今朝の奈良市の最低気温は6.3℃、昼の最高気温は10.7℃、五條市の朝の最低気温は 1.1℃、昼の最高気温は7℃でした。今日は本当に雨が降るのかと昨夜は疑っておりましたが、出勤時間にはしっかりと降っていました。その後も昨日とは打って変わってどんよりとした曇り空が続き、午後遅くにちょっとだけ日差しがありましたが、総じて気温の割には肌寒さを覚える日中となりました。一方、すでに20時の段階で急激に気温が降下してきています。明朝は寒気の影響でまた厳しい冷え込みになりそうです。どうも数日前から少しずつ少しずつ喉の調子がおかしくなってきているのが実感されますので、この冷え込みで一気に体調を崩さないように、注意していきたいと思います。
さて、宇宙ベンチャー企業「アイスペース」の月着陸船「レジリエンス」が、アメリカ・スペースXのロケットに載って打ち上げられました。2年前の4月は月面着陸に失敗しており、今回成功すれば、日本の民間企業としては初の月着陸成功となります。月への着陸は、早ければ5月末ころになる予定とのことです。また、同時に積載されたアメリカ企業の月着陸船も到達に成功すれば、民間企業2社それぞれの月面着陸機が一つのロケットに相乗りして打ち上げられるのも史上初めてとのことです。このアメリカ企業の方は、45日後月に着陸予定だそうです。
とりあえず無事打ち上げ成功はおめでたいことだと思います。いくらスペースXがひっきりなしにロケットを打ち上げているとはいえ、月まで届く大型はそうそうポンポン上げて無いでしょうし、まだまだ宇宙ロケットはちょっとしたことでトラブって失敗に終わりかねない、リスクの高い移動手段です。それが無事上がって予定通り月に向かって飛んでいったということですから、良い話だと思います。
ただ個人的に気になったのは、日本のほうが120日くらい先、アメリカの方でも45日も月着陸までにかかるとされていることです。かつて人類を初めて月まで運んだアポロ11号は、月までざっと100時間ほどで飛んでいって着陸を果たしました。それからするとアメリカの方で10倍以上、日本の方だと30倍以上時間をかけてゆっくり月に向かうということなのでしょうか。アメリカの威信をかけて国家予算を湯水の如く費やしたアポロ宇宙船と、コスト重視の民間企業の取り組みとが近しいとは思いませんが、それにしても随分と差がありすぎる気がします。月探査船かぐやも月軌道まで20日くらいかけて飛んでいったといいますし、かつてのアポロ計画はよほど無茶をやったんだろうなとは思うのですが、できればそういったことも加味して報道してくれたらありがたいと思います。
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