「官兵衛、わしの味方になってくれ」
村重(田中哲司)は不安で弱気になっていたんでしょうね。
信頼する官兵衛(岡田准一)が「毛利は織田には勝てない」と言っている。
愛するだし(桐谷美玲)も同じことを言っている。
一番味方になって支えてほしかったふたりからの否定的な言葉。
村重にとっては耐えられないことだったと思います。
人生は選択の連続でもあるんですね。
高山右近(生田斗真)は<武門>か<信仰>かの選択を迫られた。
黒田職隆(柴田恭兵)は<織田>か<小寺>か、<松寿丸>か<官兵衛>かを求められた。
いずれも何かを失う選択。
そして、この判断基準は個人が何を大切にするかで変わってくる。
職隆は<黒田の家が残ること>を一義にした。
右近の場合は、家よりも<神>を大切にした。家を捨てキリシタンとして信仰に生きようとした。
中川清秀のように「強きにつくのが乱世のならい」という価値観で生きる人間もいる。
というわけで
人はこんなふうにさまざまな価値観で生きているから、ぶつかり合い、憎しみ合い、世の中から争いが絶えないんでしょうね。
そして個々人はそれぞれに小さくて無力。
大きな時代の流れの中で簡単に押し流される。
そんな無力な人間が出来ることは、ラストシーンのだしのように、ただただ祈ること。
ラストの<祈り>のシーンは、神々しくて、光に溢れた実に美しいシーンでした。
村重(田中哲司)は不安で弱気になっていたんでしょうね。
信頼する官兵衛(岡田准一)が「毛利は織田には勝てない」と言っている。
愛するだし(桐谷美玲)も同じことを言っている。
一番味方になって支えてほしかったふたりからの否定的な言葉。
村重にとっては耐えられないことだったと思います。
人生は選択の連続でもあるんですね。
高山右近(生田斗真)は<武門>か<信仰>かの選択を迫られた。
黒田職隆(柴田恭兵)は<織田>か<小寺>か、<松寿丸>か<官兵衛>かを求められた。
いずれも何かを失う選択。
そして、この判断基準は個人が何を大切にするかで変わってくる。
職隆は<黒田の家が残ること>を一義にした。
右近の場合は、家よりも<神>を大切にした。家を捨てキリシタンとして信仰に生きようとした。
中川清秀のように「強きにつくのが乱世のならい」という価値観で生きる人間もいる。
というわけで
人はこんなふうにさまざまな価値観で生きているから、ぶつかり合い、憎しみ合い、世の中から争いが絶えないんでしょうね。
そして個々人はそれぞれに小さくて無力。
大きな時代の流れの中で簡単に押し流される。
そんな無力な人間が出来ることは、ラストシーンのだしのように、ただただ祈ること。
ラストの<祈り>のシーンは、神々しくて、光に溢れた実に美しいシーンでした。