幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

 「ひろゆき流ずるい問題解決の技術」西村博之著 ”ずるいというより、柔軟に違反しなければ選択肢”

2023-03-08 17:27:17 | 本の紹介
・「どこかに必ず抜け道はある」&「ほかの人がやっていないことを、やり続ける」

・できる限りコストが低い、簡単な科目を選んで目的(大学入学)を達成したほうがトクなので、少ない労力で合格できる政治経済と倫理を選んだわけです。

・(ピザ店の宅配)ひたすら最短ルートにこだわったからです。信号回避など

・英会話教室をハシゴしてタダで英語を話せるようになった話
英会話学校の無料体験を片っ端から申し込みました。トータルで20校以上の無料体験を受講しました。

・レジ待ちの列に並んで、順番が来たらレジの店員にカゴを渡しました。
そして、レジの店員が「〇ペソです」と言ってきたときに、店内のお客さんに聞こえる声でこう言ったんです。
「僕らはペソを持ってないので、ドルでペソを買わせてくれる人、いませんか?」

・オフィスビルで、エレベータの待ち時間が長いとのクレーム
(エレベータ増やせない、スピード早くすることもできない状況下)
解決策「各階のエレベーターの前に大きな鏡をつける」
待っている人は、鏡でチェックしたりして、待ち時間が気にならなくなったそうです。

・分析力より「ググる能力」が大事

・相手のニーズを絞り込む
できるだけ相手に直接ヒアリングして、極力ムダ玉を撃たないようにします。

・「被害がないのなら、ずるい手もアリ」

・100点を目指すより、70点でも素早く仕上げる

・自分1人で解決しようと思わない人のほうが、じつは優秀だったりします。

・「パクる」はビジネスの王道

・リスクに対しても、「慣れれば対処可能なリスク」なのか、それとも「慣れないから逃げたほうがいいリスク」なのか、分けて考える。

・無理ゲーの場合は、いかにうまく撤退するかという考え方にさっと変えたほうが、長期的に正解になると思います。

・みんながやっているあたり前を少し疑うという習慣を身に付けると、まだ誰も通っていない抜け道を見つけられたりするんです。

・人に聞くと問題点が見つかる

・川上量生ドワンゴの創業者
初心者向けのモデム、購入者から「使い方がわからない!」とクレームが殺到しました。
会社の電話は2回線しかなかったのですが、その10倍以上の電話がかかってきて、朝から晩までサポートセンターの田が鳴りっぱなし。・・・
2本あった電話回線を1本にして電話対応の人を減らしたぶん、マニュアルのつくり直しに人を投入した。わかりやすいマニュアルを作成し、登録ユーザー全員に発送しました。
その結果、ユーザーから感謝の手紙が大量に届いたんです。

・誰かに泣いてもらう決断ができるか。
問題解決力が低い人は、「いい人」。なぜなら「すべての人を満足させないといけない」と考えてしまうからです。

・仕事は基本的にイヤなものという大前提のうえで、どうせイヤなことをやるなら楽しくやったほうがいいよね、と考えられるかどうかなんですよね。

・上司のが招いたミスの尻ぬぐいをしてはいけません。

・僕のクレーム対応は、基本的には2パターンでした。
「いかに早く電話を切るか」/「気を抜いて長電話をするか」
怒っている人の大半は、話を聞いてあげるとスッキリするんです。

・僕の知り合いの営業マンに、お客と知り合ってからいっさい商品の話はしないという人がいます。定期的に訪問して、ただ雑談を聞き続ける。そうしてだんだん仲良くなると、お客のほうから商品の話を聞いてくるそうです。

・やる気がでない⇒締め切り直前まで手をつけない。
ギリギリになったらとりあえず「5分だけやる」と決めます。
やり始めたら中断するな

・面接で上手く話せない⇒入りたくない会社に応募しまくる。面接は基本的に慣れなんです。

・楽しそうに聞くだけで、相手はこちらを楽しい会話相手と認識してくれるんです。

・若い世代の自殺問題は、とくに深刻です。20~34歳の死亡数の4割が自殺が原因です。この理由を考えてみると、若い人たちが「ほかの生き方を知らない」というのが大きい気がしています。

