【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

永岡浩一さんからの通信

2022-10-03 08:12:49 | 転載
永岡浩一さんからの通信

文化放送ラジオ ロンドンブーツ1号2号田村淳のニュースクラブ(2022/10/1) 金平茂紀 筑紫哲也さんの弟子としてニュース現場にいて、報道は民主主義の根幹なのに、権力者に取り入れられて絶滅危惧種になり、しかし安倍の壺が開いて復活、アントニオ猪木さんのDPRKとの姿勢から、政治・報道のあるべき姿を説く


 永岡です、文化放送ラジオの、ロンドンブーツ1号2号田村淳のニュースクラブ、今週のすごい人はジャーナリストの金平茂紀さんでした。弁護士の正木裕美さん、アナウンサーの砂山圭太郎さんも同席でした。

 報道特集のメインキャスターを12年間された金平さん、今は特任キャスター、今週は文化放送に出られて、先週は統一協会の追及で話題、淳さんは金平さん、久しぶりの土曜で休みなのに出てもらって感謝、金平さん、土日は東京におらず、報道特集の後で沖縄に行き、筑紫哲也さんの教え、筑紫さんも土日東京におらず、1泊2日でアメリカに行き、日本、東京にいたくない、東京一極集中に抵抗、それを金平さん踏襲。愛読書は時刻表(笑)、そういう生き方はかっこよく、東京から離れて、日曜日は東京にいない。旅慣れと敦さん言われると、金平さん漂流、ジャーナリストは定住したらダメ、コタツ記事は良くない。

 敦さん、漂流者に感銘、金平さんは北海道出身で東京にいたくないもの。金平さんは1953年に生まれて77年にTBSに入り、ロッキード事件などを取材された金平さん、今は特任キャスター、これは金平さんのためのポスト、今後は臨機応変、金平さんは取材して、出したいものをやりたい。報道特集の特任キャスターは初めて、次の仕事を模索、試行錯誤の連続、ゆっくりする時間なし。

 土曜日の放映のためにいつも準備、ゆっくりするオンとオフは自分で作り、オフの合間にコントロールして、職場にいて全部勤務時間ではない。時間拘束は嫌、さぼって人間は生きる(笑)。理不尽なことが多く、逆らい何とか。砂山さん、オフでもスイッチが入ると説かれました。

 リスナーより、統一協会に切り込む金平さんに苦手なものはあるかというのに、みんな一緒でやること、挙国一致は嫌、みんな異なり、同じことをするのはダメ、ビートルズは好き勝手やり成功、何とか48は学芸会(笑)それで受けてバカかと思われて、淳さん、表向きはみんな一緒だと説かれました。

 12年間のキャスター生活、筑紫哲也さんの本(https://honto.jp/netstore/pd-book_31257017.html )について語り、先月の22日、金平さん統一協会に追求して、勅使河原氏、福本氏に切り込み、あの会見に1社しか出られず、極右でもがんばりそれでは入れて、統一協会は学生時代の原理研究会、霊感商法など40年問題を知り、安倍氏暗殺は統一協会に家庭を破壊された容疑者のもの、今もひどい目に合っている人がいてそれを知り、が勅使河原氏らは国会議員に謝罪で怒り、テレビの代表で金平さん出られて、しかし新聞は腰が引けて、若い記者の生ぬるい質問に切り込み、そして福本氏は黒子、顧問弁護士を出したのは意味があり、相手は逆ギレ、宗教の自由がある、2009年以降犯罪なしと嘯き、現場の取材とあまりに違い、統一協会に人生を壊された人に謝罪なしで、金平さんは怒りやり合い、統一協会に逆ギレさせて、彼らは全く反省していない。淳さん、金平さんの切り込みにより事実が分かったと説かれて、正木さんは金平さんの活躍で、統一協会は被害を認めず、紀藤さんを提訴、勅使河原氏らの顔色の変わるのをテレビで見せた意味を説かれて、金平さん、相手が自主的に献金と嘯き、人権侵害を認めないトンデモ。

 22日には記者は25人、その中で空気の変わった瞬間は、記者会見は相手の言い分を伝えるものではなく、質疑、やり合いがないとダメ、相手の問題を引き出すコミュニケーション、どちらが正しいか見せるもの、しかし記者会見は最近政治家の場合宣伝になり、これはメディアの責任でもあり、若い人が喧嘩せず、さら問いが禁じられて、総理の記者会見はやらせ、質問に答えていないと追及。淳さんも記者会見でやり合い、政治や教団で記者会見が宣伝にされてしまい、それではダメ、ジャーナリストの使命、金平さんアメリカにもいて、記者会見は真剣勝負、トランプ氏の場合真剣勝負だと記者は追放された例もあり、移民政策についてトランプ氏に追及して、命懸けの記者会見をアメリカでして、日本は借りてきたネコ、相手の宣伝だとICレコーダーに過ぎず、金平さんは発言をメモして、何が大事か判断して、それで自分の中で整理できる。現場で、発言をメモして手で考えて、45年ニュースにこだわり、その成果。

