今朝の奈良市の最低気温は3.9℃、昼の最高気温は10.4℃、五條市の今朝の最低気温はー0.8℃、昼の最高気温は10.2℃でした。今日は北ー西からの季節風が殊の外強く、久しぶりに「冬」を感じた一日でした。午前中所要で京奈和自動車道を北上し、また南下して帰ってきたのですが、高架上では西からの風にしばしばハンドルを取られそうになり、真っ直ぐ走るのに大分緊張しました。フラフラ揺れながら走っている車が前に居たりして大分周りにも気を使いましたが、不規則に防音壁があって風が遮られたりあらぬ方向へ巻き込まれたり、防音壁が切れた途端また横からびゅうっ!と一吹きされてよろめいたり、なかなか大変な10数分でした。幸い雨や雪は観ませんでしたが、奈良市の方では昼頃ざあっと一雨あったようです。濡れた路面で猛烈な横風を食らうなどそれはもうただの悪夢ですから、天気が崩れないで助かりました。明日はもう少し落ち着いた天気になってくれることを期待したいです。
さて、羽田の炎上事故以来、旅客機の事故や事故未満の重大問題が相次いで発生しているようです。5日にはアメリカ北西で太平洋に面しているオレゴン州で乗客177名を乗せてポートランド国際空港を飛び立ったアラスカ航空1282便 ボーイング737MAX9が、5千mほど上昇した際に突然ドアが吹き飛ぶという前代未聞の事故に見舞われました。外れたドアは下の住宅の庭に落下、機内が急減圧とー50℃以上の極低温に見舞われながらも飛行機自体は無事緊急着陸に成功し、死者はありませんでした。吹き飛んだドアは4本のボルトで固定されていたとのことですが、同型機の運行を中止して検査したところ、同じドアのボルトで複数の緩みが発見されたとのこと。今のところ緩みが見つかったのは10機ほどですが、人気機種でもあり、その後更にドアのボルト緩みは増える可能性が高いとのことです。事故を起こした機体は就航2ヶ月という新品同然だったことも、この事故の深刻さを物語っており、ボーイング社の責任を問う声が高まっているようです。一方、今日の11時20分ころ、乗員乗客65人を乗せて新千歳空港を飛び立った全日空1182便のボーイング737型機で、飛行中に操縦席の窓に亀裂が生じているのが発見され、空港に引き返しました。こちらも乗員乗客に被害はありません。まあ同じ737型とはいえ機種が違うようですし、ひょっとしたら結構年数の経っている機体なのかもしれませんが、操縦席の窓の亀裂というのはなかなか恐ろしいものがありますね。実際に操縦席の窓が割れて機長が外に吸い出されてしまう事故も過去何度かあったようですし、鳥がぶつかるなどで割れたりヒビが入ったりするのは割りとありがちな話のようです。いずれにしても、こういう事故に至らないインシデントが積み重なっていくとある日ドカンと酷い事故が起きたりすることもママありますので、しばらくは注意が必要なのかもしれません。その酷い例がこの間の羽田炎上事故だったなら良いのですが。