ビザンツ帝国皇帝(在位527~565)。
527年、卑賤出身のテオドラとともに即位、彼女の卓抜な政治力に補佐された。
▼皇后テオドラ
532年に起こった国内の民衆反乱(ニカの乱)を鎮定した後、将軍ベリサリウスを派遣してアフリカのヴァンダル王国、イタリアの東ゴート王国を滅ぼし、東方のササン朝ペルシアの侵入を撃退してホスロー1世と休戦条約を結んだ。
▼ベリサリウス
その一方、バルカン半島におけるフン族・アヴァ―ル人・スラヴ民族の南下を防止して領土を拡大し、ローマの旧領を再現した。
首都コンスタンチノープルに聖ソフィア聖堂を建設し、また法学者トリボニアヌスらに『ローマ法大全』を編纂させ、ローマ法を集大成した。
異教禁圧にもつとめ、プラトンがアテネに創立したアカデメイアも閉鎖して900年の歴史を閉じた。
ユスティニアヌスの下でビザンツ帝国は全盛期を現出したが、帝の死後西方の旧領は急速に失われ国力は低下した。
●ユスティニアヌスの即位(赤:527年)から崩御(オレンジ:565年)までの東ローマ帝国領の拡大
●ユスティ二アヌス
ベック式暗記法!
古風(こふう)なローマ ユー素敵!
527年 東ローマ帝国 ユスティ二アヌス
●ニカの乱
ベック式暗記法!
降参ニカは 揺すられて。
532年 ニカの乱 ユスティ二アヌス