・僕の考える最善策は「ものすごい速さで謝罪して、その後は何も言わない」です。

・アメリカにサラ・ブレイクリーという起業家がいます。
彼女は、20代後半で補正下着の会社を創業して、いまでは50か国以上で販売展開する「世界最年少ビリオネア」として、アメリカの雑誌「フォーブス」に紹介された女性です。
彼女は、子どもの頃に毎日、父親から次のように聞かれました。
「今日はどんな失敗をしたんだい?」・・・
父親は必ず、「よくやった」と褒めてくれて、ハイタッチをしたそうです。
多くの人は失敗を恐れて、挑戦を避けたりしがちですが、失敗したということは新しいことに挑戦したということなんですよね。

感想
 ”ずるい”というより、工夫、人を違うこと、そして違法でなければOKという考えのようです。

本に紹介されていた多くは、”ずるい”ではなく、創意工夫、早くやるコツなどです。
ただ、違法でなければ選択肢に加えるところに特徴があるように思いました。
そこには「社会にとって良い」「人の幸福に貢献する」といった企業が掲げる方針(建前だけの会社もありますが)が欠如しているように思いました。
そこには、お金を得る、話題になるなど違った価値観があるのかもしれません。

クレーム対応では、先ずは相手の言われることを否定せずに聴くことですから。
追加するなら、
1)先ずは気分を害されたことをお詫びする
2)否定せずに話をじっくり聴く
3)原因調査はクレーム品を確認して調べてから返答させていただく
4)クレームを言っていただいたことに感謝を伝える
5)改善にいかしたい。

ギリギリやるのも、佐藤優氏の本に、ぎりぎりやる方が返って集中力が出てきたりして良い場合もあると書かれています。

仕事は100点を目指さず先ずは70点、これは王道だと思います。

面接を入りたくない会社で経験する、この発想はなかったです。
落ち着いて面接受けられます。

英会話教室をハシゴは、入る気が無いと自分にはできないですね。
小心者です。

営業では商品を売るのではなく、自分を売るとか、お客様の夢を語らせるのが優秀な人です。

モデムのクレーム対応、電話では問題は解決せず対処療法です。
問題の本質を解決するを優先することですから、これも王道のように思いました。

皆に良い顔できない。当たり前です。
ただ、程度問題もあるのでバランスの問題でしょう。

ひろゆき氏のツイッターなどでは、まともなことも言われることもありますが、あれ?と思うことも多いです。
それは、社会にとって良い指針が抜けているからのように思います。
判断するときは、それで以って判断するのが間違いは少ないのですが、その判断する指針が違うような印象を受けました。
「錦の御旗」を以って仕事に取り組むかどうかなのでしょう。

江川紹子氏、高市早苗氏の「捏造」発言を批判「公務員にとって最大限の罵倒。まずは猛省すべき」 ”高市大臣の辞書には反省の言葉はない”

2023-03-08 10:21:42 | 社会
 ジャーナリストの江川紹子氏(64)が8日までにツイッターを更新。
  高市早苗経済安全保障担当相が総務省の内部文書を「捏造(ねつぞう)」と指摘した発言について、厳しく批判した。 
 高市氏は、自身の総務省時代の発言が記載された放送法の政治的公平性をめぐる総務省の内部文書を捏造と指摘し、捏造文書ではなかった場合には国会議員の職を辞す覚悟を示していたが、松本剛明総務相は7日の閣議後記者会見で、同文書は総務省の「行政文書」であると認めた。
  江川氏は、高市氏の発言について「文書の『捏造』という物言いは、公務員にとって最大限の罵倒だろう。当時の総務相だった高市早苗氏は、こうして部下を罵倒し、自身の立場を守り、政治的立場を維持しようということなのか…。『姑息(こそく)』という言葉しか浮かばない」と批判。「安易に『捏造』という強い言葉を持ち出したことを、まずは猛省すべきだ」とした。

感想
 議事録が正確でないことはあります。発言した主旨が正しく伝わっていない場合があります。
 重要な議事録なら、事前に確認することです。
 それと伝え方が悪い場合があります。
 問題は、「捏造でないなら、大臣辞める」と発言した責任です。
 無責任大臣/嘘つき大臣
の呼称を持ってでも大臣するメリットがあるのでしょう。
 それにしても、問題を犯しやすい大臣です。
 「事実を確認してから発言させていただく」と柳に風で答弁していればそれで済んだのですから。
 安倍元首相を真似ておられたのかもしれませんが、安倍元首相は首相だから何でもできたのです。そして国民はそれを問題にして選挙に反映しないことを読んでいたので、何でもできたのです。