 敦さん、1社質問は一つだと追及できないと説かれて、金平さん、質問を記者がしていない。昔は政治家を怒らせて、佐藤栄作氏、新聞は偏向だと言い、記者が抗議して出て、退任の時に岸井さんを筆頭にやり、それだけ記者は、背後に国民、受け手がいて、ジャーナリストの使命、しかしなかなかそうはならず、権力はコントロールしようとして、都合の悪いことを聴かれたくなく、記者は勝ち負けだと負けてきた。

 しかし、ジャーナリストでもフリーランスは答えていないと、江川紹子さん、神保さんなど活躍、しかしマスメディアで流れず、神保さんの前は腰抜け、こういう記者会見や質問にジャーナリストの真髄があり、神保さんのやり方はいい。正木さん、知る権利は民主主義の根幹。統一協会のこと、うやむやにしたらダメ、特任キャスターでどうするかと説かれて、金平さん、統一協会に逃げさせたらダメ、教団は出直すなら一度解散させて、過去の過ちを認めさせるべき。

 昨年、筑紫哲也とニュース23の本を金平さん出されて、23章になり、TBSで闘っていたもの、不祥事もTBSにあり、それをどう報じるか、経済団体がスポンサーならどうするか、原子力マフィアのタイアップ広告を拒否したことなど砂山さん評価されて、金平さん、資源エネルギー庁とのタイアップを拒否するのに、嘘の進行表を作り、局長はやられた(笑)と首をかけてやり、失敗はオウム、損失補償でTBSもやったが、それを自前で検証して、TBSは止めようとして、しかし筑紫さんも、ニュースの編集権>会社と説かれて、青臭いとしたらダメ、ジャーナリズムの原則を貫き、みんな真剣にやり、そして13年たち、この本はそういうジャーナリズムは引き継がれているかと問い、山口敬之氏(これは永岡マの判断で実名表記します)が伊藤詩織さんをレイプ、恥ずべきことで、TBSで自前にて取材して番組でやるべきができず、これは今でも残念、時代の流れ。しかし筑紫哲也さんの精神は引き継がれていたら、血を流してもやっていたもの。番組が信頼されないとジャーナリストの破綻。

 敦さん、マスメディアが不祥事をして自ら発表しないとマイナス、どうしてそうなるかと問われて、金平さん、身内の問題をさらしたくない、最終的には保身、我が身可愛さ、人間の生き方としてダメ、青いことをいうのは問題かも知れないが、報道では譲れない。敦さん、だから統一協会の会見で金平さんが信頼を作り、他方メディア不信と言われてメディアを見ていると説かれて、金平さん、報道はなくてはならず、報道で助かった人がいて、12年間で一番残っているのは東日本大震災、福島原発事故、最初に見て何とひどいことかと思い、被災者は公共的な情報、どこに水がある、生き別れの人はどこにいる、みんな必死、それは大事、それが亡くなり、金もうけのためと見られたらダメ、社会の維持に、報道は必須。信頼性はないと民主主義の破綻。

 敦さん、メディアで闘う人がいて社会は維持されている、弟子はいるかと問われて、金平さん、会社を超えたネットワーク、魂のネットワークがあり、NHKのあいつの番組はすごいとあって共感。メディアの垣根、いや職業を超えて、山口広弁護士、統一協会と闘う人を見てコラボ、同じ方向があり、そしてつながりができて、メディアでも同じ。他者の人間、沖縄のメディアでPFASをされる平さんなどいて、彼らを応援したくなり、だからジャーナリストは面白い。敦さん、同じテレビ局だけではないと説かれて、金平さん、いい意味でのメディアスクラムだと説かれて、砂山さん、アントニオ猪木さんが亡くなり、それを問われて、金平さん、訃報にショック、2018年に一緒にDPRKに行き、闘病中で車いすで猪木さん行き、TBSでは招待だと否定、しかしDPRK幹部と猪木さんはやり合えて、本音の人、17歳で力道山に弟子入り、ブラジル移民の子で貧困と闘い、力道山の兄がDPRKにいて恩返し、DPRKで試合、熱狂的ファンがいて、義侠心でDPRKは本音でやって、猪木さんVIP待遇、お連れ合いさんもDPRKに信頼されて、特別待遇、しかし猪木さん、利権を得ようではなく、ギクシャクした関係を何とかしたい、拉致問題を解決したいとして、DPRKに行くと金正恩氏の手先とTBSでも攻撃されたが、平壌は貧しい町、人工的な街は虚しい。猪木さんはそれを見て、建前と本音、素晴らしい人で、DPRKとやり合える人の不在は痛い。本音の人、真剣勝負の人。

 敦さん、貴重な話に感謝、この番組にも定期的に出てほしいとして時間になりました。この前の統一協会追及はミヤネ屋が中継、メディアの枠を超えたコラボは今後のジャーナリズムの希望でした、これも拡散してください、以上、金平さんのお話でした。