半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

『建築する動物たち』 を読みました。

2010-04-20 20:39:41 | 
マイク・ハンセル著、長野敬+赤松眞紀訳、 『建築する動物たち』 (青土社) を読みました。サブタイトルに、 「ビーバーの水上邸宅からシロアリの超高層ビルまで」 とあるように、様々な生物が作り出す構造物に関して数多くの実例を挙げながら、その建築原理に迫ろうという内容です。

この本を読めば、人間以外の生き物が作る “巣” が、実際には非常に高度な設計と高い技術によって作られているという事実がよく分かり、唖然とさせられることでしょう。



しかし、私がこの本を読んで一番驚いたのは、 「つくり手であるためには脳も特殊な体の構造も必要ではない」 という点でした。事実、単細胞のアメーバですら、砂粒を使って非常に複雑な構造の殻のような住居を作り上げるのです。

私達は複雑な構造物を作ることができる私達自身のことを、他の生物よりも圧倒的に高度な生物だと思い込んでいますが、それは単なる思い上がりなのかもしれませんね。
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この柑橘類は何でしょう?

2010-04-20 20:16:04 | その他の食べ物
先日、タケノコ掘りに来てくれたお客さんからこんな柑橘類をいただきました。さて、何だと思いますか?




正解はこれ。 「文旦 (ぶんたん) 」 です。 「ザボン」 ともいいますね。大きなものは直径25cm位になるそうです。何となくグレープフルーツに似てますが、グレープフルーツはこの文旦とオレンジが自然交配して生まれたものだそうです。




文旦は皮が厚いのが特徴。このように上下を切り落としてからむきます。




房からの果肉の離れは良いので、このようにきれいにむけます。グレープフルーツに似た香りで上品な味。いくらでも食べられそうです。



『都こんぶ』 (中野物産) と双璧を成す?キオスク菓子の定番、『南国特産 ボンタンアメ』 (セイカ食品) には、本当にこの文旦の果汁が使われているんですよ。
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