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三浦瑠麗氏に勝訴したテレ朝「社員弁護士」が独占告白「始まりは元妻・村上祐子さんとNHK記者との密会報道でした」 ”三浦瑠璃氏側の弁護はそうそうたるメンバー”

2023-03-28 12:06:16 | 社会

 国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)がTwitterに投稿した内容でプライバシーを侵害されたとテレビ朝日の社員が300万円の損害賠償を求めた訴訟で、3月22日、最高裁判所は三浦氏の上告を棄却した。これにより三浦氏が30万円をテレ朝社員に賠償する判決が確定した。原告の西脇亨輔さん(52)は、テレ朝法務部に勤務する現役の弁護士。自ら法廷に立って自分を弁護した。西脇氏が3年8カ月に及んだ闘いを振り返った。 

始まりは元妻との離婚トラブル

「会社には相談せずに独断で裁判を起こしました。もちろん、上司にお知らせはしましたし、平日の深夜や土日・有給を使い、会社の仕事に影響が出ないようやってきたつもりです。それでも、社内で厳しい声もあったのは事実です。三浦さんは田原総一朗さんがかわいがっていた『朝まで生テレビ!』の常連メンバーでしたので……」  戦い終えた男はしみじみと語り始めた。取材場所に持ってきてくれた裁判資料はゆうに1000ページを超える。西脇さんは平日、サラリーマンとして会社に勤務しながら、これをたった一人で書き上げたのである。
  そもそもの始まりは、西脇さんと元テレ朝アナウンサー・村上祐子氏との離婚トラブルであった。西脇さんは現在、法務部に所属しているが、アナウンサー採用での入局。朝の情報番組「やじうまプラス」での共演がきっかけで、2006年にアナウンス部の同僚で6つ後輩の村上氏と結婚した。だが、15年に村上氏が政治部へ異動した頃から夫婦関係が悪化する。
  村上氏が突然、「別れたい」と言って家を出ていってしまったのだ。納得いかなかった西脇さんは話し合いを求めたがもつれにもつれ、18年12月、離婚裁判に発展。なお、この裁判の弁護士も西脇さん自ら担当した。

離婚訴訟中に村上氏がNHK記者と同棲していた

 そんななか西脇さんは衝撃的なニュースを目にする。19年4月に「週刊ポスト」が村上氏とNHK政治部記者・A氏が同棲中であることをスクープしたのである。その時の衝撃を西脇さんは3年前、「デイリー新潮」のインタビューで次のように語っている。 〈記事を読み、文字通り、全身から血の気が引きました。手や足が驚くほど冷たくなって、目眩がするほどでした。それまで離婚の理由は『性格の不一致』だと思っていたのですが、Aさんとの関係があったのではないかという疑念が湧いてきたのです。私はお酒が弱いんですが、あの時は何をいくら飲んでも頭が冴え続けて、酔うことも寝ることも出来ませんでした〉  記事を読んで湧いた怒り、悲しみが「法律家・西脇亨輔」に火をつけた。19年4月に慰謝料を求めてA氏を提訴。さらには同年10月、使用者責任があるとしてNHKまで訴えた。(A氏との裁判は20年に和解、NHK裁判は19年に棄却)
  その合間の19年7月に起こしたのが三浦氏との裁判だった。西脇さんが問題視したのは、ポスト報道について三浦氏が村上氏を擁護した下記のツイートだった。 〈そもそも何年も別居し離婚調停後、離婚訴訟係争中の人を不倫疑惑とする方が間違い。新しいパートナーと再スタートを切り子供を作ることさえ、離婚しにくい日本では難しい。これは本来多くの人が抱える問題のはずなのに。村上祐子さんを朝まで生テレビから下ろすべきではない。〉(19年4月2日) 〈週刊ポストは村上さんの相手が破綻事由でないことも、離婚訴訟中であることも知ってて敢えて隠して不貞行為のように書いたでしょ。〉(同)  三浦氏は、村上氏がA氏と関係を持ったときにはすでに婚姻関係は破綻していたと断じ、不貞行為にはあたらないと庇ったのである。

「悲しみの果てに」を聴きながら
 西脇さんは三浦氏を提訴した時の気持ちをこう振り返る。 「元妻の週刊誌報道の直後で熱くなっていたのは事実です。でも、とても難しい段階だった私たち夫婦の問題に土足で踏み入るツイートを、看過するわけにはいきませんでした。このツイートで私たちの離婚問題が訴訟に発展していることが初めて世間に知れわたることになり、見た瞬間、これはプライバシー侵害だと思いました。また、離婚訴訟を続けていることが元妻とNHK記者の『再スタート』の妨害であるかのような印象を与える内容であり、裁判では名誉毀損であるとも主張しました。三浦さんは『朝生』での共演で仲良くしていた元妻を庇おうとしただけだったのかもしれません。しかし夫婦の問題に横から入ってきて、人の気持ちをズタズタにする権限はないはずです。三浦さんは当時、フォロワー数が約18万人(現在は約40万人)もいた影響力のある文化人。一方、私は一介のサラリーマンで発信の場はありません。ここで泣き寝入りしたら、自分が壊れてしまうと感じました」
  それから西脇さんの3年8カ月に及ぶ孤独な闘いが始まった。この間に、村上氏との離婚は成立。西脇さんは二人で住んでいたマンションを売却し、学生が住むようなワンルームマンションに引っ越した。仕事から帰宅すると、自宅に籠ってひたすら準備書面を書き続けた。  作業中によく流していた曲は、「エレファントカシマシ」の「悲しみの果て」。  愛した妻はもう二度と戻ってくることはない。だが、この闘いだけは闘い抜こう。そう音楽に思いを乗せて、己を鼓舞したのである。