「けしからん番組取り締まる」 放送法「政治的公平」文書 主なやり取り ”なるほど、マスコミが委縮して政権に従うのも自己防衛/しかし報道の使命を捨てている”

2023-03-08 09:22:44 | 社会
 立憲民主党の小西洋之参院議員が今月2日に公表した放送法の「政治的公平」に関する文書について、政府は7日、「全て総務省の行政文書であることが確認できた」と認めた。 
 政府は放送法上の政治的公平性について「放送事業者の番組全体を見て判断する」との解釈を採用している。2015年、当時総務相だった高市氏が「一つの番組のみでも極端な場合は一般論として政治的に公平であることを確保していると認められない」と国会で答弁し、事実上の解釈変更だと受け止められた。 
 小西氏が2日公表した文書には、この変更に至る経緯などが計78ページ記され、当時の礒崎陽輔首相補佐官がTBSの「サンデーモーニング」を政権に批判的だと認識し解釈の追加を主張。当時の安倍晋三首相も「現在の番組にはおかしいものがあり、ただすべきだ」などと発言したとした。  文書の主なやり取りは以下の通り。  

◇高市氏「この答弁苦しい」 
■高市総務大臣レク結果 2015年2月13日 総務大臣室  
 総務省・情報流通行政局長から資料に沿って説明。礒崎総理補佐官からの伝言(「今回の整理は決して放送法の従来の解釈を変えるものではなく、これまでの解釈を補充するものであること」「あくまで一般論としての整理であり特定の放送番組を挙げる形でやるつもりはないこと」)について付言。
  局長 礒崎補佐官からは、本件を総理に説明し、国会で質問するかどうか、(質問する場合は)いつの時期にするか等の指示を仰ぎたいと言われている。
  高市氏 そもそもテレビ朝日に公平な番組なんてある? どの番組も「極端」な印象。関西の朝日放送は維新一色。(それでも政治的に公平ではないとは言えていない中)「一つの番組の極端な場合」の部分について、この答弁は苦しいのではないか?  局長 「極端な場合」については「ことさらに」このような番組編集をした場合は政治的公平が確保されていないという答弁案になっている。  高市氏 苦しくない答弁の形にするか、それとも民放相手に徹底抗戦するか。TBSとテレビ朝日よね。官邸には「総務大臣は準備をしておきます」と伝えてください。総理も思いがあるでしょうから、ゴーサインが出るのではないかと思う。  

◇「総務省も恥をかくのでは」 
■山田総理秘書官レク 2015年2月18日 官邸  
 山田氏 今回の整理は法制局に相談しているのか? 今まで「番組全体で」としてきたものに「個別の番組」の(政治的公平の)整理を行うのであれば、放送法の根幹にかかわる話ではないか。本来であれば審議会等をきちんと回した上で行うか、そうでなければ(放送)法改正となる話ではないのか。  情報流通行政局長 法制局には当たっていない。礒崎補佐官も現行の「番組全体で」とする解釈を変更するものではなく、あくまで「補充的な説明」と位置づけ。  山田氏 礒崎補佐官は官邸内で影響力はない。総務省としてここまで丁寧にお付き合いする必要があるのか疑問。今回の話は変なヤクザに絡まれたって話ではないか。礒崎補佐官からすれば、よかれと思って安保法制の議論をする前に民放にジャブを入れる趣旨なんだろうが、視野の狭い話。どこのメディアも萎縮するだろう。言論弾圧ではないか。政府として国会でこういう議論をすること事態が問題。(総務省も)本気でこの案件を総理に入れるつもりなのか。総務省も恥をかくことになるのではないか。  
◇「俺の顔をつぶせば、ただでは済まない」 礒崎補佐官ご説明 
■2015年2月24日 官邸  
 情報流通行政局長 実際に国会で答弁を行うと、いろいろと(マスコミなどから)言われることも想定される。総理にお話しされる前に官房長官にお話しいただくことも考えられるかと思いますが。
  礒崎氏 何を言っているのか分かっているのか。これは高度に政治的な話。官房長官に話すかどうかは俺が決める話。局長ごときが言う話ではない。この件は俺と総理が2人で決める話。  官房長官に役所から話すことは構わない。しかし、俺の顔をつぶすようなことになれば、ただじゃあ済まないぞ。クビが飛ぶぞ。もうここにも来ることができないからな。  俺を信頼しろ。役所のOBなんだし、ちゃんとやってくれれば役所の悪いようにはしない。そちらも、官邸の構造論を分かっておくように。

