幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「何のために生きるのか」稲盛和夫&五木寛之対談 ”利他の帆を揚げれば他力の風が吹く”

2018-08-20 02:08:02 | 本の紹介
・こころというのは、その人の運命とかそういうものを変えるだけじゃなくて、その人の病気だとか健康とか、そういうものにもものすごく大きな働きをしているんですね。(五木)

・利他というこころで帆を揚げておけば、必ず他力の風を受けられますよ、というふうに理解したいですね。(稲盛)

・悟ることは難しい。自分はとても独りの力で悟れる人間ではない。でも、大きな力に助けられて一歩でもそっちのほうに近づけたらいいな、と気づくことが悟ったことでもあるんですよ。(五木)

・運命というのはこころによって変えられると思っているのです。そのこころが信念にまで高まったものであれば、それによって運命は変えられる。(稲盛)

・「ここは独力でがんばろう。何とかしよう」という気持ちになったときに、後ろから他力が肩を押してくれるんですよ。だから他力は自力の母なんだと、僕はいつも言っているのです。(五木)

感想
瀬戸内寂聴さんがよく言われている、亡己利他(もうこりた)。
己を亡くし、他の人を利する行動をしていると、他力の風が吹き、周りが助けてくれるということでしょう。
自分のため自分のためと思っていると、結局は自分のためにならないようです。
誰かのために誰かのために行動していると、回り回って自分のためになるようです。
”情けは人のためならず”
人に情けをかけることは回り回って自分のためになるとのことです。


「遊行の門」五木寛之著 ”遊び心で生きる/人々に手渡す”

2018-08-19 03:06:20 | 本の紹介
・人生を四つに分ける
 学生期/家住期/林住期/遊行期
・遊行期とは、人生の最後のしめくくりである死への道行きであるとともに、幼い子供の心に還っていくなつかしい季節でもある。ただ気の向くままに旅することではない。己の信じる道を深め、それを人々に手渡すための孤独な修行である。

・人生の苦に耐えて生き続ける意味
・この世は楽園でない
・「自分にはなにもない」と感じる時
・人は生きているだけで価値がある
・ウツの時代を「遊ぶ」
ウツの時代にこそ、人は遊ぶ。

・聖徳太子の言葉「世間虚仮(せけんこけ)」
 この世の中の現実は、ひどいものだ。嘘や偽りにみちていて真実などどこにもない。

・浮きつ沈みつ流れていいこう
・すすんで時代の色に染まる
・「遊行期」は死と遊ぶとき
 遊び心で生きることなのかもしれない。

・盛んなものは、必ず衰える
・大事なことはすぐ決せよ
・すべては必ず変わる
・いまの現実に生きる
・固い心はポッキリ折れる
・「萎えた心」「ウツウツたる気分」を抱えて生きる、そこに一億総ウツ時代に生きるヒントがありそうだ。

・明るさと暗さは、人生のパートナーなのであって、両方あることで成立すると考えたい。人は鬱を感じる瞬間があって、生きているといえるのだ。まず、鬱を親の敵みたいに敵視しないことである。鬱を得体の知れない怪物のように恐れないことである。人は鬱とともに生きるのだ、と覚悟することである。

・鬱を敵視し、それを悪と考えることをまずやめなければならない。鬱は現代人の正しい心のありようなのだ。それをまったく感じないような人こそ病人だろう。

・「衆生病むが故に吾病む」というのは、慈悲の「慈」の心である。衆生病み、世間も病む今、私たちの心が病まないわけがあろうか。日々、鬱を感じつつ生きることこそ、現代人における人間らしい生き方なのだ。

・死を想え
 「メメント・モリ」(死を想え)

・白隠「人間、死ぬ時は死ぬがよい」
・キェルケゴール「死に至る病とは、絶望のことだ」
・年をとることのおもしろさ
・日々「死」を体感しながら
・老いてこその発見

感想
遊行期。やりたいことに遊び心を持つ。
誰かから言われたからやるのではなく、自分がやりたいと思ったこと。

これまで得たことを社会に返すことなのでしょう。

スーパーボランティアと言われている尾畠春夫さん。
まさに65歳からは遊行期を過ごされているのでしょう。
周りの多くの支援をいただいたので、これからは社会にお返ししたいとの思いで行動されています。

支店長が部下にクイズ 不正解者は有休取れず "レベルの低い支店長を就けている会社のレベルは?”

