【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

永岡浩一さんからの通信

2022-10-24 15:12:25 | 転載
永岡浩一さんからの通信


TBSラジオ 森本毅郎スタンバイ(2022/10/24) 山田惠資 中国の習近平体制、イエスマンで固めてそして日米ともに強硬姿勢は危険、岸田政権の何をしても支持率の下がる末期状態、しかし国政選挙がなく野党が弱く自民の中で岸田おろしは表面化しないが、来春の統一地方選惨敗だと激変、有権者が自民を選びあるいは棄権したことがこの末期症状を生んだことを解説する



 永岡です、TBSラジオの、森本毅郎スタンバイ、月曜日のコメンテイターは時事通信解説委員の山田惠資さんでした。パートナーは遠藤泰子さんでした。

 昨日の沖縄県那覇市長選は翁長さん敗れましたが、ツイッターでは常軌を逸したオール沖縄叩き、まさに関東大震災の際の朝鮮人虐殺と同じ、ネトウヨのこういうヘイトスピーチはいずれ人命を奪い、危険です。先月の表現の不自由展神戸にてのレイシストの醜態もいずれ危険な水準になると危惧されます(ネトウヨは統一協会で何も言えず、沖縄や在日の方など弱いものを叩いているのは恐ろしいです。安倍氏銃撃の余波が、先のウトロ放火のようにマイノリティに暴力として現れるのを私は危惧します)



 中国の習近平氏3期目、後ろの7人がこわばっていて、山田さん、ハイライトは人事、忠誠心、一つ間違うと左遷であり、恐怖政治の可視化だと説かれて、森本さんイエスマンのみの体制は問題と説かれました。トップ7人のうち4人が変わり、習近平氏に近く、ナンバー2は上海市の市長、ゼロコロナ失敗だが、習近平氏への忠誠を貫き、コロナと闘ったことへの評価。そして北京のトップも登用、かつての習近平氏の部下で大抜擢があり、習近平氏への忠誠心、北京市にて習近平氏への忠誠心が絶対。森本さん、地元で物議の人物、市民の反発封殺だと説かれて、山田さん、習近平氏に近いものを優遇、地元の評価は習近平氏に重要ではない他方排除された人もいて、習近平氏に忠誠の人物も入らないものもあり、68歳に達せずとも引退、ともかく習近平氏に近いものを登用。森本さん、イエスマンのみと説かれて、山田さん、経済のブレーキ役排除。米中関係は、対中国強硬派は共和党だけでなく、民主党にもいて、中間選挙もあり、根幹は台湾の統一問題、今回の人事で、ペロシ氏台湾訪問に反発して大規模軍事演習、他方王氏、69歳でも敵対する国に退治する。森本さん、産経は中国の台湾進攻を書いていると説かれて、山田さん、二階氏は引っ越せぬ隣人というものも産経は書いて、自民党は中国と対峙する、産経の社説的なものに行き危険、外交力で解決すべき。森本さん、外交の力はないと説かれて、山田さん、ケチ田総理は世論の通りで、外交より軍事力になり危険だと説かれました。

 ニュースズームアップ、毎日の支持率は27%、不支持65%、統一協会のせいだと山田さん説かれて、回復の兆しなし、統一協会問題の収束はなく、支持率は下がり、国民は解散命令請求を8割求めているのは重い。山際氏辞任すべきは8割=自民の支持層もやめろ、他方辞任する必要ないは15%、ケチ田氏のコアな支持層もここまで落ちて、金融緩和は見直すべきが55%、金融緩和は支持を失っている。森本さん、ケチ田氏の個性が出ないのは保守層への配慮かと説かれて、山田さん、党内基盤と保守層がケチ田氏大事、世論は二の次、党内の基盤は安倍派、麻生派、安倍氏死んでケチ田おろしを止めて、山際氏は麻生氏、甘利氏のもので、辞任させるとケチ田氏アウトになり、ある自民の幹部だと、やめさせても続けさせても支持率は上がらず、なら党内のことを配慮、森本さん、習近平氏に周りは忖度、ケチ田氏は党内に忖度だと笑われて、山田さん、アベスガと異なり党内基盤なし、森本さん、ここでケチ田氏は決断できないのかと問われて、山田さん、国民は国葬の後で山際氏辞任に行くと見て、しかし裏切られて、アホだと見られていると説かれました。

