822年(弘仁13年) 景戒、初の説話集『日本霊異記』を著す。
奴に領域 警戒し。
822年 景戒 『日本霊異記』
[ポイント]
1.日本霊異記は、景戒の著作で、822年頃成立した。
[解説]
1.日本霊異記(822年頃成立)は、景戒(生没年不詳、「きょうかい」とも読む)著。同書の署名から景戒は薬師寺の僧であったことが分かる。
2.同書は、因果応報の仏教思想に基づいて、奈良時代ころの説話を漢文で著した仏教説話集。本書は、最古の物語『竹取物語』より古いことに注意してください。
〈2013京都大・前期
下線部bの「慧達」は薬師寺の僧である。同じ薬師寺の僧景戒が著した仏教説話集は何か。」
(答:日本霊異記)〉
〈2012立大・経済法異文化コミ
これ(『日本霊異記』)の作者は誰か。次のa~dから1つ選べ。
a.円珍 b.円仁
c.景戒 d.真済」
(答:c.景戒)〉
〈2012早大・文化構想
下線部.平安初期には漢詩文集に該当しないものはどれか。2つ選び、マーク解答欄紙の該当する記号をマークしなさい。
ア文華秀麗集 イ懐風藻
ウ経国集 エ凌雲集
オ日本霊異記」
(答:イ・オ)〉