投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 1月14日(水)01時14分34秒
この前、田舎に帰り、父親と雑談していたときの話です。
日本画の収集で有名な山種美術館は、群馬県出身の実業家で、横山大観のパトロンでもあった山崎種二氏が創設したものですが、同美術館がまだ兜町にあった頃、私の父親は仕事で近所に出かけたついでに訪問してみたそうです。
そして受付の女性に、「ヤマタネさんの親戚の○○だけど」と言ったところ、館長が出てきて、無料で丁重に館内を案内し、うやうやしく著名作品の解説をしてくれたので、まるで天皇陛下になったような気分だったそうです。
私は自分の家がヤマタネさんの親戚だなどとは一度も聞いたことがなかったので、「ヤマタネさんって、親戚だったの?」と聞いたら、父親は平然と、「いや、別に親戚じゃない」と答えました。
そこで私が、「そりゃ、詐欺だろ」と言うと、父親は「いや、別に(入場料を)まけてくれと頼んだわけじゃない」ときっぱり言い切っていました。
山種美術館
山崎種二氏
>亀子さん
いらっしゃいませ。
『後深草院二条』はずっと更新をさぼっていますが、そろそろ再開するつもりです。
貴サイト、これから拝見させていただきます。
※亀子さんの下記投稿へのレスです。
興味深く読みました 2009/01/14(水) 00:59:00
初めまして。「鎌倉、まぼろしの風景」を書いている亀子と申します。
鎌倉の地形図から歴史を読むことを楽しみにしています。
とはずがたりの意図的な地名の間違いについて、とても興味深く読みました。
(今の私は江戸時代の鎌倉のキリシタンに夢中なんですが。)
かつての「教養」を持った人たちの、圧倒的な文学的歴史的素養に裏打ちされた
物言いが、しばしば暗号になってしまい、今では通じないということにとても
共感しております。とはずがたりの「書き方」を知りたいと思いました。
http://homepage.mac.com/kamekokishi/kamakura.html
初めまして。「鎌倉、まぼろしの風景」を書いている亀子と申します。
鎌倉の地形図から歴史を読むことを楽しみにしています。
とはずがたりの意図的な地名の間違いについて、とても興味深く読みました。
(今の私は江戸時代の鎌倉のキリシタンに夢中なんですが。)
かつての「教養」を持った人たちの、圧倒的な文学的歴史的素養に裏打ちされた
物言いが、しばしば暗号になってしまい、今では通じないということにとても
共感しております。とはずがたりの「書き方」を知りたいと思いました。
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