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イギリスのヘイスティングスに住む、ヤスミン・バトラー(22歳)は7歳の時から顔半分が徐々に沈没していくという、世界にたった500人しかいないパリー・ロンベルグ症候群と闘ってきた。
きっかけは7歳の時の事故
ヤスミンは7歳の時、一緒に遊んでいた友達に、偶然、メタルのおもちゃで頬を叩かれるという事故にあった。事故当時は、さほど被害は酷くないように思えたので、心配はしていなかった。
しかし、その2週間後にヤスミンの顔半分に変化が現れたのである。
可愛い少女が「モンスター」と呼ばれるように
愛くるしい顔立ちのヤスミン。写真は4歳の頃だ。この可愛い顔の左半分が、事故をきっかけにどんどん陥没して行き、小学校ではいじめっ子たちに「モンスター」の汚名を着せられた。
パリー・ロンベルグ症候群は、神経皮膚症候群の一つといわれており、顔半分の皮膚とその組織がゆっくりと悪化していく病気だ。左の頬骨を失ったまま、10年間もの間苦しんできたヤスミン。(写真は17歳の時)
小さい頃から知らない人にはジロジロ見られ、虐められ、辛い子供時代だったという。「他の10代の子たちと変わらない生活をしたいって思ってたのに、無理だった。ある日全く知らない人が、私に近寄らないで、うつると嫌だから、って言ってきたこともあったわ。」
最初、ヤスミンの顔を診断した医師は「がん」もしくは「骨量減少」と判断した。「誰もはっきりしたことはわからなかったのよ。」ヤスミンの顔は長い年月をかけて、ゆっくりと陥没して行った。
ロンドンの小児科で有名なグレートオーモンドストリート病院で初めてパリー・ロンベルグ症候群と診断された。17歳の時に陥没が止まったので、それ以降整形手術を繰り返して痛みに耐えてきた。
「中学・高校時代は、学校生活を乗り切るために、自分から顔のことをジョークにしたわ。そしたら誰も虐めなくなったの。」
22歳になった今、ヤスミンはショップで働いている。左の骨がずっとないままだった。「お客さんが私の顔を見て、びっくりして怖がったりするのが辛かった。」と苦悩の日々を語った。
しかし、繰り返してきた手術により、やっと自分の顔を鏡でまともに見られるようになったという。
整形手術では、フィラー注射も使う。何度も何度も心身共に痛みに耐えてきて、初めて鏡を見られるようになった時、以前よりずっと良くなった顔を見て嬉しさが込み上げた。
「思わず、自分の頬をなでたわ。」
「これまで私は決して美しくないし、手術をしてもたいして変わらないんだって思ってきた。でも、今回は驚くほど顔が持ち上がったの。信じられなくて頬をなでたら、自然に涙が溢れたわ。」
「これから恋愛だってしたい。」
今まで自分に自信が全くなく、ボーイフレンドもできなかった。「でも、ようやくほんの少しだけ将来に希望が持てたわ。ボーイフレンドができたらいいな、って思う。」
ヤスミンは9月に顎の骨をはめる手術をする予定だ。そしてこれが彼女にとって、恐らく最後の手術となるだろうということだ。
「鏡で自分の顔を見て、笑えるってことがこんなに幸せなことなんだなって、今初めて気付いたわ。」と笑顔で話すヤスミン。
「整形手術って、聞こえは悪いけど、私の場合はこの手術が私を救ってくれた。色んな人が私を助けてくれたの。すごくラッキーだし、とっても嬉しい。」本来、整形手術は、ヤスミンのように苦しんでいる人にこそ行われるものなのだ。
22歳。まだまだこれから希望も、夢も捨てずに、明るく生きてほしい。
感想;
病気を恨んでも、何も自分がよくなることはありません。
受け入れて、そしてできることを行って行く。この受け入れることがとても難しいのだと思います。
でも、受け入れることができるとそれと闘うことができ、そして幸せを掴むチャンスを得て行くのだと思いました。
ロゴセラピーでは、「人生が自分にYesかと問いかけてくる」と考えます。人生が自分に与えた境遇の中で何か価値を見出す生き方ができれば、それはきっと自分の幸せだけでなく周りの人にも希望を与えるのでしょう!