◇「総理は前向きな反応」
 ■総理レクの結果 2015年3月5日 山田総理秘書官から情報流通行政局長に電話 
○総理へのご説明は本日16時5分から実施。礒崎補佐官のほか、今井総理秘書官と自分(山田氏)が同席。 
○今井氏と自分から、(礒崎補佐官の)説明のような整理をすると総理単独の報道が萎縮する、極端な事例以外はなんでも良くなってしまう、メディアとの関係で官邸にプラスになる話ではない等と縷々(るる)発言した。 
○これらの発言にもかかわらず、総理は意外と前向きな反応。総理からは ・政治的公平という観点からみて、現在の放送番組には明らかにおかしいものもあり、こうした現状は正すべき、 ・(放送番組全体で見ることについて)「JAPANデビュー」は明らかにおかしい、どこでバランスを取っているのか、 ・FCC(米国)のように(政治的公平を)廃止した国はともかく、日本の放送法には「政治的公平」の規定があって、守られていない現状はおかしい、等のご発言。 
○礒崎補佐官からサンデーモーニングはコメンテーター全員が同じことを述べている等、明らかにおかしいと発言。これに対し、総理から ・「放送番組全体で見る」とするこれまでの解釈は了解(一応OKと)するが、極端な例をダメだと言うのは良いのではないか、その意味で(補佐官の整理は)あくまで「極端な例」であり、気をつかった表現になっているのでこれで良いのではないか、とのご発言。 
○また総理から①タイミングとして「今すぐ」やる必要はない②国会答弁をする場は予算委ではなく総務委とし、総務大臣から答弁してもらえばいいのではないか、とご発言。 ○これに対し、自分(山田氏)から一度整理をすれば個々の事例の「あてはめ」が始まり、官邸と報道機関の関係にも影響が及ぶ等の発言をしたものの、総理は「有利不利ではない」「全部が全部とは言わないが、正すべきは正す」とのスタンスだった。  

◇「けしからん番組取り締まる」 
■礒崎補佐官からの連絡(総理レクの結果) 2015年3月6日 官邸  
 礒崎補佐官 従来の「番組全体で見る」という国会答弁の初出は昭和39年。あの頃の報道番組は意見なんて言わなかった。今回の話は、特定の番組をあげつらうのではなく、ふんわりと上品にやると言っているのだから、山田秘書官は抵抗しすぎだったな。旧自治省が悪いのか旧郵政省が悪いのかは知らないが、総理もあまり総務省に好感触を持っているようではない。総務審議官にも「無駄な抵抗はしないほうがいい」と伝えておこうと思う。  総理がいちばん問題意識を持っているのはNHKの「JAPANデビュー」だが、これはもう過去の話。今はサンデーモーニングには問題意識を持っている。サンデーモーニングは番組の路線と合わないゲストを呼ばない。あんなのが(番組として)成り立つのはおかしい。とにかくサンデーモーニング。番記者にもいろいろ言っているが、総務省もウオッチしておかなきゃだめだろう。けしからん番組は取り締まるスタンスを示す必要があるだろう。そうしないと総務省が政治的に不信感を持たれることになる。  

◇高市氏「本当にやるの?」 
■大臣レクの結果 2015年3月6日 
○大臣にご説明。最初大臣は本件についてあまり記憶がなかった様子で、第一声は「本当にやるの?」 ○大臣は最近の自民党からの要請文書やNHK籾井会長の国会審議等を見ていて慎重になっているのかもしれない。整理ペーパーを見ているうちに内容を思い出してきたようで、以下のご発言。 
・これから安保法制とかやるのに大丈夫か 
・民放と全面戦争になるのではないか 
・総理が「慎重に」とおっしゃるときはやる気がない場合もある。背後で動いている人間がいるのだろう。 
・一度総理に直接話をしたい。 →大臣室参事官に今井総理秘書官経由で総理とお話しできる時間を確保するようその場で指示。  