 コロナについて、また感染者数は全国で増えて、東京も先週を上回り、全国も23万人、前の州の1.15倍、下げ止まり、ならどうするか、ワクチンにかかっていて、9/20からオミクロン対応ワクチンをして、今日から乳幼児もワクチンで、政府はワクチン頼み、しかし乳幼児にワクチンは大丈夫か、海外だと副作用は痛みのみで、発症を73%抑えているが、どうしてリスクを、ワクチンはリスクがあり、接種しなくてもリスク、その点を専門家は説明せず、菅氏は尾身氏に丸投げでも説明してケチ田氏は説明しない。どうしてケチ田氏になり専門家は出ないか、菅氏の時代のコロナ対応はケチ田氏、ワクチンのみで専門家の意見を聞き過ぎとして、厚労省だとケチ田政権になり専門家は遠ざけているがそれで失敗、国民はコロナ対策を世論調査で評価しないは48%で評価するは25%、国民の政府へのコロナ対策への疑念は強いと説かれました。

 イギリスの首相選、ジョンソン氏立候補せず、山田さん、102人の推薦人という高いハードルもクリア、ジョンソン氏自身は意欲だが、スガク前財務大臣、ジョンソン氏時代の財務相、ジョンソン氏辞任のきっかけであり、ジョンソン氏とスガク氏で一本化、保守党の分裂を避けるため。森本さんはひんしゅくを買って辞任して即再登板は鉄面皮だと説かれて、山田さんそれで辞退と説かれて、そしてロシアのショイグ防衛大臣とアメリカのオースティン国防長官が電話会談、ショイグ氏はイギリスとも会談して、放射性物質の汚い武器を使うと脅しもあり、戦争は終わらず揺さぶりだと説かれました。



 話題のアンテナ、日本全国午前8時です、トラス氏辞任、ケチ田総理はいつまで持つか、山田さん、低い支持率を見て政界ではみんな話題、毎日だと支持率27%、不支持65%、背景は統一協会+国葬+物価高+長男人事、ケチ田氏のリーダーシップなし、根幹は統一協会問題。しかし官邸では危機感はあるが切迫感なし、他方イギリスはトラス氏、市場大混乱でたった44日辞任、同じ議院内閣制でも支持率が落ちるとやめるのはイギリス、そしてケチ田氏の不支持率はトラス氏と同じ、不支持率に政権与党はどうしてか鈍感、最大の理由は国政選挙なし、国政選挙があっても野党に政権を取られる切迫感はなく、多少議席が減ってもOK、自民だと昨年、人気があったのは河野太郎氏だが、長老がNOで岸田氏になり、イギリスは対照的、保守層に支持されず、それはケチ田氏と同じ、国政選挙がなく、野党が弱く、菅氏、昨年総裁選で出られず、選挙に勝てず、しかし支持率はそれでも3割、昨年のように衆院選が目の前にあったら即交代、国民の審判なしで安心。

