■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

リストランテ・クイントカント@大阪(その2)

2018-09-22 | 食べ歩き(大阪)




今回、クイントカントで気に入ったのは写真上↑の『コルツェッティ セロリと蛸』。
ニョッキのように柔らかい食感のパスタで、丸いものを捻って8の字のように作ってました。
根セロリのローストと、横にちょこんと添えられている茶色のものが蛸のラグーです。
そしてプチセロリ(新芽)のトッピングです。


続いて『タリオリーニ 兎のラグーソース』
これもパスタです。フィットチーネよりも幅が狭いけど、平たいパスタです。
兎のラグーは臭みが全然なくすごく美味しく感じました。



ようやく魚料理です。『ハタのアクアパッツァ』
ガラスの器にお上品な量が入っているように見えますが、器が凄く大きいのと、結構深いので味を楽しむくらいはしっかり入っています。


寄って撮るとこんな感じです。
単純そうな魚のスープに見えますが、スープは美味しくてイッキ飲み。
底のほうは掬うのがちとたいへんでしたけど(苦笑)


久しぶりにアクアパッツアを食べました。
思い出したのは、ベネッチアで食べた小魚のスープ。あれはブイヤベースというものだろうと思います。
その味に似ていました。

このハタというお魚は、確かクエ(別名アラ)と同じグループだったはず。
白くしっとりとした身でほろりと食べ易いと思います。
鱸(スズキ)科ですから、まぁ似てるのかな。


九谷焼のタイルが出てきました。
1人1人違う模様のタイルです。それに置かれたプチサイズの丸いパン。


ふかふかの、ハイジ白パンよりも柔らかく、どちらかというと中華パンって感じです。
こういうパンはイタリアには無いのでは?と問えば、ソースが染みやすいようにこのパンなのですと返ってきました。
確かに、このお店はソースが美味しいです。



次に運ばれたのが、持ち手が赤色と青色の2種類のフランス製のナイフ。
お好みで好きな色を選んでよいのですって!
ブランドは聞いても覚えられないので、マークを写真に・・・



このナイフが出てきたということは、いよいよ食事のクライマックス!
明日はお肉の登場です。






Ristorante QUINTOKANTO →→→

住所:大阪市北区中之島3丁目6−32 ダイビル本館 1F

営業時間:12:30~L.O 13:00 18:00~L.O 20:00

定休日:無休





リストランテ・クイントカント@大阪

2018-09-21 | 食べ歩き(大阪)




コース料理があることが前提でちゃんとしたサービスで食事ができる、そういうお店を探して気になったのが中の島にある『QUINTOCANTO』(クイントカント)だった。



店名の後にリストランテとついているので、服装も少し気を付けて臨まなければならない。
Tシャツにサンダルという軽装では行けないお店だ。
たまにはそういうのを好む夜もある。

店内は外の暗さとは対照的に、白が基調でレストランとしては明るい照明でした。

お料理は1コースのみなので座っていれば自動的に出てくる仕組みでございます。
ですが、これが落とし穴だったのですよ。



気楽に構えてまずはシャンパンを飲んでいたら、大きなお皿に見たことも無い凝縮されたお料理の数々が運ばれます。

酔ってる場合ではございません。
説明をききながら食材を覚えなければならないし、味も確認して記憶に留めなくてはなりません。

まずは、アミューズからです。
白いお皿の端っこに置かれたワッフル(ウエハースのような食感でした)でミルフィーユにしたフォアグラとレモンです。


そして目の前で乗せられたガラスの器には 雉とビーツのブロード です。
「ジュ」と言っていたのでスープです。
濃いコンソメだと思いながらイッキ飲みです。美味しかった



ピンクのお皿には、鰹と無花果のアグロドルチェ です。
鰹をイチジクのマリネを合わせ、ビネガーシートを被せて黒ニンニクのメレンゲやブラックオリーブのパウダーをトッピングしてありました。
ゼリー状のものをシートで作るのは各国で結構流行ってるみたいです。


写真最上部↑はこの鰹と無花果なのですが、カメラのピントを合わせるところを変えると白く写るので状態がわかり易いかと撮ってみました。


印象的な青いガラスの器には、フィノッキオのクレマ サフランのジェラード
フィノッキオは根セロリっていうのだったかな、セリ科の植物でセロリの根元の部分がふっくらと太くなっているものです。
クリーム状にしてあるからクレマと言うのでしょう。和食で言うところの「すり流し」でした。
サフランのジェラードと、イワシから作ったショッツル味が染み込んだ小さなクルトン乗せです。



牛タンと牡蠣
細長い板の上にそっと乗せられています。


寄りで撮ってみました
焼いた牛タンに牡蠣のペーストが意外によく合っていてさすがだと思いました。この組み合わせは珍しいはず。宮城県が頭を過りました(笑)
パセリのチップがパリパリして美味しかったです。
パセリオイル添えです。



さて、お料理はまだ序盤です。
スタートの前に挨拶に来てくれたシェフの渾身の作品ですから、頑張って食べなくてはなりません。

続きはまた明日に!