控訴審で“登場”した木村草太氏
「裁判書類での相手側の物の言い方も、闘志に火をつけました。ツイートは〈社会への問題提起をその趣旨とするものであり,これとは別に訴外西脇祐子の夫婦問題などという卑近な個人的問題についての意見を述べたものではない〉といった上から目線な主張。さらに〈原告は元アナウンサー職にあった者ではあるものの、現在はテレビ朝日内において法務部員として勤務するサラリーマンにすぎない〉と私を見下すような表現を用い、そんな人間の社会的な評価が下がることなどないとする主張もありました」
  三浦氏側についたメンバーが錚々たる言論人だったことにも燃えた。弁護士は橋下徹氏が代表を務める橋下綜合法律事務所に所属。さらに控訴審からは、報道ステーションでコメンテーターを担当していた憲法学者の木村草太氏まで意見書の提出というかたちで加わった。“コメンテーター連合”を結成し、西脇さんを“威圧”してきたのである。  木村氏は11ページもの意見書を書いて三浦氏を擁護した。 〈民放アナウンサーの不貞行為やその態様が、国会議員の不貞行為などと同様に公共利害関連事実だとする場合、民放アナウンサーの配偶者は、その事実が公の議論の対象となることを甘受すべきことになる〉(意見書より) 「ただ、木村さんの意見書は穴だらけに見えました。最高裁の判例に反していたり、木村さん自身の過去の著作と矛盾する点もあった。これは論破しなければいけないと、気合を入れて反論書を書き上げました

やらなければならなかった
 結局、名誉毀損は認められなかったが、プライバシー侵害は認められ西脇さんは勝訴した。では、この闘いを経て得たものは何だったのか。 「自分で自分を弁護したので、弁護士費用はかかりません。裁判にかかった費用は印紙代とコピー代くらいで3万円弱。賠償金は30万円ですが年5分の利子がつくので、差し引いて32万円くらいですかね」  ただ、お金が目的だったわけではないと語る。 「費やした時間は膨大で、時給にしたら数十円くらいになってしまいますしね。弁護士仲間からは『自分で自分の弁護などするものでない』と制止されました。 それは真っ当なアドバイスだったと思います。ただ、私は自分の手でこの闘いに決着をつけたかった。独りでどこまでできるのかという自分との闘いでもありました。Twitterで公に発信した先に、生身の人間がいることを分かってほしいと思いでした」  やって良かったかという問いには、 「やらなければならなかったんです。しんどかったですがね。向こうの主張が膨大だったのでいちいち反論しなければならなくて……。ただ必死にもがいた分、弁護士としての力は少しだけついたと思います」  と答えた西脇さん。この間、村上氏はA氏と再婚。その後、第一子を授かり新たな家庭を築いているが、西脇さんのプライベートはどうなのか。

一人でW杯を観戦しに行った
「さすがに彼女への未練は離婚の時点で整理できたつもりです。ただ、この3年8カ月頭の中には常に裁判があって、今もお一人様です。この5年くらいどこにも遊びに行くことはありませんでしたが、唯一あったイベントは、昨年11月、サッカーW杯日本-ドイツ戦のチケットを直前の追加席販売で買うことができて、急遽カタールに一人で弾丸ツアーをしたことですかね。試合には大興奮しましたが、その分、コンテナで作られた簡易宿泊所に戻った時に改めて一人きりが身に沁みました。現世での幸せはもう諦めています」  では、これからどう生きていくのか。そう聞くと、西脇さんは一瞬、口ごもるのだった。 「確かにこの先、何をすればいいのか……。自分の尊厳のようなものを賭けた戦った後で、まだ頭が真っ白です。会社にも迷惑かけてしまい、サラリーマンとして褒められるものではないと自覚しています。もともと私は以前から弁護士会の国選弁護人の活動もしていましたので、会社の仕事を全うしながら、弁護士の公益活動など何かに今回の経験を生かしていければと思っています」  悲しみの果てに見えた景色はどのようなものだったのか――。 デイリー新潮編集部

感想
 木村草太氏は三浦瑠璃氏を擁護ずるために、なんとかこじつけようとされたのでしょう。相手がそこに弱い弁護士なら反論できなかったと思います。
 つくづく、自分が正しくても裁判に勝つのは難しいと思いました。
 村木厚子さんは検察と戦わなければなりませんでした。村木さんについた弁護士が優秀でなかったら、えん罪になっていたでしょう。