京都市に広報キャラクターが１４０もいるなんて全然知りませんでしたが、このたび更に１体増えたそうで。

　今朝の奈良市の最低気温は１９．５℃、最高気温は２２．２℃、五條市の最低気温は１８．７℃、最高気温は２０．９℃でした。今日は朝からずっと雨が降り続き、気温も振るわず肌寒い一日でした。このぐずついた天気は今週いっぱい続くようで、週間天気予報でも次に晴マークが出ているのは、実に日曜日のこと。それまではずっと曇りと雨のマークが並んでいます。晴れてあまり暑くなるのも困りものですが、いい加減雨も上がってくれないと、家の中も湿気りますし気分も振るいません。

　さて、財政破綻も噂され、資金繰りに四苦八苦の京都市で、この度新たに２５０万円をかけて新たな広報キャラクターを誕生させたそうです。まあ今となってはよく見かけるタイプのアニメ調女性キャラクターですが、驚いたのは、京都市には実に１４０人もの広報キャラクターがあって、今新たに追加した、という話です。もし一人頭の制作費が同じなら、実に３億５千万円もキャラクターに投じていることになりますが、京都市民の人たちはこれを許容されているんでしょうか？
　そんなに大勢どこでどういうふうな広報活動に従事しているのか、そういえば最近京都には行ってないので知る由もありませんが、こんなオジリナルのアニメ調キャラばかり大勢増やしても、普通は区別がつかなくてあまり意味があるようには思えません。これはもしかして市役所にオリジナルキャラをたくさん作りたい願望を持つ職員がいるのか、はたまたトップの市長がそういうヒトだったりするのでしょうか。なんとも不思議な組織もあったものです。それも黒字で税収の使いみちに困っています、というような状況ならいざしらず、財政再建団体一歩手前という危機的状況にあって、さすがに市民も怒るんじゃないでしょうか？
　京都市の税収は２千５百億円あまりあるそうですから、それからしたら２５０万円は大した金額ではないかもしれませんが、それでも本は市民の寄せた税金によるのですから、本来１円も無駄にして良いお金は無いはずです。何でもかんでも緊縮緊縮では職員のやる気も削がれるだろうとは思いますが、ならばなおさら頭を使ってさすがは京都市と一目置かれるようなお金の使い方を工夫してもらいたいものです。