奈良市の今朝の最低気温は23.7℃、最高気温は29.7℃。五條市の今朝の最低気温は22.5℃、最高気温は28.6℃でした。今日は未明から強い雨が断続的に降り、朝の通勤時間帯もずっと降り続いていました。昼間は一時雨が上がり、日差しも戻っていましたが、夕方までに再び空が雲に覆われ、また雨が降ってきました。今夜から明日一日も断続的に雨が降り、梅雨のような空模様が続く模様です。
さて、大阪大学の研究チームが、iPS細胞から培養した角膜細胞を世界で初めてヒトの目に移植、ほぼ失明状態だった患者の視覚を復元することに成功した、との発表を行いました。患者は40代の女性で、角膜が濁る「角膜上皮幹細胞疲弊症」という失明する恐れのある病気を患い、左目がほぼ見えない状態に悪化していました。2時間の手術の末、
角膜を切除し、代わりに厚さ0.05ミリのシート状に加工した培養角膜細胞を移植したとのことで、今後1年ほどは、異常が生じないかなどの経過観察を行いつつ、年内に1人、2022年までに更に2人の患者に移植を試み、術式の安全性や有効性を確認していく予定です。うまく行けば、2025年ころには保険適用となる一般医療化に至るそうな
。
夢の治療法iPS細胞がいよいよ実用段階に入りつつあることを実感させる成果ですね。
一方米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、ES細胞でヒトの脳細胞を人工的に作り出し、人工培地上で脳細胞塊(オルガノイド)を作成したところ、ヒトに類似した電気的活動が確認されたとの発表がありました。その電気的活動が早産児のものに似ていることから、この脳細胞塊には意識はないはずとしていますが、確かなことは言えないともしており、今後様々な議論を招くことになりそうです。なんでもこの脳細胞塊は1年ほどで成長しなくなるそうで、まだ最適な培養条件が解明されていないのか、あるいは脳の発達に外界からの刺激が必要とされるのかなど、まだまだ不明な点は多いようですが、人体で最も複雑な臓器とも言える脳も人工的に作り出せる時代になりつつあることがわかり、未来に夢と希望が感じられました。
いずれにしても紆余曲折はあるでしょうし、特に脳の話は倫理問題など純科学的な話題と異なる次元の話で色々と物議を醸しそうですが、いずれそれらを乗り越えて、更なる発展を遂げて未来を創り出してくれることでしょう。そういう時代に巡り会えたことに心から喜びを覚えつつ、続報を待つといたしましょう。
さて、大阪大学の研究チームが、iPS細胞から培養した角膜細胞を世界で初めてヒトの目に移植、ほぼ失明状態だった患者の視覚を復元することに成功した、との発表を行いました。患者は40代の女性で、角膜が濁る「角膜上皮幹細胞疲弊症」という失明する恐れのある病気を患い、左目がほぼ見えない状態に悪化していました。2時間の手術の末、
角膜を切除し、代わりに厚さ0.05ミリのシート状に加工した培養角膜細胞を移植したとのことで、今後1年ほどは、異常が生じないかなどの経過観察を行いつつ、年内に1人、2022年までに更に2人の患者に移植を試み、術式の安全性や有効性を確認していく予定です。うまく行けば、2025年ころには保険適用となる一般医療化に至るそうな
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夢の治療法iPS細胞がいよいよ実用段階に入りつつあることを実感させる成果ですね。
一方米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、ES細胞でヒトの脳細胞を人工的に作り出し、人工培地上で脳細胞塊(オルガノイド)を作成したところ、ヒトに類似した電気的活動が確認されたとの発表がありました。その電気的活動が早産児のものに似ていることから、この脳細胞塊には意識はないはずとしていますが、確かなことは言えないともしており、今後様々な議論を招くことになりそうです。なんでもこの脳細胞塊は1年ほどで成長しなくなるそうで、まだ最適な培養条件が解明されていないのか、あるいは脳の発達に外界からの刺激が必要とされるのかなど、まだまだ不明な点は多いようですが、人体で最も複雑な臓器とも言える脳も人工的に作り出せる時代になりつつあることがわかり、未来に夢と希望が感じられました。
いずれにしても紆余曲折はあるでしょうし、特に脳の話は倫理問題など純科学的な話題と異なる次元の話で色々と物議を醸しそうですが、いずれそれらを乗り越えて、更なる発展を遂げて未来を創り出してくれることでしょう。そういう時代に巡り会えたことに心から喜びを覚えつつ、続報を待つといたしましょう。