かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

私の一票は衆院で0.79票、参院では0.42票にしかなってないのだそうです。

2011-02-23 21:17:17 | Weblog
 今年は何か今までやったことのないようなことをやってみたいな、と年明けからこっち漠然と考えていたのですが、2月もあと一週間ほどで終わろうかという今頃になって、ようやくそれがなんとなーくおぼろげながら形になり始めてきました。やり始めた時は、正直有り体に言うとなめてかかっていまして、案外簡単にささっと出来るんじゃないか、などとタカをくくっていたのですが、やっぱり世の中そう甘くはありませんでした。今も四苦八苦しながらなんとか形をつけようともがいておりますが、果たして本当にできるのかどうか。まあ基本素人で下手なのは確定済みではあり、その事自体さほど期にしているわけではありませんが、と言ってあんまりなモノを「できた!」というわけにもいかず、しばらくはなんとか少しでもマシなものにしようともがき続けることになりそうです。
 何をしているかは、いずれこの場で公開出来るように当面努力したいと思いますので、その日が来るまで伏せておこうと思います。なんて言いつつ、来月の中頃にはすっぱり無かった事にして違うことを始めたりするかもしれませんが(笑)。まあ折角始めたことですし、出来る限り時間を投じて努力してみるつもりです。上手く行けば9月のコミトレに使えるかもしれませんし。

 さて、民主党が政権交代を実現した2009年夏の衆院選について、1票の格差が最大2.3倍になっていたのは「正当な選挙を保障した憲法に反する」などとして選挙無効を求めた9件の訴訟があり、その全ての結審が終わったのだそうです。「一人一票実現国民会議」という組織が主導して起こした裁判だそうですが、そう言えば先日新聞だったと記憶しているのですが、この団体の出した大きな意見広告を見た覚えがあります。その広告にあったサイトにアクセスしてみると、「あなたの一票の本当は何票でしょう?」というページがあって、都道府県と選挙区を選ぶと、自分の一票の価値が出てきます。ちなみに渡しの場合は、衆院選0.79票、参院選0.42票でした。田舎なのでもう少し多いと思っていたのですが、特に参院選は予想外に低い数字でちょっと驚かされました。この団体の主張される、「国会議員が国民の代表として国会で投じる1票の価値が均一であるためには、議員1人当たりの主権者数が同一でなければならない」については、得票数の多い議員と少ない議員のそれぞれの一票は等価? などと揚げ足取りしたくなる誘惑にもかられますが、自分の表の価値を数字で見せてくれるあたり、総じて共感はしやすい主張だったと思います。そもそも私は、利益誘導型の『おらが村』代議士の存在には疑問を持っておりましたし、国会議員たるもの、地元のことより国政全般に責任をもって当たって欲しい、とも思っておりました。いっそ選挙区なんて全国一区にして、得票の多い順から議員になればいいとか、地方選出議員については、国民投票等で一定数の反対が出たら当選を拒否できるようにすべきだとかを考えていたのですが、制度とかコストの面はともかくとして、それを実現するにはもっと政府をスリム化して、外交や軍事など根幹の仕事だけにして残りは全部地方に権限ごと委譲するような、いわゆる地方分権が実現しないと駄目だろうな、とも思います。まあ色々な機会を捉えて議論していくのは大事だと思いますし、それを続けていってより良い制度になっていけば、それこそ正しく民主主義といえるんじゃないかと思います。でもこのへんの問題、ネットを使って選挙活動から投開票まで出来るようなシステムを作れば、大方解決してしまうんじゃないでしょうか?ネットだけでは使える人とy使えないヒトで差が生じる、というのなら、テレビの地上波のデジタル化を強行するのですし、そういう仕組みを地上波デジタルや携帯やインターネットに乗っけていくようにすればいいんじゃないかと思います。そろそろ選挙カーや電話なんていうツマラナイ選挙は卒業し、かつ一票の格差だけじゃなくて、田舎の選挙における選択肢の少なさについても、もう少し議論を深めてもらえれば、と切に願います。


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