平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ラッキーセブン~輝と駿太郎、平成の名コンビ誕生か!?

2012年01月17日 | 推理・サスペンスドラマ
 俳優さんで愉しむ作品でしょうね。
 松本潤さんの時多駿太郎と瑛太さんの新田輝が反目し合いながら事件を解決していく。
 アンダーグラウンドファイトのふたりの格闘は見応えがあった。
 格闘の力量では明らかに輝の方が上だが、気力と渾身の一撃で一発逆転を狙う駿太郎。
 この対比の面白さ。
 選手控え室に潜入するのでも、輝はすぐに見つかって身体テストを受けることになってしまうのに、駿太郎はスルーして簡単に入り込めてしまう(笑)。
 輝は過激で相手を気絶させてリングに上がろうとするのに、駿太郎は「殴られ屋の登場は最後の方が面白いでしょう」と言って言葉で対処する。
 「傷だらけの天使」とか「俺たちの勲章」とか「トミーとマツ」とか、現在では「相棒」とか、ふたり組の探偵・刑事のドラマは多いが、駿太郎と輝のコンビもいい感じ。
 平成という名コンビという感じもする。
 
 仲里依紗さんのファンの僕としては、旭淳平(大泉洋)と水野飛鳥(仲里依紗)のかけ合い漫才がツボ。
 駿太郎が女性とホテルにいるのを確認して旭は「三時間も!」と怒る。するとすかさず飛鳥が「うらやましいんですか」(笑)。
 アンダーグラウンドファイトの会場に入り込むときは、「いい男はここにもいるだろう」と言った旭に対し、飛鳥は「そういうボケはいりませんから」(笑)。
 上手いですね、仲里依紗さんはツッコミが。
 こんなやりとりもあった。
 駿太郎の人物評価をした時の旭と飛鳥のコメント。
 「かっこいいけど」「無職で人妻と不倫なんて」
 ふたりで声を合わせて「ダメ男選手権の優勝候補よね~♪」
 旭と飛鳥はなんだかんだ言って仲良しなのだ。

 このように「ラッキーセブン」は安心して見られる楽しい作品だが、ドラマとしては引っ掛かるものが少ない。
 「依頼人の事由にいちいち首突っ込んでたらやってられないよ」というプロの探偵たちに対し、駿太郎が「ただ見てるだけで、お前ら、それでいいのかよ? それが探偵って仕事だったら、俺は無理だわ、やってらんねえよ」とリアクションするのは、よくあるドラマのパターン。予測が出来る。
 ドラマとしては深くない。
 <軽妙なやりとりの愉しさ>と<ドラマの深さ>は両立しづらいのはわかりますが、このあたりが今後の課題のような気がします。


コメント (4)
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