Ristorante QUINTOKANTO →→→

住所:大阪市北区中之島3丁目6−32 ダイビル本館 1F

営業時間:12:30~L.O 13:00 18:00~L.O 20:00

定休日:無休





何ヶ月かぶりの珈琲に感激する休日の午後@DANKE

2018-09-20 | 食べ歩き(大阪)




珈琲断ちをしてから久しい。

何しろカフェインを摂ると体調が思わしくない。
特にワインとの、というか、アルコールと合わせるとダメなので夜は飲まないようにしているのです。

しかし珈琲専門店に行くからには、メニューに紅茶もあるとはいえ、あの香ばしい香りを避けようがない。

子供の頃からストレートで珈琲をがぶ飲みしてきた私としては禁断症状が出るというものだ。

もう何ヶ月も飲んでないのだし、たまぁーになら許されるはず。

案内されるまま心斎橋で電車を降り、記憶のある長堀の地下街を経由して小さなビルに入りました。

2階にある分煙の珈琲店は『DANKE』(ダンケ)と言います。


もちろんダンケのシグニチャーであるバターコーヒーを注文しました。
上質のバターを染み込ませたコーヒー豆を焙煎しているのだとか。
いったいどんな味わいなのでしょうか?

樹齢200年の樹で作ったカウンターに座って、目の前でドリップされるコーヒーの香りを楽しみながら待ちました。

棚には数々の珈琲カップが並んでおり、それ自体が作品として鎮座しております。


きっと赤いカップは私に・・・とニヤニヤしていたら、本当に私の前に出てきました。


バター珈琲は、軽い酸味と苦味がありながらまろやかな何かに包まれているという印象です。
後口はすっきりです。タンニンが少ないっていう感じ。

このコーヒーなら3杯は一気飲みできそうで、なんどもカップと珈琲豆を交互に睨んだのですが、
そこはぐっと我慢して1杯を大事に大事に味わいました。


お腹いっぱい昼食を食べたあとなのに、珈琲だけで終われないのが食いしん坊の悲しさです。
いつのまにかシフォンケーキを注文していました。

あまり甘くないシフォンはしっとりとしており、それを優しく取り巻くホイップクリームとよく合っていました。
大人のお茶請けだよねって感じの組み合わせてです。







DANKE →→→⭐️🌟🌟

住所:大阪市中央区心斎橋筋1丁目2−22

営業時間:11:30〜0:00

定休日:無休









敬老の日のリクエスト!塩ラーメンを作ってみた

2018-09-18 | パスタ/麺類




先週、敬老の日記念にお出かけする予定が、豪雨のために取り止めになった。

イベントは無くなったものの、何かしたほうが良いのかなと思っていたら...
「ラーメンが食べたいなぁ」という父のつぶやきが聞こえました。

「サッポロ一番塩ラーメンでも食べておいたら?」という私に、「そうじゃなくて・・・」ときちんと作った塩ラーメンが食べたいと言うのです。
美味しい塩ラーメンのお店が近くに無いことあって、私が作ることにしました。

麺は作れないので市販のものを、スープやトッピングはおうちにあるもので自作です。
さて、どんなラーメンが出来上がりますことやら。
私自身も不安です(苦笑)


スープは鶏だしに決めました。材料の入手が簡単ですからね。
出汁昆布を水につけて2時間。次に鶏の手羽を加えて強火で煮ます。
弱火に落として花かつおを加えて更に1時間ほど煮こみます。
鶏のうま味が出たのでザルで漉して、塩で味を調えてスープは完成しました。

それから近所のスーパーに生麺を買いに行きました・・・が、そこで驚愕の事実が判明しました。
なんとっ!細い縮れ麺が売ってない。
スーパー2軒チェックしましたが、無いorz
こうなったら冷凍めんでも乾麺でも・・・と思いましたが、無いのです。
仕方ないので、あるものをGETしてとぼとぼと帰りました。


これは塩ラーメンの材料です。
庭採れの青ネギ、味付き卵、鶏チャーシュー、スープの出汁になった鶏手羽先の白身部分、揚げた鶏皮、そして隠し味で庭採れの穂紫蘇です。
鶏チャーシューにしたのも材料が手に入りやすいからです。