 そして、野党は弱い、ケチ田氏も衆院選で260議席取り、ケチ田氏は統一協会問題も手ぬるいが延命しているのは衆院選で勝ったため=国民が選んだ+棄権したため。森本さん、しかし支持率はさらに下がるとアウトだと問われて、山田さん、政権内の声に危機感はあるが即ケチ田氏交代はなく、しかし来春の統一地方選があり、もちろん中央の問題点は響く、地元の問題より、統一協会に関係の深いのはむしろ地方議員、系列の県会、市会議員が統一協会の支援を受けているか(ビラを配るか、投票に参加するかで変わる)。統一協会の票は8万あり、地方は少ない票で争い、統一協会問題は地方選に影響、統一地方選で負けて引責辞任は過去にないが、ケチ田氏責任取れは地方から声、そして来年秋は衆院選2年でいつ解散かわからず、統一地方選で自民が苦戦だと岸田氏を変えろと国会議員の声が出て、統一地方選で岸田氏辞任は岸田氏に最悪。ポスト岸田氏は茂木氏、河野氏、林氏であり、岸田氏引責辞任だと茂木氏有力、選挙の顔ではなく、国会議員では派閥の論理、しかし茂木氏では選挙勝てないというのに、森本さん絶句されました、以上、山田惠資さんのお話でした。




【孫崎享のつぶやき】

2022-10-24 08:00:49 | 転載
【孫崎享のつぶやき】


(一日前倒しで配信)NYT及びワシントン・ポスト(WP)は.権力が一段と習近平に集中と指摘。同時にWPは習近平体制は一段と西側との対決姿勢を強めるであろうと予測。

2022-10-23 19:254


A-1: ニューヨーク・タイムズ:

中国の共産党大会で、習近平は3期目の同調者で満ちたチームを発表
中国の指導者である習近平は、日曜日に共産党の党首として正式に別の任期を確保し、共産党のトップ層を彼の配下や同調者で満たした。
習氏は、北京での会議に集まった党のエリートの儀式的投票で、党総書記として3期目の5年間の任期を獲得することに深刻な疑いを抱いているようには決して見えなかった。
習主席は、権力の頂点である共産党政治局常務委員会に、習主席と長年のつながりを持ち、時には数十年も前から関係を持っている党員、または彼の議題を精力的に実行し、彼のイデオロギーを推進してきた党員を任命した。
習近平氏は、中国を最先端の技術と軍事大国に変え、すでに強力な国家安全保障機構をアップグレードすることで、国内外で認識されている多くの危険に対して中国を強化する意向を示した。
「困難だけが偉大さをもたらす。努力だけがより大きな栄光をもたらす」と、彼は新しい指導者ラインナップを紹介する記者会見で語った。

