半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

ポルシェ911(930)、ボール・ジョイントがご臨終!

2011-04-16 10:32:05 | ポルシェ911
先日、車検のためにシミズテクニカルファクトリーに持ち込んだカミさんのポルシェ911(930)、取材を兼ねた作業に入りました。




昨年O/Hしたばかりなんで、エンジン関係では特にやることはありませんね。オイル漏れはもちろん、にじみもなし。ご覧のようにきれいな状態です。




今回、通常の24ヶ月点検以外に必要なのは、キャリパーのO/Hと、タイロッドエンドの交換程度かなと思っていました。しかし、清水さんがリフトに上げてみたら……うげげっ、ロアアームのボールジョイント・ブーツが切れている!。実は少し前から異音には気付いていたのですが、操舵時に出る音だったので、てっきり「予想通りタイロッドエンドのブーツが破れたなぁ」と思い込んでました。トホホ~、我ながら迂闊でござるよ。さっそくパーツをオーダーしておくことにします。




で、タイロッドエンドのボールジョイントの方はこの位の亀裂。こっちも時間の問題でしょう。




もちろん修理はタイロッドエンドだけの交換でもOKです。しかし、せっかくのチャンス?なんで今回はそっくりターボ用のタイロッドに交換することにしました。画像の上側がターボ用です。




この画像のように、 “素” カレラではラック側にラバーブッシュを用いたユニバーサルジョイントを使用していますが、ターボ用ではスフェリカルジョイント(ピロボール)が使用されています。操舵感に体感できる位の差が有るという方が多いのですが、果たして私に分かるのだろうか?




キャリパーは久々のO/H。ノーマルの鋳鉄の2ポットであるものの、カミさんの用途を考えればこれでも必要十分です。空冷のVWビートル(シロ号の方)には前/後にブレンボの4ポットを奢っていますが、あちらは飽くまで草レース用なんで、想定している用途は全然違います。




O/Hキットはもちろんこれ。ATEの純正を使用します。パッケージに “クラシック” と書かれているのを見て、清水さんも苦笑していました。「うちも、いつの間にか旧車専門かぁ……別にそんな自覚はないんですけどねぇ(笑)」



今回の作業、詳しい手順や掛かった金額など、来月号のエフロード誌に紹介いたします。興味があるという方はそちらをご覧いただければ幸いです。
コメント (2)
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