◇高市氏が安倍氏に電話?本人は否定 
■高市大臣と総理の電話会談の結果 2015年3月9日夕刻 
○大臣室参事官から情報流通行政局長に対して以下の連絡。 
・政治的公平に関する件で高市大臣から総理に電話(日時不明)。 
・総理からは「今までの放送法の解釈がおかしい」旨の発言。実際に問題意識を持っている番組を複数例示?(サンデーモーニング他)。 
・国会答弁の時期については、総理から「一連のものが終わってから」とのご発言があったとのこと。  

◇山田秘書官「しばらく静観したい」 
■山田総理秘書官からの連絡 
 2015年3月13日 山田秘書官から情報流通行政局長に電話。 
・政治的公平に関する国会答弁の件について、高市大臣から総理か今井秘書官かに電話があったようだ。 
・総理は「軽く総務委で答弁しておいた方が良いのではないか」という反応だったとのこと。 
・本件については総理が前向きであり、今井秘書官の指示で、菅官房長官には本件について相談していない。 
・本件についてはしばらく「静観」したい。 
・礒崎補佐官の側で大きな動きがあれば教えてほしい。  

◇放送法解釈の追加をめぐる経緯 ※総務省の行政文書より抜粋 
<2014年> 11月26日 礒崎陽輔首相補佐官側から総務省放送政策課に電話。コメンテーター全員が同じ主張の番組(TBSサンデーモーニング)は偏っていると指摘 11月28日 礒崎氏が総務省に「政治的公平」の解釈について「番組を全体で見るときの基準が不明確で、1つの番組でも明らかにおかしい場合があるのではないか」という点について検討を指示 
<2015年> 2月13日 高市早苗総務相に総務省が状況説明 
2月18日 山田真貴子首相秘書官に総務省が状況説明 
3月5日 礒崎氏が安倍晋三首相に説明(今井尚哉首相秘書官と山田氏が同席) 
3月13日 山田氏から情報流通行政局長に連絡(高市氏と安倍氏の電話協議結果) 
5月12日 「政治的公平」に関する質問に対し、礒崎氏と調整したものに基づき、高市氏が答弁

感想
 総務省職員の中にも「おかしい」と思う人がいることが、まだ日本も捨てたものでないということです。
 高市大臣、自分の発言と違うなら、それは発言の仕方が悪かったのです。受け取った人が受けた内容です。
 そんなに心配なら、議事録を確認されたらよいだけです。
 問題は「捏造だ。捏造でなければ辞める」と断言されたのですから、辞めるのが政治家としてのけじめです。権力に固執する惨めな姿をさらし続けるだけです。

 マスコミもすっかり弱くなりました。
いまや、政権にとってマイナスな情報はYouTubeやSNSで得る時代になっています。
民放が偏っているなら、その最たるものをNHKではないでしょうか?

 それにしても、安倍元首相の功績というか悪績はたくさんありますね。

疑問だらけ文科省の教科書検定 最大手「東京書籍」で1200カ所大量訂正 かたや「一発不合格」の教科書も 自民・中田氏「検定の意味、信頼が問われる」 ”自分たちの都合のよい教科書を選ぶためのもの”