スープを丼に注いでから、写真にはスープ少な目だったと気が付きましたがそのまま突破することに(笑)
麺がスープに沈んで見え難いので、麺だけちょっと引き出して撮影です。

チーユを掛けるのを忘れて撮影したので、実際にはチーユと雪の結晶のような塩を飾りました。


スープを作りながらどうしても醤油のイメージが湧き出て来て止まりません。
私は醤油ラーメンを食べることにしました。
今回は、チーユ(鶏油)も自作です。このチーユは塩ラーメンにも共通で使います。
醤油タレも頑張って作りました。



丼に醤油タレを入れ、スープを注ぎ、茹であがった麺を加えてお箸で麺を整えます。
トッピングはシンプルに鶏チャーシューとネギと糸で切った味付き卵です。


インスタントラーメンを食べて倒れたり、不調を訴えることが多くて最近はラーメンを食べていませんでしたので、久しぶりの無化調ラーメンを堪能してイッキ食いしてしまいました

次に作る時は麺もなんとかしたいです。






どうしても行ってみたくて@『かわ原』のランチ

2018-09-17 | 食べ歩き(大阪)




いつも読んでいるサイトで大阪『かわ原』の紹介文を読んで、無性に行ってみたくなりまして・・・(笑)

もうちょっとでフレンチに決まるところだったのに急遽和食に変更してもらった休日のランチ。

大通りでタクシーを降りて、1本路地を入ったところに普通の民家を改造した小さな料理店でした。
暖簾が大きいから見つけやすいお店です。

8席のカウンター中ほどに案内され、ベストポジションに喜んだ私です。
あ、そういえば目上の方を上座にと思っていたのに、すっかり忘れて勧められるまま中央に座っちゃったよ、私


本日のお供はこちら山形のお酒です。
ちょっとまったりとした甘みがあるのですが、そのとに涼しげな香りが駆け抜けていきます。
お昼なので、私は口を湿らす程度にいただきました。



そうこうしているうちに最初のお料理がでてきました(写真最上部↑)
ミステリアスなスタートです。

言われるままに紙をはずしてみると、押し麦が一番底に入っていて、だだちゃ豆、なめこ、イクラ菊の花などで飾ったゆるい葛餡仕立てです。
白い細いものは、小さな魚の稚魚を乾燥させてシート状にしたものだとおもいます。
名前忘れました(汗)


お造りのもどり鰹


器が素敵です。



一番の楽しみ、椀ものです。
赤い万願寺唐辛子の葛寄せ、小さな蕪と舞茸の天ぷら、酢橘

お出汁はたっぷりの鰹が良い香りを放ってました。昆布がそれを支えてます。


八寸
揚げ生麩の上には私用にネギ味噌、通常は胡麻味噌らしいです。
素材は産地の説明もあり、全国から取り寄せられての集合です。
印象に残ったは、白和えに入っていた凍みコンニャク。
千葉のピーナッツは粒が大きくて驚きました。



淡路の鱧、里芋、奈良のクレソンに梅あんかけです。
ここは葛が美味しいねと会話も弾みます。



グループごとにこういう鍋で出てきました、栗と滋賀から参加のバームクーヘンを食べて育ったポークのご飯。

初めてですよ、バームクーヘンを食べてるなんて。
私もそうやって育ててもらいたい(笑)

お漬物がまた美味しくて・・・
胡瓜の糠漬け、紅芯大根、コリンキという南瓜です。


デザートは紫芋の水ようかんと、カシスの水ようかんとマスカット添え
カシスの酸味が紫芋の甘さをリセットしてくれて印象深いデザートでした。



かわ原さんではランチは1コースのみ。
お隣の方はどうも夜のコースを食べていたみたいです。
なるほど、当たり前なのですが、夜のほうが力作のような気がします。
次は夜のコースに訪れてみたいお店です。





出汁と本葛が美味しいお店のなので、こういうお店に出会うととても嬉しくなります。

そして、滅多にないことですが、私、栗とバームクーヘン豚のご飯をお替わりしてしまいました

たくさん美味しくいただくために、朝ごはん抜きだったのでお腹が空いてた?
ご飯を待ってるときに、奥の厨房からジュージュー炒める音が聞こえてました。
後から考えるとこのポークの調理をしていた音だと思うのだけど・・・
美味しいチャンスは逃さずに!という座右の銘がありますので、それに従ったのでございます。

ご亭主さんのお見送りでお腹をさすりながら名残惜しくお店を出て、梅田まで歩いて移動したのでした。








かわ原 →→→★★★

住所:大阪府大阪市北区豊崎2-4-21

営業時間:11:30~14:00  17:30~LO21:00

定休日:不定休






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