江差に和人が住み着くようになったのは 1189年後らしい。 思ったより早くから日本人が住んでいたのを知って少し驚いた。
源の義経が衣川で自刃した後 藤原泰衛の一族が江差に上陸したのが始まりで 北海道文化の発祥の地と言われているらしい。 だから あの姥神大神宮の祭りは北海道で一番古いはずだ。
さて 横山家を出ていにしえ街道を北へ歩く。 いにしえ街道は 海沿いの道なので問屋蔵 商家 町屋 社寺がたくさん残っている。 北前船によるニシン漁とその取引 檜材交易で栄えていた様子がうかがえる。
いくつかりっぱな家があるものの 公開している場所はたくさんはないので 今度は中村家 を訪ねる。
江差町道路元標 ここから江差が広がっていったと思うとわくわくする。 これは何処にあったか記憶が薄いのだけれど 中村家の斜め前の町会所会館の敷地内だったような・・・そのぐらい目立たなかった。 記録に残る第一歩もこんなもんだね
何か 橋とか 歴史の建造物をモニュメントにして残したのだろうか? おしゃれなベンチ
隣では酒屋だけを残して営業中。
ここの建物の工夫もなかなかだったよ。
ビックリするような立派な帳場だった 番頭さんと主人とそれぞれに座れるように。。だろうか 鍵型に 帳場が作られている。
ちゃんとダイヤルが三つもあるよ。
中村家は日本海沿岸の漁家を相手に海産物の仲買商をを営んでいた近江商人だった。 さすが商売上手。
説明のお姉さんはいわゆる総合商社 と言っていらした。 近江商人と聞いて 合点 合点。。。。 なぁんてね
ここは二階も 秘密の商談をするための部屋に通じる釣り階段も 使用人部屋も全部見せてくださったので 興味深く見ることができた。
伊根と似ているようで確かに違うね。
中村家の秘密
一見全部つながっているように見えるおうちだけれど 実は4つほどに分かれていて 漆喰のとても厚い壁で仕切られている。 そのために何度か火事に遭って あちこち燃えたけれど 類焼を免れたこと 家の財産を守れたこと。。。は この漆喰の壁のせいだって すごいね日本家屋。
確かに見ると柱に 梁に黒く焦げた跡がある。
おもしろかったのは 船の金庫。 普通は金庫は盗まれないようにできるだけ重くするのだけれど 船の金庫は いつか浮いてきて回収できるように 作られているそうな
そういえば飛行機のブラックボックスもそうか?