの人なら、と人となりも見極めた上で決めたのか、どうも素人目には不思議でなりませんでした。都知事選は基本何ら関係ない部外者ではありますが、民進党や共産党がどんな敗戦の弁を聞かせてもらえるのか、ちょっと期待したいところではあります。

コメント
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