2023-03-08 01:30:00 | 社会
文科省の教科書検定に疑問が浮上している
文部科学省の教科書検定に不信感が募っている。検定で合格し、2022年度から全国の高校で使われていた教科書会社最大手「東京書籍」の地図の教科書に、何と約1200カ所もの大量訂正が行われていたのだ。一方、「新しい歴史教科書をつくる会」が主導する「自由社」の歴史教科書には19年度、計405件の検定意見が付けられ「一発不合格」になっていた。日本の将来を担う子供たちが使う教科書は大丈夫なのか。文科省は「検定手続き自体は適切に行われた」と主張しているが、ダブルスタンダード(二重基準)にも見える。国会でも「検定の意味が問われる」と取り上げられた。 
  「石川県の松任という土地(の所在)が『富山県』になっていたり、チリの首都サンティアゴが『アルゼンチン』になっていた。見開きの1ページ目だけで4カ所の訂正がある。この教科書で勉強していたら子供たちはどうなりますか? 誤字脱字のレベルではない。本質的な間違いが50カ所もある」 自民党の中田宏参院議員は3日の予算委員会で、昨年4月から全国の高校1年生が使用している東京書籍の「新高等地図」の大量訂正を、こう問題視した。 前代未聞の不祥事について、東京書籍は「最終版の校閲作業のスケジュールが押した。コロナ禍での在宅勤務でコミュニケーションが取れなかった」と説明・謝罪しているが、教科書会社の言い分として理解困難だ。すでに約3万6000冊が供給されているが、1月から訂正済みの2万6000冊以上を再配布したという。
  問題は教科書会社のミスだけではない。「新高等地図」が、2020年度の文科省の教科書検定で合格していることだ。 教科書検定とは、民間で著作・編集された図書について、文科相が教科書として適切か否かを審査し、これに合格したものを教科書として使用することを認める制度だ。現実には、文科省の調査官が審査を行っている。 中田議員は先の予算委員会で、「新高等地図」の検定で文科省の調査官が付けた検定意見は「20カ所」にとどまっていたのに対し、19年度の検定では自由社の中学校の歴史教科書に「405カ所の意見がついて『一発不合格』になっている」と指摘した。検定合格後に約1200カ所の訂正が許された今回と比較し、「検定の意味、信頼が問われる」とも質した。
  岸田文雄首相は「教科書の信頼確保のため、審査体制をはじめとして制度の不断の改善をはかりながら適切に検定が運用されることが非常に重要だ」と述べたが、文科省の姿勢は疑問だ。 永岡桂子文科相は2月21日の記者会見で、「訂正が供給後の対応となったことは、大変遺憾」としながらも、「訂正箇所の多さが、検定の不適切さを示すものではないと考えている」「検定手続き自体は適切に行われ、最終的な検定決定が行われた」と強調した。
  これに収まらないのは、教科書検定で「一発不合格」となった自由社側だ。 自虐史観からの脱却を図った自由社の歴史教科書の執筆にもかかわった「新しい歴史教科書をつくる会」副会長の藤岡信勝氏は「調査官の恣意(しい)により、いくらでもさじ加減が可能で、大手の教科書会社には忖度(そんたく)をするなど、不正の温床になっているのではないか」と、現在の教科書検定に疑問を呈した。 東京書籍は今回、教科書の供給後に大量の「訂正申請」を行ったが、藤岡氏は「同様の事後修正は初めてではない」と話し、19年度の検定でも、供給前の段階だが、他社が行っていたという。 
■つくる会「文科省説明は破綻」
  当時の検定では、ページ数の1・2倍以上の「検定意見」が付いた場合は、同じ年度内に再申請ができなくなる「一発不合格」のルールが初適用された。自由社には総ページ数の約1・3倍にあたる405件の意見がつき、不合格とされた。 このとき、同じく教科書の検定申請をしていたA社には38件、B社には24件の検定意見がつけられたが、つくる会が情報開示請求を行って独自調査をした結果、合格後から21年度の4月に生徒の手に教科書が渡るまでの間に、A社は700件、B社も564件と、自由社の「検定意見」数をはるかに上回る「訂正申請」を行っていたことが分かったという。
  こうした問題提起について、文科省の担当者は「『検定意見』は学術的な基準から誤りであるものに付される意見で、検定後の『訂正申請』はより分かりやすい記述にするための改善など。別の制度で、数の比較は意味がない」と語った。 ただ、東京書籍は、南米の「ドレーク海峡」を「マゼラン海峡」と誤記して事後修正している。 文科省の担当者は「訂正申請では誤記を直すことも幅広く対象になる」といい、自由社の歴史教科書には索引にも検定意見が付いたことには、「そういう場合もある」と説明した。
  自由社は現在、歴史教科書の「一発不合格」について文科省を相手取った国家賠償請求訴訟をしている。 つくる会は、東京書籍の大量訂正について、文科省が「検定手続きは適切に行われた」とする見解は「説明が破綻している」として、永岡文科相に2月27日、公開質問状を提出した。今月9日までの回答を求めている。

感想
 教科書検定という名前で、実は政権に都合の悪い表現は認めない仕組みなのです。
だから、ミスを見ているのではなく、都合の悪い表現有無を見ているから、素人でもわかるようなミスに気付かないのです。それが露見したということでしょう。
 教科書が正しいと思い込むと、とんでもない誤解をしてしまうということです。
 教科書が教えない歴史の事実にこそ、大きな真実が眠っているのです。