奈良市の今朝の最低気温は4.3℃、昼の最高気温は14.8℃、五條市の今朝の最低気温0.5℃、昼の最高気温は13.3℃でした。今日は昨日同様日中は穏やかに晴れました。昨日に比べると空気も温まりが早く、日中の日向はかなりのポカポカ陽気になりました。そんな中、亡父の月命日法要のために実家に帰省しましたが、こういう天候のドライブは気持ちよくて疲れも知らず、というものです。母の年賀状作りも無事手伝いを終えました。まあ少し時間がかかってしまって、帰りがもろに帰宅ラッシュと被ってしまって、2時間弱で帰ることができるはずの道を3時間近くかけてしまいましたが。もうクラッチを切る左足がつりそうでしたが、明日は筋肉痛になっているかもしれませんね。足三里に針でも貼って寝るとしましょう。
さて、山形大文化人類学・アンデス考古学の坂井正人教授らの研究グループが、南米ペルーのナスカ台地とナスカ市街地付近で、新たな「ナスカの地上絵」168点を発見したと発表されました。調査にはドローンやAIを活用し、発見された絵の3割はヒトを模したもので、他にも蛇やネコ科の動物を描いた物もあったとのことです。写真を観ましたが、ユーモラスにデフォルメされたヒトらしき絵が観られました。それにしてもAIを何に使っているのかと思ったのですが、公開されている絵は便宜的にどのように見えるかを白線でなぞってあるもので、実際の絵は砂が微妙に僅かに溝状に凹んでいるだけで、ぱっと見では見逃してしまいそうな痕跡にすぎないものでした。それらの映像をドローンで撮影し、その中から学習させたAIで地上絵を探索させたのでしょうね。
ところで、報道よりも詳しい情報を拾いに山形大学のサイトを観に行ったのですが、坂井教授らの研究グループが、ペルーの文化省から正式にナスカ地上絵の調査を認可されている世界唯一の研究機関と書いてあるのに驚きました。10年ほど前に、ナスカ市に「山形大学ナスカ研究所」が開設されたというのはこのブログでも記事にしたことがあったような記憶があったのですが、その後2015年にはペルー文化省と「特別協定書」を締結し、ナスカの地上絵に関する学術協力と保護に公式に取り組むことになり、更に大学内での異分野連携や、国内の他の大学、ペルー、米国、イタリア、ドイツの研究者らとの共同研究まで、活発に行うなど、日本が世界に誇りうる研究を続けておられます。
我が国の文科省は「選択と集中」の名のもとに目の前で即お金に替わりそうに見えるものばかりにわずかばかりの資金を集めて、挙句の果てに大学組織の弱体化と研究環境の劣化を招き現場を混乱に陥れていますが、国が軽視する文系にだってこのようにこれぞ研究というものがあるということをもっと認識すべきであろうと思います。
さて、山形大文化人類学・アンデス考古学の坂井正人教授らの研究グループが、南米ペルーのナスカ台地とナスカ市街地付近で、新たな「ナスカの地上絵」168点を発見したと発表されました。調査にはドローンやAIを活用し、発見された絵の3割はヒトを模したもので、他にも蛇やネコ科の動物を描いた物もあったとのことです。写真を観ましたが、ユーモラスにデフォルメされたヒトらしき絵が観られました。それにしてもAIを何に使っているのかと思ったのですが、公開されている絵は便宜的にどのように見えるかを白線でなぞってあるもので、実際の絵は砂が微妙に僅かに溝状に凹んでいるだけで、ぱっと見では見逃してしまいそうな痕跡にすぎないものでした。それらの映像をドローンで撮影し、その中から学習させたAIで地上絵を探索させたのでしょうね。
ところで、報道よりも詳しい情報を拾いに山形大学のサイトを観に行ったのですが、坂井教授らの研究グループが、ペルーの文化省から正式にナスカ地上絵の調査を認可されている世界唯一の研究機関と書いてあるのに驚きました。10年ほど前に、ナスカ市に「山形大学ナスカ研究所」が開設されたというのはこのブログでも記事にしたことがあったような記憶があったのですが、その後2015年にはペルー文化省と「特別協定書」を締結し、ナスカの地上絵に関する学術協力と保護に公式に取り組むことになり、更に大学内での異分野連携や、国内の他の大学、ペルー、米国、イタリア、ドイツの研究者らとの共同研究まで、活発に行うなど、日本が世界に誇りうる研究を続けておられます。
我が国の文科省は「選択と集中」の名のもとに目の前で即お金に替わりそうに見えるものばかりにわずかばかりの資金を集めて、挙句の果てに大学組織の弱体化と研究環境の劣化を招き現場を混乱に陥れていますが、国が軽視する文系にだってこのようにこれぞ研究というものがあるということをもっと認識すべきであろうと思います。