これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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洗い張りした着物地から 作り帯 … 名和さんが紹介した作り方で

2009-10-02 | 着物
母からもらった古い染紬を 数年前にほどいて 洗い張りに出したものの、針穴やら筋やらが 残っていて 

着物に仕立てはちょっと無理かなと思いながら、色と柄が好きなものがありました。


色合いが、これから先の秋から冬に ぴったりな感じの物なので、今日 思い切って 作り帯にすることにしました


先日の連休に 南アフリカのUMOYAを観に出かけた時に、急きょ着物を着ようと思い立ったのですが、

初めておろした袋帯を 結ぶのに悪戦苦闘

なかなかおたいこの形が決まらずに、やり直すこと数回、汗はかくし 衿元は崩れるし散々でした


作り帯は 形がまとまり過ぎて あまり好きではないものの、急いでいるときにはやはり 楽です。

しかも 名和好子のきもの遊びの本の中で 紹介されている作り帯は 着つけ方もいいのでしょうが、作り帯に見えない。


二部式の作り帯は 平たたみの出来るおたいこに手をつけた形のほうが しまう時にかさ高くなくいいのですが、 

おたいこの山の形の出来ている方がより簡単に着つけられそうなのも 名和さん式にしようと思った理由です。


この帯の作り方は 本の後の方に かなり詳しく書いてあるものの それでもいろいろと迷ってしまいました。

そこで 学生時代に 1本授業で縫った作り帯を引っ張りだし

(使ったお記憶がなく、何回も 処分しようかと思いながら取っておいたものです)参考にすることに。

学生時代に縫った作り帯

こちらは ウールの反物で 作ったものですが、胴部分の紐がしっかり使ったとの手垢が付いていてます

たぶん若いころ 使ったのに忘れているらしい

巷で見かける市販の二部式作り帯よりずーっと おたいこの形が小ぶりで自然なのです。

こちらは おたいこをきれいに形作ってとじつけてあり、これ以上の形を変えることが出来ません。

しかし 名和さんの二部式はたれがそのままなのです。

どうしたら そのように出来るか 自分で縫った作り帯を取り出して観察してみて
手の長さに違いが あることに気が付きました。

私が作った作り帯は 手が短く 形作ったおたいこにとじつけてあります。

ところが 名和さんの二部式は 手が二倍の80㎝に裁断するように書いてあります。

ここが ポイントでした。(名古屋帯の場合だけです)

作った帯は 出来上がりは こんな感じ

名和さん式作り帯 おたいこの山が左側で たれが右側(裏側)です。



昔作った作り帯は 胴部分の返し口にポケットが作ってありました。

そこで なにかと便利なポケットを 今回も作ってみました。

胴のポケット部分   端切れの大島生地でポケットを作ったので

解り易いように懐紙を挟んでみました。















着物は着つけに時間の余裕がある時にしか 着ないのですが(外出する場合)

この帯なら もっと気安く着物着てお出かけ出来そうです。


名和好子のきもの遊び (fukkan.com)
名和 好子
文化出版局

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コメント
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