平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

おかしな二人~居場所は必ず見つかる

2011年05月22日 | 洋画
 善意でやっているのにすべてが裏目に出てしまう人っていますよね。
 この作品のフェリックス(ジャック・レモン)がそう。
 清潔好きで家事が得意で、やりくり上手。何でもキチンとしてなければ気が済まない。
 でも彼の妻はそれを息苦しく感じて、離婚を言い出す。
 同居することになった友人のオスカー(ウォルター・マッソー)もフェリックスがキチンとしているのに我慢が出来なくなる。
 「俺は床にほこりが落ちているのが落ち着くんだ! ジャンクフードが好きなんだ! 放っておいてくれ!」

 こうしてフェリックスはどこにも居場所がなくなる。
 まわりから自分を否定され、拒否されて、自殺を考える。
 人が一番つらいことって、世界に自分の居場所がどこにもないことなんでしょうね。
 それが自分が誠心誠意、相手のことを思ってやったことなら、尚更。

 さて、こんな状況を脚本ニール・サイモンはどう救うか?
 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、こんなフェリックスに居場所が見つかる。
 フェリックスを受け入れてくれる人が出て来る。

 自分の居場所。
 それが見つからなくて苦しんでいる方にはぜひ見て欲しい作品だ。
 生きていれば、いずれ居場所は見つかる。いいことが必ずある。


コメント
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