http://www.tv-tokyo.co.jp/ikegamiakira/
『池上彰の戦争を考えるSP』の第6弾。今回は、世界を大きく揺るがした歴史上の3人の人物に注目します。ドイツの独裁者 アドルフ・ヒトラー、日本の外交官 松岡洋右、そして戦後の冷戦に対処したアメリカ大統領 ジョン・F・ケネディ。この3人の共通項は「演説」。池上は、独裁者・ヒトラーの足跡を追うため、ドイツへと向かいました。「へぇ~」と驚く!教科書に載っていない20世紀を、これまでどの番組や書籍でも見たことがない“池上解説”でお届けします。
TVを見られた方も多かったと思います。何故、ヒトラーの独裁を許し、戦争に突入し、ユダヤ人を600万人も殺害してしまったのか。
そこにはヒトラーの上手いプロパガンダもありましたが、ヒトラーを支持した人々がいたからでした。
ミュンヘンでヒトラーのナチス党は始まり、ミュンヘンがヒトラーの活動の重要な町だったそうです。
ミュンヘン大学の学生がヒトラーのやり方を批判してビラを撒きました。
ところが、それが見つかり、捕まえられ、裁判にかけられ処刑が、たった4日間で行われました。
批判しただけで処刑です。
その理由は、ドイツ国民の戦意を低下させた、ヒトラー総督を侮辱した罪だったそうです。
裁判員、裁判長も皆ヒトラーを支持していたからでした。
ドイツの中にも反対する人が多くいましたが、発言することができなくなっていました。
大学教授にも反ナチスのビラを配り、同じく処刑されてしまいました。
自由に発言できなくなってしまっていたのです。
ドイツは、自分たちでこのことを反省し、必ず学校で教えているそうです。
決してこのことを忘れないために。忘れないことが同じ過ちを起こさないことになるからです。
日本はどうでしょうか?戦争責任は極東裁判でされただけで、自ら責任を明確にしていません。
ノモハン事件、インパール作戦で何万人という尊い命が無駄にされ亡くなって逝きました。その責任者は戦後も責任を取ることなく生き続けていました。
憲法の解釈を勝手な判断で変えてしまうという、まるでドイツのすぐれたワイマール憲法をヒトラーが変えてしまったのと同じことをしようとしているように思えてなりません。
麻生副総理が「ワイマール憲法といういつの間にか変わってて、ナチス憲法に変わってたんですよ。 誰も気が付かないで変わったんだ。あの手口学んだらどうかね。」と発言されています。http://okos.biz/politics/asotaro20130729/
それにしても、麻生副総理はこれまでも失言が多く、思ったことをそのまま口にされていますが、思っているから言葉になったのでしょう。
参議院で議論の機会があるのですから、本当に集団自衛権を憲法改正することなく、できるようにしてよいのかどうかを今一度考えてみる必要があると思います。
『池上彰の戦争を考えるSP』の第6弾。今回は、世界を大きく揺るがした歴史上の3人の人物に注目します。ドイツの独裁者 アドルフ・ヒトラー、日本の外交官 松岡洋右、そして戦後の冷戦に対処したアメリカ大統領 ジョン・F・ケネディ。この3人の共通項は「演説」。池上は、独裁者・ヒトラーの足跡を追うため、ドイツへと向かいました。「へぇ~」と驚く!教科書に載っていない20世紀を、これまでどの番組や書籍でも見たことがない“池上解説”でお届けします。
TVを見られた方も多かったと思います。何故、ヒトラーの独裁を許し、戦争に突入し、ユダヤ人を600万人も殺害してしまったのか。
そこにはヒトラーの上手いプロパガンダもありましたが、ヒトラーを支持した人々がいたからでした。
ミュンヘンでヒトラーのナチス党は始まり、ミュンヘンがヒトラーの活動の重要な町だったそうです。
ミュンヘン大学の学生がヒトラーのやり方を批判してビラを撒きました。
ところが、それが見つかり、捕まえられ、裁判にかけられ処刑が、たった4日間で行われました。
批判しただけで処刑です。
その理由は、ドイツ国民の戦意を低下させた、ヒトラー総督を侮辱した罪だったそうです。
裁判員、裁判長も皆ヒトラーを支持していたからでした。
ドイツの中にも反対する人が多くいましたが、発言することができなくなっていました。
大学教授にも反ナチスのビラを配り、同じく処刑されてしまいました。
自由に発言できなくなってしまっていたのです。
ドイツは、自分たちでこのことを反省し、必ず学校で教えているそうです。
決してこのことを忘れないために。忘れないことが同じ過ちを起こさないことになるからです。
日本はどうでしょうか?戦争責任は極東裁判でされただけで、自ら責任を明確にしていません。
ノモハン事件、インパール作戦で何万人という尊い命が無駄にされ亡くなって逝きました。その責任者は戦後も責任を取ることなく生き続けていました。
憲法の解釈を勝手な判断で変えてしまうという、まるでドイツのすぐれたワイマール憲法をヒトラーが変えてしまったのと同じことをしようとしているように思えてなりません。
麻生副総理が「ワイマール憲法といういつの間にか変わってて、ナチス憲法に変わってたんですよ。 誰も気が付かないで変わったんだ。あの手口学んだらどうかね。」と発言されています。http://okos.biz/politics/asotaro20130729/
それにしても、麻生副総理はこれまでも失言が多く、思ったことをそのまま口にされていますが、思っているから言葉になったのでしょう。
参議院で議論の機会があるのですから、本当に集団自衛権を憲法改正することなく、できるようにしてよいのかどうかを今一度考えてみる必要があると思います。