2018-08-18 11:52:52 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180818-00000005-ann-bus_all 8/18(土) All Nippon NewsNetwork(ANN)

 自動販売機運営大手「ジャパンビバレッジ」の支店長が部下にクイズを出し、そのクイズに正解しないと有給休暇を取得させなかったとして従業員側が会社側に説明を求めました。

 クイズを出された従業員:「正直、これを正解すれば有給休暇が取れるんだと、取るチャンスがもらえるんだと正直、思いました」
 ジャパンビバレッジの従業員4人によりますと、おととし5月、支店長は「有給チャンス」というクイズを部下に出し、そのクイズに不正解だと有給休暇を取得させなかったということです。

従業員側は17日に会社側に説明を求めました。
 従業員側:「今、現時点で事実として認めるか認めないかお答え下さい」
 会社側:「こちらとしても初めてこうやって目にしますので」
 交渉の場にはクイズを出したとされる支店長も参加する予定でしたが、欠席しました。

今回の件についてジャパンビバレッジは現在、調査中としたうえで、「労使の主張は隔たりがあるが、今後も誠実に団体交渉を行っていく」としています。

感想
このような支店長がいる会社はどうなのかと思ってしまいました。
こういう時、会社がしてはいけないことは、支店長を守ることです。
守ると、会社が支店長と同罪になってしまいます。

事実関係は調べればすぐわかることです。
支店長が欠席した時点で、会社側の誠意が感じられません。

こういう会社は調べればもっと問題が出てくるように思うのですが?
電通は労災で自殺者をだし、労働基準監督署から指導を貰っていましたが、その後の対応がまずくて、まつりさんを自殺に追い込んでしまいました。
電通はまつりさんの上司をかばいました。
それが問題をさらに大きくしてしまいました。

ワタミは社長がTVに出て良いことを言っていました。
しかし、同じように苛酷な労働で自殺者を出してしまいました。
「ブラック企業」と烙印を押され赤字が続き、介護ビジネス売却や、ワタミ隠しの新しい名前の居酒屋展開をしています。
最初の対応を間違えた結果です。

ジャパンビバレッジも同じ轍を踏まれないとよいですが・・・。
まあ、こういう問題が起きるのは経営トップに問題があることが多いので、適切な対応は難しいかもしれません。
レスリング協会、日本大学、至学館・・・。

阿川佐和子さん「サワコの朝 中田久美さん」 ”食事も忘れるほど強くすることを考えて!”

2018-08-18 08:52:18 | 生き方/考え方
バレーボール女子監督。勝負前に“カツ”を食べる。同じものを自分で洗濯して着る。習慣化が大切なので。175cm。それでも小さい。188cmが日本で一番背が高い。世界は2mを越えている。
史上最年少15歳で全日本に選ばれ。オリンピックで銅メダル。1989年世界選手権ではベストセッターに選出された。
女子は一度シャッターを閉じられると難しいので、その前に対処する。

史上二人目の女子監督。2020年のオリンピックの監督。それまで5年間実業団の監督の経験があったが、全日本は重みが違う。

1曲目は「アタックNo1」。小学校の時。当時は水泳をしていて、それでオリンピックに行こうと思っていた。息継ぎが苦しかった。その時、アタックNo1を見て、こっちかなと思った。懐かしい。
当時、全日本クラスの選手は影響を受けたかと。母がママさんバレーをやっていたのもあったので、これかなと思った。

バレーボールを始めたのは中学1年から。もう少し強い学校でバレーボールをしたいと思い転向した。山田塾900人応募して17人が合格。山田監督は厳しかった。周辺に目をやるように。昨日と今日で周りがどう変わっているかに気づかないといけない。

監督にセッターをやるように言われた。アタッカーをやっていたので、性格もそちら向きだった。私は両利きと手が長かった。ハンドリングが上手かった。セッターは司令塔になる。3点先のことを考えてやっている。選手によって、調子の良し悪しがある。調子の良い選手を持続させるか。悪い選手をどう良くさせるか。監督いらないのでは?(サワコ) いらないです。監督の代わり。