A-2 ワシントンポスト

中国共産党、習近平国家主席に権力を行使するための際限のない支配を手渡す
落着きはらった習近平氏が、北京の人民大会堂の豪華な赤い舞台を横切り、中央の席に着いた。党員の列が静かに後ろに続き、彼の両側に着いた。
毛沢東と鄧小平の時代以来見られなかった程度まで権力を集中させた習近平氏は、その短く堅い歩みと素早い波動で、日曜日に中国の無敵の指導者として、それ以上とは言わないまでも 5 年間任命された。彼の国を反逆的に西側に立ち向かう位置に置く.
10 年に 2 回開催される共産党大会の閉幕に続く日曜日の党大会で、習主席は党の 2 つの最も重要な役職である書記長と中央軍事委員会の委員長として 3 期目を確保した。彼の側にいるすべての同調者は、党の権力の頂点である7人の常任委員会の新しく選ばれたメンバーを構成する。習氏がトップである。
これは、権力を強化した 10 年間の頂点であり、習近平国家主席が何十年にもわたって規範をひっくり返す中、共産党にとって新たな不確実性の章を示している。
習主席は 2 期務めた後も辞任しなかったことで、以前の指導者たちが権力の平和的な移行を制度化し、毛沢東式のワンマン ルールへの回帰を阻止することを期待して課した暗黙のルールに逆らった。 2018年に国家主席の任期制限を廃止した69歳の習氏は、暗黙の原則に従わないことを示し、潜在的な後継者を指名していない.
「どこまで行くかの制限はない。すべての規則が破られた」と、2020年に習主席を批判したために党から追放された中央党学校の元教授である蔡夏氏は語った。 「以前はまだ抵抗がありましたが、今回は中国の未来が完全に彼の意志によって動かされていることがわかります。」
中国を完全に支配しようとする習近平の探求は始まったばかりだ
2012年に習主席が権力の座に就いたとき、習主席は地味なプラグマティストと見なされていたが、ゴルバチョフ流や、少なくとも鄧小平下、経済の自由化を推進した父のようになることを期待する人もいた。
しかし彼は決定的に別の方向に動いた。彼はゴルバチョフを臆病者と呼び、幹部にソビエト連邦の崩壊を研究するよう命じた。党は監視国家を拡大し、国連が人道に対する罪を構成する可能性があると述べた新疆ウイグル自治区での大規模な拘留キャンペーンを監督した.当局は中国の市民社会を取り締まり、議員らは反北京デモを阻止するために香港に厳格な国家安全保障を課した。
彼は、クレムリンが 2 月にウクライナに侵攻する直前に、ロシアのプーチン大統領との「制限なし」のパートナーシップを宣言した。習近平国家主席が推進するナショナリズムの旗の下で、「オオカミの戦士」の軍隊は、国内でより愛国的であるように見せるために、外交規範を無視することをますます喜んでいるように見える.
絶対的な忠誠を要求する最高指導者として、習主席は党内の派閥間で権力を分担するだけでなく集団支配のシステムも弱体化させた。
中国が「新型コロナウイルスゼロ」の罠から逃れようとしている兆候はほとんどない
常任委員会を積み重ねることで、習氏は 1990 年代から続いてきた年齢規範を覆している。当時の党首である江沢民は、68 という非公式のカットオフを使用して、古い指導者を追い出し、後任を促進した。その後の 30 年間、その引き金が離職率をトップに押し上げました。
67 歳の 2 人の常任委員会メンバーが引退した。その中には、党首の職をめぐるかつての候補であり、習主席の前任者である胡錦濤の弟子である李克強前首相が含まれていた。 (胡錦濤自身は、土曜日の大会の最終セッションの途中で、舞台裏に連れて行かれた。国営メディアは、彼が気分が悪いと報じた。)
一部のオブザーバーは、習主席が常任委員会の少なくとも 1 つのスロットを、権力の分担に同意して派閥外の政治家に与えると予想していました。しかし、日曜日には、すべての追加スロットが習主席の部下だけで埋められ、首相は元上海党首で習主席の緊密な同盟者である李強に行くと予想されている。 胡春華は、かつて新進気鋭の人物であり、最高職の次席候補として語られていましたが、24 人の政治局員にはならなかった。
李強は、上海の悲惨な 2 か月の封鎖を監督し、住民は十分な食料や物資を失い、政府が主張する「新型コロナウイルスゼロ」政策に対する国民の怒りの波を引き起こした。それでも中央指導部はこの措置を称賛した。
習主席は 3 期目になると、特に国家安全保障に焦点を当て、国の技術部門を向上させ、米国が支配する国際秩序に挑戦するという野望を強めることが予想されている。
簡単ではない。彼は、中国経済の減速、失業率の上昇、不動産市場の悪化を乗り切らなければならない。これらはすべて、突然のロックダウンと、一般の人々が特に脆弱な Omicron 亜種の持続的な発生によって悪化している。
中国と米国との関係は、より戦闘的なものになるだろう。米国との円滑な関係を支援していると見られていた、経済皇帝の劉鶴と広東省の元党書記である王洋のトップ指導者からの離脱により、習はワシントンに対してより強硬なアプローチを採用する可能性が高い。
習近平国家主席は日曜日、党が「すべてを征服する」ためには「自己革命」にコミットしなければならない、と述べた。先週の党大会開会式での演説で、習主席は、自国を「脅迫」しようとする試みに対して、党は身構えなければならないと警告した。
また、北京が西側諸国との関係を再交渉するにつれて、中国はますます内向きになると予想される。