かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

世界は今、プラスチックに埋め尽くされつつあるようです。

2019-08-20 20:08:05 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は24.1℃、最高気温は32℃。五條市の今朝の最低気温は22.9℃、最高気温は31.4℃でした。今日は朝から強い雨に見舞われました。未明から機嫌の悪そうな遠雷が聞こえてきましたが、ちょうど通勤の時間帯にかろうじて傘が間に合うかどうかという強めの雨が降り続け、駅から職場までの10分足らずの間に、足元を中心にしとどに濡れてしまいました。ただ、濡れたことよりも朝の通勤電車の冷房がきつくてその方が個人的には辛かったです。朝は十分に涼しいのですから冷房を止めればよいのに、除湿の意味もあったのかキツめの冷房に早く駅についてくれることを震えながら祈っておりました。弱冷房車に乗ればまだマシだったでしょうね。行きのバスが少し遅れて慌てて乗った車両が冷え冷えで難儀しました。
 それにしても、よくあの車内で半袖の軽装で平気な顔をして乗っていられるものです。どうも空調の無い生活をしているうちにすっかり冷房には弱くなってしまったようで、先日までのひたすら暑い日々ならともかく、ちょっと気温が下がってくると冷房そのものが疎ましくなるという、現代社会から逸脱した感覚になってしまっているようです。

 さて、今、世界中にプラスチックゴミが溢れかえっているのだそうな。それも目に見えるようなものばかりでなく、肉眼では視認できない非常に小さな破片と化した、マイクロプラスチックと呼ばれるものになって、世界中に舞い飛んでいるのだとか。アメリカの研究者によると、コロラド州デンバーとボールダーでの調査で、90%の雨水にマイクロプラスチックが含まれていることが分かったのだそうです。これまでにも、フランス南部のピレネー山脈で降った雨からもマイクロプラスチックが検出されているほか、海底深くや無人島からも大量のプラスチックが見つかっており、今や世界にマイクロプラスチックの存在しないところは無いに等しい状況です。ヒトも毎週平均5g位プラスチックを摂取しているという調査結果もあり、便利で重宝していたプラスチックが、今や人類、ひいては地球環境への驚異と化している様が見て取れます。
 ただ、それらマイクロプラスチックが人体にどのような影響を及ぼすのか、まるでわかっていないのが現状です。また、仮に影響があるとして、それを世界から除去する方法は、これまたほとんどわからないに等しいというありさまです。自然界には確かにプラスチックを食べて分解してしまう微生物がいたりもするようですが、果たしてそれらが繁殖して世界中のプラスチックを食い尽くしてくれるのかと言うと、それこそ「腐海」のように多分天文学的な時間単位が必要になるでしょうし、と言って培養したり遺伝子改変でプラスチック分解能を向上させたりしても、プラスチック専用処理工場にして稼働させるほど効率が上がったり大量培養できたりするのかと言うとそれもすぐには難しい話です。まずは人体を始めとする生物への影響を明らかにすることが重要なのではないかと思います。

コメント
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