イギリスのヘイスティングスに住む、ヤスミン・バトラー(22歳)は7歳の時から顔半分が徐々に沈没していくという、世界にたった500人しかいないパリー・ロンベルグ症候群と闘ってきた。
きっかけは7歳の時の事故
ヤスミンは7歳の時、一緒に遊んでいた友達に、偶然、メタルのおもちゃで頬を叩かれるという事故にあった。事故当時は、さほど被害は酷くないように思えたので、心配はしていなかった。
しかし、その2週間後にヤスミンの顔半分に変化が現れたのである。
可愛い少女が「モンスター」と呼ばれるように
愛くるしい顔立ちのヤスミン。写真は4歳の頃だ。この可愛い顔の左半分が、事故をきっかけにどんどん陥没して行き、小学校ではいじめっ子たちに「モンスター」の汚名を着せられた。
パリー・ロンベルグ症候群は、神経皮膚症候群の一つといわれており、顔半分の皮膚とその組織がゆっくりと悪化していく病気だ。左の頬骨を失ったまま、10年間もの間苦しんできたヤスミン。(写真は17歳の時)
小さい頃から知らない人にはジロジロ見られ、虐められ、辛い子供時代だったという。「他の10代の子たちと変わらない生活をしたいって思ってたのに、無理だった。ある日全く知らない人が、私に近寄らないで、うつると嫌だから、って言ってきたこともあったわ。」
最初、ヤスミンの顔を診断した医師は「がん」もしくは「骨量減少」と判断した。「誰もはっきりしたことはわからなかったのよ。」ヤスミンの顔は長い年月をかけて、ゆっくりと陥没して行った。
ロンドンの小児科で有名なグレートオーモンドストリート病院で初めてパリー・ロンベルグ症候群と診断された。17歳の時に陥没が止まったので、それ以降整形手術を繰り返して痛みに耐えてきた。
「中学・高校時代は、学校生活を乗り切るために、自分から顔のことをジョークにしたわ。そしたら誰も虐めなくなったの。」
22歳になった今、ヤスミンはショップで働いている。左の骨がずっとないままだった。「お客さんが私の顔を見て、びっくりして怖がったりするのが辛かった。」と苦悩の日々を語った。
しかし、繰り返してきた手術により、やっと自分の顔を鏡でまともに見られるようになったという。
整形手術では、フィラー注射も使う。何度も何度も心身共に痛みに耐えてきて、初めて鏡を見られるようになった時、以前よりずっと良くなった顔を見て嬉しさが込み上げた。
「思わず、自分の頬をなでたわ。」
「これまで私は決して美しくないし、手術をしてもたいして変わらないんだって思ってきた。でも、今回は驚くほど顔が持ち上がったの。信じられなくて頬をなでたら、自然に涙が溢れたわ。」
「これから恋愛だってしたい。」
今まで自分に自信が全くなく、ボーイフレンドもできなかった。「でも、ようやくほんの少しだけ将来に希望が持てたわ。ボーイフレンドができたらいいな、って思う。」
ヤスミンは9月に顎の骨をはめる手術をする予定だ。そしてこれが彼女にとって、恐らく最後の手術となるだろうということだ。
「鏡で自分の顔を見て、笑えるってことがこんなに幸せなことなんだなって、今初めて気付いたわ。」と笑顔で話すヤスミン。
「整形手術って、聞こえは悪いけど、私の場合はこの手術が私を救ってくれた。色んな人が私を助けてくれたの。すごくラッキーだし、とっても嬉しい。」本来、整形手術は、ヤスミンのように苦しんでいる人にこそ行われるものなのだ。
22歳。まだまだこれから希望も、夢も捨てずに、明るく生きてほしい。
感想;
病気を恨んでも、何も自分がよくなることはありません。
受け入れて、そしてできることを行って行く。この受け入れることがとても難しいのだと思います。
でも、受け入れることができるとそれと闘うことができ、そして幸せを掴むチャンスを得て行くのだと思いました。
ロゴセラピーでは、「人生が自分にYesかと問いかけてくる」と考えます。人生が自分に与えた境遇の中で何か価値を見出す生き方ができれば、それはきっと自分の幸せだけでなく周りの人にも希望を与えるのでしょう!