●フランス(第二帝政)
Vietnam's independence is gradually eroded by France in a series of military conquests when the entire country became part of French Indochina.
いや拒(こば)む奴 無になさん。
1858年 仏越戦争 (18)62年 ナポレオン3世
サイゴン条約
1858年、フランスのナポレオン3世は宣教師殺害を理由に仏越戦争を開始。
フランス軍はアロー戦争終結後に中国遠征軍をヴェトナムに派遣したため優勢となり、阮朝の軍を破った。
1862年、サイゴン条約を締結し、キリスト教徒布教の自由とコーチシナ東部三省とサイゴンを獲得した。
1863年、フランスはカンボジアも保護国とし、ヴェトナムの中部・北部にも進出。
67年にはコーチシナ全域を支配してカンボジアとの連結に成功した。
この動きに対して、ヴェトナムの農民達は黒旗軍を組織し、抵抗を続けた。
1884年には清が、ヴェトナムの覇権をめぐってフランスに戦いを挑むが、フランスが勝利(清仏戦争)。
1887年にはハノイに総督府を置いてヴェトナム全域を保護国化し、この辺り一帯をフランス領インドシナ連邦として統治を開始し、1893年にはラオスも編入した。
※コーチシナはベトナム全土に対するヨーロッパ側からの呼称であったが、その南部をフランスが占領してからは、ベトナム南部を指すようになった。その中心都市がサイゴンで、南ベトナムの首都であったが、ベトナム戦争後に南北ベトナムが統一された時、ホー=チ=ミン市と改称された。