ワールドカップセッターに選ばれた。それまでは顔の前で球をさばいていたが、私は上でさばいていた。今はそれが主流になった。金メダルを期待されていたので、銅メダルは、これは違うと思った。これだけ練習したのにとの思いが強かった。ナショナルチームは27歳までで辞めた。引退したのは心技体が崩れたから。辞めたとき、とにかく寝たいと思った。あっというまに6~7kg体重が増えた。そのときは、何をするかがなかった。そんなとき、父がガンで亡くなった。10月にガンが見つかり、欲念の1月に亡くなった。父に「自分の人生悔いない」と尋ねたら、「悔いない」。引退してから10年経っていた。それで指導者になるためにイタリアに行った。イタリアが女子バレーのプロ化した国。今は東京五輪のことで頭がいっぱい。食べることを忘れる。考えることが多くて。どうしたら強いチームになるか。どうしたらよいかを常に考えている。世界に勝てないと思っていることが今の選手に足りないこと。今でもメダルが取れる実力がある。でもメンタルが弱い。強い気持ち、つきあいと根性だと思う。選手の体調とか全てを見ている。競技に集中してあげたい。一度シャッターを閉じると、もうダメ。女性の場合は露骨に出る。閉じそうなときはごめんなさいよと入っていく。選手との距離感は保つようにしている。距離を開けすぎると他人事になる。選手に自分の考えは聞いてもらっている。選手からから「がんばりましょう!」といわれることもある。毎年大きな大会がある。今年は9月に世界バレーがある。

2曲目は四葉「慰めの海」。ヒーリングの曲。寝られなくて知った曲。眠りにいざなってくれる。いくつかの曲が入っているが最後まで聞いたことはない。それはよいこと(サワコ)。いろいろ背負っているのね? 好きなんだなと思う。選手の笑顔を見たときは嬉しく思う。30秒後には冷めているけど。

感想
やはり努力するなら、好きなことで努力したいです。
それを見つける、出逢えるかどうかも大きいですね。

いつもオリンピックのことを考えていて、食事も忘れることがあるとのこと。
どんなことも、そこまでやれば一流になれると思いました。

「ブッダが教える意志力の鍛え方」アルボムッレ・スマナサーラ著 ”善なる目的を強く持つことが意志が強まる”

2018-08-17 01:35:08 | 本の紹介
・「~したい」「~しよう」という思いが、「意志」なのか「欲」なのか。この違いをきちんと理解することが、意志を強化するときには非常に大切なことです。

・もし、病気で苦しんでいる家族や友人を助けたいという願いがあるのなら、ただ願うだけでなく、助けたいという「意志」をもち、看病する、鉱物を作って届けるといった自分にできることを一生懸命やることが必要になってくるかもしれません。行動に移し、それを続けていくことで、一歩一歩願いに近づいていくのです。

・結果というのは自然法則によって現れるもので、期待した結果にならなくても、努力は無駄になったわけではありません。

・理性の脳を正しく成長させることができたならば、感情に振り回されることはなくなります。ダイエットしなくては、という問題さえも起きません。ダイエットしなくてはいけないと決めた時点で、原始脳の命令で生きてきた証拠です。ということは、理性の脳が弱いのです。ダイエットすることに決めても、途中で断念することになるのです。つまり、理性が勝つか、感情が勝つか、ということです。自分の意思が弱いのは、理性より感情を優先してしまうからなのです。

・原始脳を自由勝手に機能させていると、好きなことしか行動に移さなくなります。

・身体を健康に保つことは欲の感情が引き起こした行動ではなく、まわりの人々に最小限の迷惑をかける慈しみの生き方であると理解すれば、ダイエットは大げさな問題になりません。

・ダイエットというのはあくまでも“道具(ツール)”として、人格を向上させることをめざす、精神的にもダイエットされたスマートな人間になることをめざすのです。欲がなく、怒りがなく、我儘さもない。そして、よく笑い、まわりに優しく、自由に解き放たれた、心にも重さのない人間になるということ。

・正しい目的が定まれば、自分がするべきことの優先順位が決まってくるので、やめる力を強化しなくても、必要のないことは自然にやらなくなるのです。

・何かに依存している人は、まず、自分は「病気」だと自覚しましょう。病気というのは、病気になったのが悪いということではなく、治療するもの、緩和するまで手当てをするべきものです。

・私たちの身体は老化し、死へと向かっていくことに変わりはありません。しかし、意志(心)だけは違います。意志だけは時間の流れによって老化したり、弱くなったり、腐ったりすることはありません。意志も常に不安定で、安定を求めて変化をし続けていますが、意志は強化することができます。それも、老化や退化といった悪い方向ではなく、よい方向へと強化し、育てることができるのです。

・もし、今のあなたがひどい目に遭っているとしたら、それは、信仰的な、またはスピリチュアルな意味でのカルマ(業)を背負っているのでも何でもなく、今まであなたが生きてきた結果がそこに出ているということなのです。

