平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

安倍晋三事務所が移民に反対する保守青年に一喝!~意見があるなら選挙に出ろ!

2014年05月24日 | 事件・出来事
 移民受け入れに反対する保守青年が、衆議院の安倍首相の事務所に電話した時のやりとりが一部で話題になっている。

 真剣に移民受け入れを反対する青年に職員は、
「自民党を支持している人が反対していると言うが何人の意見ですか? 印象ではないですか?」
「ご意見があるならあなた自身が選挙に出ればいいじゃないですか?」
 といった主旨のことを発言。

 青年が選挙に出るための供託金300万円が払えないというと、
「供託金のために本気でお金を貯めたことがあるんですか?」
「一生懸命貯めれば300万くらいすぐに貯まりますよ」

 青年が「今、国民全体が疲弊していて300万貯めるのは大変」と訴えると、
「国民全体が疲弊しているんですか? あなたのわかっている範囲で言っているんじゃないですか?」
 といった主旨の逆ギレ。

 実際のやりとりはYoutubeのこちら
 生々しくて、結構面白いです。
 現実はドラマより面白い?

 このやりとりで言えることは、あくまで個人的な意見ですが、
 <自民党は青年のような人間に対して政治をしていない>ということ。
 安倍首相をはじめとする主要な自民党議員が、二世三世の<おぼっちゃん議員>であることが示すように、底辺の暮らしをする人間のことなど考えていないということ。
 上の連中は上の連中どうしでつるんでいる。
 何しろ消費税はあげて、企業は減税ですからね。
 現在は残業代もなくそうとしている。

 一方、電話で話している安倍晋三事務所の言うことも<オトナの意見>としてはわからないわけではない。
 オトナが言っていることは要するに
「甘えるな」
「個人の思いを大多数の意見のように思い込むな」
「本気で自分の思っていることが正しいと思っているのなら、リスクを負う覚悟を持って取り組め」
「何でも他人がやってくれると思うな」
 ということ。

 これらを僕なりに翻訳すれば、<個人として自立しろ>ということ。
 国家とか大きなものに自分を委ねれば、それは楽ですよ。
 日本という国が軍事的にも一流国家になれば、現在の惨めな自分も優越感に浸れるし、舐められずに済む。
 でも、それは幻想なんですよね。
 国家が偉くなっても、現実の自分の惨めな生活は変わらない。
 それはワールドカップで日本が優勝しても自身の境遇は何も変わらないのと同じ。
 だからこそ大切なのは、個人が自立して、どんな小さなことでもいいから自分自身に誇りを持つこと。

 電話の青年は純粋ですね。
 純粋にオトナを信じている。
 そんな純粋さを利用して、オトナはほくそ笑んでいる。
 こんな青年はいずれはダマされて戦場に行くんだろうな。

 はやく自立して、オトナを批判できる人間になってもらいたいと思います。

コメント
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