今朝の奈良市の最低気温は1.5℃、昼の最高気温は7.6℃、五條市の今朝の最低気温は1.2℃、昼の最高気温は5.8℃でした。今日は朝から曇り、その後、午前中に日差しは戻ってきましたが、依然雲が多く日が陰りがちで、なんとも寒々しい1日になりました。明日の予報は晴れですが、朝はまた真冬並みに冷え込む模様です。今夜は暖かい寝具を用意するのが必須のようですね。しかし、明後日から4日間雨のマークというのはこの季節としてはどうなんでしょう? 天気図を観たら、妙に梅雨っぽい停滞前線が出てくるのですが、まさかひょっとして菜種梅雨? いくらなんでもまだ1月中旬、そんな天気周りになるのは早すぎるのですが。2月にはもう春になってしまうのかもしれませんね。
さて、ドイツの主要各都市で、農家による大規模なデモ活動が勃発。トラクターやトラックが1都市あたり2千台も押し寄せて主要道路を埋め尽くし、怪気炎を上げているそうです。原因は、現政権による緊縮財政政策で割を食う、農業関係の税制優遇措置の縮小。政府はこの1月4日に補助金削減計画の一部を修正しましたが、農家側は不十分だとして農業にしわ寄せさせる形での緊縮財政政策の完全撤回を求めています。その間隙を縫うように、極右政党が台頭、「農家ファースト」を掲げる「ドイツのための選択肢(AfD)が支持を伸ばし、他にも、「第3の道」、「自由ザクセン」と言った極右集団・政党の活動が活発化しているとのことです。話によるとドイツのショルツ首相は、環境対策重視で化石燃料を多用する農業や運送業を敵視しており、農家との対話を拒んでいるとのことで、この混乱は収まる様子が無い模様です。
まあ昔々の農業機械がない時代に戻れない以上、化石燃料を使わざるをえないのは致し方ないことだと思うのですが、そんな現状を無視してまで農家を敵視する政権というのも随分と極端な話に聞こえます。それなら大馬力長時間稼働の電動トラクターを農家が購買意欲をそそられる価格で出すよう業界に働きかけるとか国公立研究機関で開発するとかすればよかろうと思うのですが、そういう動きもしないでただ農業はいらないとばかりな政策を推進してるんでしょうか? まあ数十年に渡って農業政策をしくじり続け、経済団体から不要と断じられるような農業現場にしてしまった日本が物を申すのもおこがましいという気がするのですが、少なくとも、環境派と呼ばれる人たちは現実が見えていないか見ようとしないか、どちらかなんじゃないでしょうか? なんとなれば、化石燃料を大量消費しているのはなんといってもダントツで中国なので、化石燃料消費を地球規模で抑えたければ中国をなんとかするのが一番効果的なはずなのですが、環境テロなども中国でやらかそうとはしないのが実に不思議です。まあ彼の国はその手の人種には情け容赦ない国柄ではありますが。