タレント・女優として幅広く活躍する山之内すずさん。明るいイメージの山之内さんも過去に家庭環境に悩み、学校やバイトに行けなくなってしまった時期がありました。そんな状況から脱しようと、自立するための計画書を作って家族に提出したところ、将来への道が開けたのです。山之内さんは「過去のつらかった自分、よく頑張った。みんなも生きて。生きてりゃ何とかなる」と強く訴えます。
母子家庭の末っ子、中学3年で家庭環境がつらくなる
小学生から中学2年生は学校が好きで、明るく活発な子供でした。みんなから変なあだ名を付けられたり、ちょっかいを出されたりする、いわゆる「いじられキャラ」。応援団長をやったり、クラスの代表をしたりと、楽しかった記憶が多いですね。
ただ、家に帰るときは、「よし!」といつも気合を入れていました。というのも、母子家庭の末っ子で、家庭環境がやや複雑だったのです。
中学3年で、よりつらさを感じるようになりました。悩みを誰かに打ち明けることもできず、時折闇のような感情が自分の内側でどんどん膨らんでいく感覚がありました。「なんで自分ばかり頑張らないといけないんだろう」。でも、学校では明るいキャラで過ごし、自分で自分をごまかしていました。
不本意な高校生活…感情爆発! 学校にもバイトにも行けず
高校1年の時、学校にもバイトにも行けず、夜は公園など屋外で過ごしていたこともあった自立して生きていくための計画書が心の支えになった
高校は公立校に進学しましたが、制服は好みではなく、校則は厳しく、通学時間は長い。正直、行きたい学校ではなかったのですが、家庭の事情がありました。
入学後はほぼ毎日、ファストフード店などでのバイトに明け暮れました。働くことが楽しくて、学校や家にいる時間よりも、バイト先にいる時間が長かったですね。バイト仲間も好きで、居心地もよかった。バイト代は、服代や食事代、ダンススクールの費用にあてるなど、自分にかかるお金は全部自分で払っていました。
1年生の2学期を迎える頃、ついに抑えていた感情が爆発してしまいました。「自分は恵まれていない」「自分は幸せになれない」。考えが頭から消えず、学校にも大好きだったバイトにも行けなくなってしまったのです。夜も眠れず、家にもいたくないので公園など屋外でずっと過ごしていました。
「このまま地元に居続けるのは無理だ。環境を変えたい」。そんな思いから、高校を辞め、自分で稼いで自立して生きていくための計画書を書き上げました。高校1年の冬、勇気を出して親に渡すと、家族は反対することなく、私の思いを受け止めてくれました。安心した私は、ようやく普通に過ごせるようになったのでした。
動画が話題になりネット番組出演も…SNSに悪口、高2で退学
ネット番組出演で反感を買い、高校を退学。芸能活動に専念するために上京した
ただ、思わぬことで学校の子たちの反感を買ってしまいました。高校2年から、地元の美容院でカットモデルを始め、インスタグラムなどSNSで発信していました。あるとき公開した動画が大きな話題となり、ネットの番組への出演が決まったのです。
ただ、その番組には、同世代に人気のある有名人が出演していました。番組や個人のSNSアカウントに、私の個人情報や一緒に撮った写真もさらされてしまって。根も葉もない悪口もたくさん投稿されました。
「もう地元を離れよう」。親には自立する計画を認めてもらっていたので、高校を2年で退学し、芸能活動に専念しようと上京しました。
自分の感情をひたすら文字に書き起こし、救われた
つらい時期を乗り越えられたからこそ、大人になってからの今が楽しいという山之内さん。「つらかった自分、よく頑張った」
私は多感な10代にどん底まで落ち、つらさやしんどさなどの感情の浮き沈みを体験したことで、今では自分の気持ちの攻略法や対処法がわかるようになりました。当時は、将来に希望が持てず、「明日なんか知らんし。ただ今日を生きるだけでいっぱいいっぱい」という気持ちを抱えていました。でも、乗り越えられたからこそ、大人になってからの今が楽しいですし、自分でも幸せをつかめるのだと信じられるようになったのです。「過去のつらかった自分、よく頑張った。生きていてくれてありがとう!」と感謝しています。
悩みを人に話すことで救われることもたくさんあると思いますが、私に合っていた方法は、自分の感情を文字に書き起こすことでした。SNSのメモ機能などを使い、ひたすら自分の感情を思うまま、感じるままに書いていました。言語化することで、何がしんどくて、つらいのかが理解できるようになったのです。そこから、将来どうしたいかも考えられるようになりました。
自分がつらかった時期は、こうした記事やキャンペーンに対しても「何がわかるんだよ! 大丈夫ちゃうわ」と思っていました。ありきたりな励ましの言葉も大嫌いでした。
だから、今つらい子たちにどれだけ届くかわからないけど、これだけは言わせてほしいです。「生きて。生きてりゃ何とかなる」は本当にその通りです。
山之内すず (やまのうち・すず) 神戸市出身。2019年に恋愛リアリティー番組への出演をきっかけに芸能界デビュー。CMやバラエティー番組などに出演するほか、SNSの総フォロワー数は110万人を超えており、若い世代に注目されている。自身初となる「山之内すず 2023カレンダー」が11月5日に発売予定。
感想;
誰かに話をする。メールで相談する。チャットで相談する。
どれも自分の気持ちを言葉にしています。
相談しなくても、言葉にするだけでも、山之内すずさんのようにSNSで発信することでもよいのです。
自分の辛さは比較できません。
辛さの絶対評価もできません。
言葉にすることで、自分から少し距離を置いて自分を見つめているのです。
そして、もし自分にアドバイスするならどんな言葉をかけてあげるか。
SNSのレスポンスが自分を見つめる機会になったのかもしれません。
電話/メール/チャット/LINE、何でもよいのです。自分に合ったツールで話してみると、そのやり取りの中で何か気付きがあるかも知れません。
言葉にする
誰かに話す
そして山之内すずさんが言われているように「生きてりゃ何とかなる」と信じることなのでしょう。
太陽は明日も東から顔をだす。
曇りや雨でも、その上には太陽が輝いている。
出口のないトンネルはない(出口がないのはトンネルと言わず洞穴)。
生きていて欲しいです。
困ったら、厚労省の前で座り込むくらいの開き直りを持ちたいです。
死ぬ前にそれをしてからでも遅くないです。
そしてなぜ死にたいと思っているか、支援がないかをプラカードに書いて座り込む。
日本はまだ社会支援があります。
食べれないなら、犯罪はよくないですが、コンビニで110円のおにぎり盗んでも良いと思います。
そして拘置所で食べるものを与えてもらえます。
生きるを優先して欲しいです。
「生きてりゃ何とかなる」のです。
税金から、かすめ取ろうとする企業や政治家がいます。
オリンピックで利益を得ようとした人と会社があげられています。
政治家までは検察は追及しないでしょう。
追及すると自分の首も飛びますから。
逮捕されないように上手くやっています。
それを考えたらよっぽで良いです。
若者の死因のトップが自殺、おかしな国です。
それを放置している政治もおかしいのです。
自殺を思い詰めているのはあなたの責任ではないです。
そんな社会があなたを追いつめているのです。
社会の犠牲者にならないで欲しいです。
逆に、訴えて欲しいです。