・理性があれば、かなわない希望をあきらめるはずですが、無知があるのであきらめません。何としてでも、自分の希望がかなうようにと願います。これは、悩み、苦しみが増える悪循環です。このような生き方を、仏教的に「悪・不善」といいます。意志は貪瞋痴(とんじんち)とも組んで活動するので、存在欲は悪循環に代わってしまいます。

・俗世間でよく行われる、たとえば会社で行われるビジネス研修などの「意志強化術」は、人の欲や怒りの感情をかき回して、人々をはたらかせるものです。その目的は、もっと効率よくはたらかせるにはどうしたらいいか。いかに売り上げを伸ばすか、営業成績を上げるか、会社に貢献させるかなどなど。

・仏教の瞑想は、俗世間の欲を捨て去るために行うものです。心が「善」で満たされるために行います。ですから、仕事の能力を発揮したいという欲を目的に瞑想を行っても、善と欲という正反対の意志と意志がぶつかり合って、結果は出ないのです。

・感情で生きていると、判断能力がなくなります。「意志が弱い」ということは、理性でこうしようと決めたことを実行に移すときに、「好き・嫌い」という原始脳から生まれる感情が入り込んできて、その感情に惑わされるということです。

・善の行動を毎日行っていると善の心所が強化されるため、善心所と組み合わさってはたらいている善の意志が自動的に強化されていくのです。意志というのは、細くて弱い朝顔のツルのようなものです。細くて弱いから、ツルだけではなかなか空に向かって(よい方向に向かって)伸びていくことができません。そこで、ツルの横に木の棒を一本添えてあげると、ツルは棒に沿って伸びて行きます。この木の棒が、善心所です。

・自分が「目的」と設定することが善か悪かを判断するときは、
 「きちんとした理性をもっている人から批判されない」
 「行ったあとに自己嫌悪に陥らない」
 「後悔することにならない」
 「よい結果になると期待できる」
 といった条件をクリアしているかどうかを検討してみます。

・目的を決めないと、意志は揺らいでいきます。「意志が弱い」という人の中には、自分では気がついていないかもしれませんが、目的がはっきりしていない場合も多くあります。意志を強くする前に、明確な目的を設定することは、欠かせない仕事なのです。

・目的をしっかり定めて、そのために生まれた意志は全うさせる。そして、また次の目的を設定して、それを全うさせる。生きるとは、日々、そうした目的設定と達成の連続をくりかえすことなのです。目的を正しく設定し、脳が本気で達成しようと思っているかどうかという問題です。目的を本気で設定すれば、意志がついてきます。

・当たり前のことは、価値ある目的になりません。
・「趣味」を人のために役立つことに変えます。
・いつもの目的に「人の役に立てるか」という視点をプラス
・「運動する」目的に「心の成長のため」にという要素をプラス
・十分過ぎるお金は、世の中に循環させましょう

・意志をもちこたえさせるヒント
 ・「やるべきこと」を分割しましょう
 ・すべきことは何としてでも一つに
 ・実践することは「一つの時間に一つ」

・意志を強化する三つの「元素」
1)行動を開始する力;とにかく始める
2)続ける力;一つの仕事が終わったら、すぐに次はこれ、次はこれと続けていく。
3)乗り越える力;何事にも、小さな障害がいつくもあるのが当たり前

・没頭する力;あなたが今やっていることに没頭できているか

・意志の強化に必須の「四神足」
1)意欲;「~したい」「~になりたい」
2)精進;挑戦する価値があると思って行動する
3)観察の力;智慧を育てる
4)認識の力;どう生きるか

・人生が変わる意志の磨き方
 ・同じ意志をいつまでも強化しない(行う大きさに合わせて)
 ・目的を成し遂げ本当の意味
 ・精進も仕事に合わせて終了します
 ・意志強化の最終目標は解脱

・慈悲の瞑想
1)私の幸せを願う
2)親しい人の幸せを願う
3)生きとし生けるものの幸せを願う
4)自分の嫌いな人、自分を嫌っている人の幸せを願う

・面倒になっていまったら
 ・面倒くさいからこそ、やってみる価値があります。
 ・失敗してもいいから毎日続けます。

感想
仏教は宗教というよりも、自分を管理するための究極の技法のように思います。
日本の仏教では、南無阿弥陀仏とか南無妙法蓮華経と唱えることでご利益がある念仏仏教もあります。
これは心を謙虚にして阿弥陀如来に人生を委ね、”亡己利他”(己を忘れ他人を利する)の実践なのでしょう。

それが心を穏やかにし幸せを感じるのでしょう。