かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

多分小型端末の微細な電磁波よりも、もっと身体に悪影響を及ぼす主原因が他にあるような気がします。

2024-01-29 20:04:54 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は0.5℃、昼の最高気温は10.2℃、五條市の今朝の最低気温は−1.1℃、昼の最高気温は9.2℃でした。今日は午前中曇っていましたが、昼前からは雲が切れて青空が広がりました。明日は快晴の上天気になって気温もかなり上がってくる模様です。その分花粉も盛大に飛びそうですが、明後日以降の雨でそれも少しは落ち着いてくれるかも? まあ抗アレルギー薬は必須な一日に明日はなりそうです。

 さて、令名轟く日本教職員組合による、第73次教育研究全国集会が昨日まで北海道で開催されていました。コロナ以来4年ぶりに、全国から教職員延べ8千人が集まり、賑々しく催されたとのことです。集会では24の分科会が持たれ、授業実践例などのレポートが計495本発表されて、教育研究、教育実践の討議が持たれたようです。
 個人的に現役の生徒時代の体験もあって、日教組にはあまり良い印象はありませんし、現在の思想信条からしても相容れることはなさそうな敵性集団という認識ですが、生真面目な先生方が真剣に子供たちのことを考え、教育への情熱をかき立てて教育技術の向上に切磋琢磨しているというのであれば、それはそう悪いことでは無いようにも感じます。とはいえ、中には怪しげな研究発表もあったらしいというネットニュースを観ました。産経新聞の記事ですが、保健・体育分科会で、現在小中学生に1人1台配られているタブレット端末など電子デバイスが発する電磁波の危険性を訴えるリポートが発表されたとのことです。福岡県の中学の養護教員によるもので、電子デバイスが発生させる電磁界にさらされることで頭痛などの症状が生まれるという「電磁波過敏症」を問題視し、体調不良を訴えて保健室を訪れる子供に対して、電磁波の影響を念頭に「タブレットを使っていたか」「先生はプロジェクタを使っていたか」などと質問しているという話が出たとのこと。この「電磁波」問題については、WHOが化学的な証拠はないという見解を示しており、経産省が設置した有識者会議の提言に基づき設立された「電磁界情報センター」でも、「国の研究機関が学校の教室でパソコンが発する電磁波を調べたところ、最大値で総務省が示す安全基準の1千分の1以下」とのデータが出ています。これらの話からすると、その不調の訴えは電磁波によるものではなく、もっと違う原因、例えば安物のタブレットのせいで液晶画面の解像度が低くて見にくいとか、コントラストの強すぎる液晶画面の長時間注視で眼精疲労が進行とか、重たいので姿勢が悪くなって調子を崩すとか、他になにか要因があるんじゃないかという気がしますが、どうしても電磁波のせいにしたい勢力だったりするんでしょうか? せっかく子供たちのために調査して研究発表されているのですから、一つの原因らしきものにこれだ!とばかりに飛びつくのではなくて、もっと広く様々な要因を想定し、一つ一つ丹念に潰して教育環境の改善に務めるようなレポートをお願いしたいです。

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